ワーママ使えない。
時短勤務。
二児の母。
仕事が炎上した。
料理をする時間も気力も体力もないから、こどもたちには3日連続でコンビニで買ってきたパンやパスタを与え、買い置きの食材は随分無駄にしてしまった。
下の子には延長保育を頑張ってもらっていた。が、疲れが溜まったこともあるのかついに彼は熱を出してしまったのだった。
夫に看病を頼める日もあったが、夫にも夫の仕事の都合があるので連日は厳しい。
こういうときばかりは「やはり仕事と育児の両立は厳しいんだろうか」という考えが頭によぎる。
また、仕事が炎上しているなか家庭の都合をどこまで押し通せるのかと思う。
小さなこどもがいるから仕事をセーブしてほしい、なんて言ったら評価に関わるのだろうか。
そもそも仕事をセーブすることは自分の望みなのだろうか。
なによりそんなことを言って、「これだからワーママは使えない」なんて思われたら悔しくて泣きそうだ。
そんな話を他の人にすると、「今は我慢のとき」とか「出世したいの?(でなければセーブした方が良い)」とか言われる。
我慢。なにを?
出世。そういう話なのか?
書き出すうちにだんだん頭の整理がついてきたが、自分がどうしようもなく嫌なのは「ワーママ使えない」と思われることのようだ。
別にバリキャリになりたいわけではなく、制約された条件下でも、役に立ちたいのだ。
そこで私の行き着いた答えは、残念だが「炎上する職場ではワーママは使えない」だ。
ワーママの優先順位は仕事よりも家庭の方が上だからだ。
そうするとワーママを雇うメリットなんて企業側にないじゃないかと悲しくなる。
強いてメリットをあげるとするなら、職場に多様性を生み出すことだろうか。。
多様性を生む。
だからワーママは、他の社員と同じ働き方をしてはいけないのだ。
ワーママとしての働き方を企業側に示さなければならないのだ。
そうすることで、リモートワークやフレックスなど、ワーママだけでなく他の社員にも喜ばれるような制度が整うかもしれない。
そうすることで、属人化する業務を減らそうとする意識が職場に根付くかもしれない。
ノウハウが横展開されるような文化が芽生えるかもしれない。
トラックナンバー1のような配属もなくなるかもしれない。
多様性を享受できるような、炎上しないような職場をつくるべく、環境改革していくことがワーママの使命なのだきっと。
とか言いつつ目の前の仕事は炎上してるのでそんなの戯言だし、環境改革とか並大抵のエネルギーとメンタルじゃできるもんでもないし、最初から炎上と切り離された職に就くのが安牌であると思う。