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立命館を蹴って、東大を目指した話⑫(転換期編 第二章)

立命館を蹴って、東大を目指した話⑫(転換期編 第二章)

⑪は下のリンクから

第二章

5.跋扈
   9月下旬。店長不在の中、営業は行われていたが、ようやく新しい店長が決まった。
   それは料理長だった。
   そして、店長に就任したこの日を境に、本性を現した。以前よりもさらにシフトを削るようになった。僕たちに何の相談もすることもなく、勝手に。しかも、めちゃくちゃ削られている人と、まったく削られていない人がいて、流石にいい気がしなかった。

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立命館を蹴って、東大を目指した話⑪(転換期編 第一章)

立命館を蹴って、東大を目指した話⑪(転換期編 第一章)

⑩は下のリンクから

第一章

1.不穏

   新しいバイト先。一品の値段は、王将の約3倍。世間一般的に考えると、文句なしの高級中華料理店だ。
「また中華かよ! どんだけ中華好きやねん!」
   そんな声が、どこからか飛んでくる気がする。いや、これも何かの縁なのかもしれない。

   ホールは、男性4人(うち1人は店長)、女性13人。キッチンは7人で、うち1人がアルバイトの女の子。僕と友達

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立命館を蹴って、東大を目指した話⑩(西成編)

立命館を蹴って、東大を目指した話⑩(西成編)

⑨は下のリンクから

キッカケは友達の紹介だった。

1月6日。
いつものように友達と集まって喋っていた。
その時に、僕の将来についての話になった。

A「このままニートはマズいやろ笑」

B「最近、バイトとか探してるん?」

ワイ「……」

A「じゃあ、俺の友達がおる王将で働く?」

ワイ「えぇ......なんかしんどそう」

A「いや、もうとりあえず働いてみよ! 今から店に電話するで!」

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