他のお父さんは貰ってないであろう 子供からの手紙
どうも、モンスターエンジンの西森洋一、41歳、芸人です。
毎日、日記をつけています。 今日はその中から一つ。 このような日記を集めた本『超人間観察』発売中。 宜しくお願いします🙇🏻
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三歳半息子は、既に小さなヤンキーだ。
グレることを可能にする程、ガタイが良くないだけで、、
僕の予想では、小5にもなれば、、
キッチリと、ヤンキー語録だけを発し、喧嘩に明け暮れるだろう。
何故そう思うか。 それは、なにせ曲げないからだ。
自分がこうだ、と思ったら何が何でも、自分の否を認めない。
つい先日、リビングで息子と、キャッチボールをしていた。
僕が投げたボールが、息子の顔面に当たった。中々の勢いで当たった。
、
かなり痛そうだった。
しかし、泣かない。 即、泣いてもいい様な激痛のはず。 しかし、泣かない。
優勝したお相撲さんみたいに、歯を食いしばり、泣くのを我慢している。
そして、こちらを睨んでいる。
当然、僕は、わざとやった訳ではない。 しかし、こちらを睨み続けている。
「大丈夫か? ちょっと休憩するか?」 聞くが、息子は何も答えない。
すると息子は、ゆっくりと歩を進め、ボールを拾った。
そして、先程までの3倍の球速で、僕の顔面を狙って、投げて来た。
びっくりした。 やめさせようとする。
「パパ、わざとしたんちゃうやん! あっくんが取れへんから、顔に当たったんやろ!」
息子は、何も言わない。 瞼に黒目がめり込むほど、睨んできている。
僕、普通に返球。 すると息子、またも僕の顔面を目掛け剛速球。
そこから30球ぐらいは、全力で僕の顔面を狙ってきた。
怖い。 その、気に入らないものは全て排除する感じ、、怖い。
絶対に、ヤンキーになる。
♦︎そして今日の夕方。
息子から手紙をもらった。
息子が口頭で述べたものを、姉である六歳ムスメが、綴ってくれたのだ。
息子は、まだ字がかけない。 なので二人で協力してくれた、嬉しい。
読んでみる。
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パパいつも、ありがとう。 アックンよりも、つよいね。
パパだいすき、ありがとう。 パパまた、おてがみちょうだいね。
また、おもちゃかってね。 また、かたぐるましてね。
パパ、ちからつよいね。
さんがつ、ついたち、ドラえもんのえいが、いこうね。
また、かいゆうかん、いこうね。
アックンより。
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所々に、自分より力が強い僕への「嫉妬」が混ざっている。
冒頭の文。
♦︎パパいつも、ありがとう。 あっくんよりも、つよいね!
二言目からもう、強さについて書かれていた。
♦︎また、かたぐるましてね。パパちからつよいね。
三歳の子供の手紙に「強い」という言葉が二回も入っている。 とても不自然だ。
普通は「力持ちのパパが、大好きです」などではないのか?!
それをうちの息子は ♦︎パパちからつよいね。 ときている。
今はまだかなわないけど、というニュアンスを入れている。 恐ろしい。
絶対に、ヤンキーになる。 確定だ。
おやすみなさい。