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ヨーガを学ぶ - 2

前回の記事はこちらから↓

現在GAIA BOOKS様の「アシュタンガ・ヨーガ実践と探究」という本からヨーガについて学んでいます。

カタカナが苦手なため、読んで理解するまでに時間がかかります。
しかし、時間がかかるからといって流し見するようでは元も子もありません。
じっくりと内容を噛み砕き、noteにアウトプットすることで理解を深めるためのシリーズです。

ヨーガ哲学を単に哲学、ヨーガのアーサナやヴィンヤサを実践と表記しています。


アシュタンガ・ヨーガ実践と探究

用語

・パタンジャリ

古代インドの賢者であり、特に『ヨーガ・スートラ』を編纂したことで知られる。ヨーガ哲学の基礎を築いた人物として、インド哲学やヨーガの歴史において非常に重要な存在である。
とにかくすごい人。

・T.クリシュナマチャリヤ

シュリ・K・パタビジョイス氏らの師であり、『近代ヨガの父』と言われる。(1888年〜1989年)
長生き。

・ラーマモーハン・ブラフマチャーリ

クリシュナマチャリヤの師。インドの伝統的なヨーガと哲学の学問における重要な人物である。

・ヨーガ・コールンタ

簡単に言えば「ヨーガ・スートラ」の実践版。アーサナ(ポーズ)、プラーナーヤーマ(呼吸法)、そしてヴィンヤサ(呼吸と動作の連動)といった具体的なヨーガの実践に関する技術的な指導が書かれていたとされる。理解が困難らしい。実践のテキストではあるが、後述の「ヨーガ・バーシャ」の内容も含まれていたらしい。

・ヨーガ・バーシャ

「ヨーガ・スートラ」の注釈書。スートラの内容を補足している。

・アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガ

T. クリシュナマチャリヤからK. パタビ・ジョイスに伝えられたヨーガの実践スタイルで、特にアーサナ(ポーズ)とヴィンヤサ(呼吸と動作の連動)を中心とした動的なヨーガのシステム。

・バガヴァッド・ギーター

ヒンドゥー教の中心的なテキストであり、人間の生き方、義務、信仰、知識、献身についての深遠な教えが詰まった対話形式の哲学書。
仏教で言うところの経典みたいなもの。ヨーガについても言及している。

・ヨーギ

ヨーガの実践者や修行者を指す言葉。ヨーギは、ヨーガの教えや技法を日常生活に取り入れ、心身の調和と精神的な成長を目指している人々のことを意味する。男性はヨーギ、女性はヨーギーニとも呼ばれる。


はじめに

ここからは「アシュタンガ・ヨーガ実践と探究」と連動します。
内容を載せることはできませんが、学んだこと感じたことをあげていきます。前回は、「ヨーガ・スートラとヴィンヤサ・システムは、コインの裏表である」まで学習しました。


アシュタンガ・ヴィンヤサ・システムの再発見

「ヨーガ・スートラ」:哲学のテキスト
「ヨーガ・バーシャ」:スートラの補填的なテキスト
「ヨーガ・コールンタ」:実践のテキスト、バーシャも含まれていた。
コールンタ(実践)にバーシャ(哲学)が含まれて1冊になっていたから、本来はアシュタンガ・ヨーガ(哲学)とアシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガ(実践)は別々のものではなかった。

要するに
歴史的なヨーガの師たちも「実践と哲学両方とも理解深めておけよ」と言っている。
ポーズだけ練習してても内面的に繋がりを持たないから「6つの敵(欲望、怒り、食欲、幻想、心酔、ねたみ)」が魂の周りに形成されちゃうよ。
どっちもちゃんとやれば魂には自由がもたらされるよ。
哲学だけもただの理論になっちゃうから、実践して哲学を自分のものにしようね。


現代におけるアシュタンガ・ヨーガの妥当性

一日2時間の実践で良いというのは確かに隠遁者でないものからすると取り組みやすい。現代日本で一日2時間を捻出するのは難しいかもしれないが、こここそミニマリストの本領発揮するところ。

要するに
ヴィンヤサ・ヨーガがスートラを表現する現存する形態の一つ。
ヨーガ・コールンタを書いたヴァーマナが現代でいう社会人のために考えたものがヴィンヤサ・ヨーガ。一日に約2時間実践すればいい。
ヨーガの中には一日中瞑想できる隠遁者のために考えられたものもある。
「バガヴァッド・ギーター」にもあるけど、見た目は社会人でも中身は自由なのがヨーギ。

次回

ヨーガの八支則などについて学んでいきます。
ゆっくり焦らず噛み砕いて理解を進めます。

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