『子どもの才能の伸ばし方』から学ぶ子育てのマインド
こんにちは、げんきです。
本日は、こどもの日!
ということで、育児本の読書感想文です。
産院や行政で配られる冊子以外に、育児本といった本を読む機会は少なかったのですが、二人目もでき積極的に読むようになりました。
子育てに正解はない、とよく言いますが、親としての選択肢を一つでも増やせるようにインプット(+実践)は継続していきたいと思います。
今回その第一弾
『モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方』
自身のお子さんもモンテッソーリ教育を受け、乳幼児育児教室も開かれている、伊藤美佳さんという方によって書かれた本です。
オリラジあっちゃんのYouTube大学でも紹介されています。
では、本の内容にいきたいと思います。
子どもの取る行動は「才能を伸ばすため」
著書では、以下のように書かれています。
・子どもの取る行動は、根っこに「能力を伸ばしたい」という欲求があります。すべては、成長のため。
・親が子どもの行動を禁止したとき、子どもは怒ったり、泣いたりすることがあります。
(中略)
「もっと能力を使わせてよ!」「もっと能力を引き出してよ!」という子どもの切実な訴えなのです。
大人の感覚では、遊び=楽しむために行っているもの、やめさせられて怒るのは単にダダをこねているだけ、と映るのではないでしょうか?
私にとって、子どもは時間とともに勝手に成長していくものと思う部分もありました。
子どもの行動の裏に「能力を伸ばしたい」という欲求がある、とは目からうろこの考え方でした。
能力を身につけるかどうかを決めるのは、子ども自身
著書の中では、
「能力を身につけるかどうかを決めるのは、子ども自身」と続きます。
それぞれの能力を伸ばすのに最適な時期、つまり旬があるということです。
(学問的には、デ・フリースという生物学者が発見し、「敏感期」と名付けられています。)
子どもが興味を持たないということは、「いまはその時期ではない」と判断したほうがよさそうです。
逆に、それぞれの能力を伸ばすのに最適な旬の時期を逃してしまうと、その能力が身につかなくなってしまうことさえあるそう。
例えば、ずりばいやハイハイの期間が短く、つかまり立ちなどで早期に歩いてしまうことで、必要な筋力や体幹が鍛えられないケースが紹介されています。
結果、幼稚園に入ってからも、まっすぐ立っていられない子や長時間座ることができない子が増えているそうです。
早く成長が見たいと思う気持ちは親のエゴ
子どものペースでじっくりと成長していくことが重要なんですね~
イタズラは成長のサイン
また、著書ではイタズラの重要性が特に強調されています。
>>「能力をのばしたい」からイタズラをする
「子どもには敏感期があり、今伸ばしたい能力がある」ということを知っておくと子どものイタズラに対しても見方が変わってきます。
「今、この子は(親にとって何かはわからなくても)○○の能力をのばしているんだなあ」
という目で子どものいたずらを見ていきましょう。
それができれば、イライラすることは減っていくと思います。
私の例でいえば今までなら、
「遊ぶならおもちゃで遊んでほしい。片付けるのが面倒なお米や小麦粉、サランラップで遊ぶのはやめてほしい。」
と思っていた台所のイタズラも、能力を伸ばす大切な行動だと思えれば、
「お米で遊ぶなら存分に遊びなさい。散らばってもいいように、下に新聞紙を引いてあげよう。」
と、考え方を変えることができます。
(紙の新聞を取っていないので、今日は普段読まない読売か毎日でも買ってきます。)
振り返れば、ティッシュをすべて引き出されるのを「あーあ」と言いながらも見守っていた妻(引き出されたティッシュはジップロックへ収納)や、それでは掃除が大変だからと布をつなげた手作りのティッシュもどきおもちゃと作ってくれた私の両親は本の内容を地で行っていたということですね!!
やっと追いつきました・・・(反省)
主体・主権は子どもにある
つまるところ、
・子どもは不完全なのだから、親がやってあげないと何もできない
と考えるのか、
・子どもには子どものペースがあって、その中で生きている。
すべきことを、自分で選択をすることができる
と思えるかどうか、がポイントだと思いました。
(会社でいえば新人・後輩に対して、福祉・介護でいえば障がい者や高齢者に対してもそのようなマインドは大切な気がします。)
子どものペースを大切にする。
本人の思いを尊重する。
その裏に自身の成長への思いがあることを理解する。
まずは目の前の本人をしっかり見てあげたいと改めて思います。
仕事で忙しかったり、夜泣きで寝不足だったり、ダダをこねられたりしてそれどころではなくなってしまうというのも、本心。
まずは、精神力を鍛えるところから…笑
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