食事はチャレンジの機会!
食べられない
私は飽きっぽい。
食事ですら途中で飽きてしまう。
冷凍パスタを、解凍したはいいが飽きて食べきれず冷蔵庫に放置、なんてことは日常茶飯事である。
私は基本的に、ひとりで食事をとるとき、食べているものに注意を向けていない。
いつも作業しながら、スマホを見ながら、食べているのである。
そして何か思いつくと、それを優先してしまう。
例えば、パソコンでする作業を思い出し、手をつける。
ある程度落ち着いた後、ふと見ると、冷たくなって乾燥したパスタがそこにいるのである。
もはや食べる気はせず、それでも捨てるのは忍びなく冷蔵庫に閉じ込める。
そういうわけで、冷蔵庫には私に忘れられてしまった食べ物が身を寄せ合っている。
それを見ると、いつも罪悪感が湧く。
ごめんね、食べてあげたかった。
でも、食べられないのだ。
無理に食べると、気持ちが悪くなる。
食事は、面倒くさいもの
もともと、私は食が細い方である。
昔からあまり食べない子だったと、聞いた。
それに加え、出されたものは食べなさいという家の方針で、食事はあまり楽しいものではなかった。
食事は、面倒くさいものだった。
野菜と油物が苦手で、サラダ、揚げ物、焼き肉…
ハンバーグでさえも、好きではなかった。
みんなが好きな、菓子パン、クッキー、ケーキなんかも嫌いだった。
嫌いでも食べることはできるから、出された時には美味しそうに食べるふりをしていた。
食べなくてもいい一人暮らし
その後、大学に入り、一人暮らしが始まった。
なんでも食べていい、食べなくていい環境が、嬉しかった。
お菓子は日持ちするし小分けだから、便利だとわかった。
コンビニは選択肢が少ないから、消去法で食事を決められて楽だとわかった。
自分で料理もやってみた。
自分好みの食材や、味付けがわかってきた。
お菓子作りは特別な感じがして楽しかった。
また、友達と一緒にだと、案外食べられるものが増えてきた。わいわい言いながら料理を作るのも、楽しかった。
わかったことは、
お店の手作りのクッキーは美味しい。
焼肉はタンなら食べられる。
豚肉って、鍋に入れたら美味しい。
野菜は…難しい!
など。
何より、無理に食べなくていいよと言ってくれる友達が嬉しかった。
チャレンジの機会がたくさん
今でも、食事は面倒だと思う。
もっと効率的に栄養素だけ取れたらなとか思うこともある。
でも、誰かと料理や食事をすることって楽しいし、食べられなかった食べ物だらけだから、チャレンジの機会が溢れている。
ちょっとずつ、食べられるものが増えてきている。食べられるものが増えると、楽しみが増える気がする。
来年は、もっとたくさん色々食べてみよう!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
おまけ・今年チャレンジした食べ物
カツ丼→めちゃくちゃお腹空かせればなんとか。
エビの天ぷら→ダメだった。
モツ鍋→おいしい!
チーズケーキ→嫌いだったのが嘘のようにどハマり。だが自分で作りすぎて飽きた。
スフレパンケーキ→ふわふわが楽しすぎて泡立て器を買って極めた。最高。