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知らないと危険⚠『消費者のエステティックに対する”素直な気持ち”』分析。


【プロローグ】

私の周囲の人に「エステに行ったことある?」と質問すると、意外と「行った事がない」と回答する人が多かった

それぞれ立場変われば、その回答や利用率についても差は当然起きる事でしょう。ただ、私の友人に同じような質問を、周囲にしてもらいたいと依頼したところ、10人中2人で20%程度だったとの事でした。

ひと昔のエステティックサロンは、路面に店舗が無く、雑居ビルの一角や、2階以上に開業し、人の目を気にされるお客様に配慮しての展開だと思われるのですが、この数年に至っては、エステティックサロンは敷居が低くなったイメージもありましたので、利用率の低さに少し驚いた

もっと詳細を知りたく調べていると、この利用率について調査をしている会社が存在しました。

中小のエステやリラクゼーションサロンなど美容健康関係の店舗・企業向けにコンサルティング事業を行うアイファイン株式会社様は、2023年5月、全国の20代~60代の女性を対象に「エステサロン」の利用意向・実態に関する調査を実施されていたのですが、その結果が、非常に学びのある投稿データを開示されていましたので、そのデータを基にエステティックを必要として頂く為のサービスや取組みを考察する事と致します。

調査の概要
 調査対象:20〜60代の女性500人(各年代ごと100人)
 調査期間:2023年5月10日 ~ 2023年5月10日
 調査機関:自社調査
 調査方法:Freeasyによるインターネット調査
 有効回答人数 :379名

アイファイン株式会社調査方法



エステティックサロン利用率アンケートから見る考察

美容業界に従事していると、勝手な発想で”エステに行って当たり前”的な想いを持って話す瞬間があります。エステティックサロンの広告やCMを、以前と体感的に増した印象があり、敷居の低さから、気軽にご利用頂けるお客様が増している様に感じていました。


Q.エステティックサロンに通った事がありますか?

20代~60代の女性対象「エステサロンに行ったことがありますか?」調査結果

しかし「エステサロンに通ったことがありますか?」という問いに対して、”今通っています”・”以前通ったことがあります”と回答されたのは全体の26.4%に留まり、73.6%の方がエステティックサロンに通った事が無いと言うデータとなった。美容従事者としては、この結果を重く受け止めるべき事であるが、更に重く受け止めるべきは次のデータです


Q.エステティックサロンに行ってみたいと思いますか?

20代~60代の女性対象「エステサロンに行ってみたいと思いますか?」調査結果

「エステサロンに行ってみたいと思いますか?」という質問に対して100%中、56.25%の人は「行きたくない」と回答されました。

辛うじて、43.75%の方は”エステティックサロンに通いたい”旨の回答をして頂けていますが、「機会があれば行ってみたい」という回答に、どうも社交辞令が混在しているように思え、あくまで推測ですが、その実態はもしかすると、もっと低いのかも知れません。

今日、様々なニュースを通じて、お客様(消費者)の皆さんのエステティックのイメージが良いものに映っていないのかも知れません。そうだとすれば私達はどのような回復を図ることが重要になるのでしょう。また一人で出来る事ではありません。多くの同志と共に、美容業界全体の底上げを行う必要があります

そのヒントになるようなデータが次にあります。


Q.エステティックサロンに行きたくない理由を教えてください。

20代~60代の女性対象「エステティックサロンに行きたくない理由を教えてください。」調査結果

59.69%も獲得してしまった”興味がない”という結果について、考えるにこれまでにない情報発信や、エステティックサービスの領域を見直す必要があるのではないでしょうか。この事について一つの答えとして論述した内容がございますので、ぜひ下記をご参照下さいませ。

S2C.Labは、エステティックの未来に、”美容知識と技術を用いた従事者が、施術を通じてサービスを行う事”と”美容知識と技術を活かした従事者が、お客様ご自身が美しくある為のレッスンを行う事”の、新しいサービス領域を開拓するのではないかと考えています。と言うか考えていました。

既に存在しているサービスとして、東京広尾地域でテストマーケティングを行っている会社が御座います。そこでは、ベッドなし、施術なし、鏡と教材とスタッフ一名で、新ジャンルのエステティックを提供し、開業から9カ月目でたった一人で月商5000万円を突破したというのだから驚きです。

既に取材の申し出を行っていますので、近日にご報告致します。

また、それ以外の項目については売上構成を改めて見直し、一つひとつの仕組みを改善する事で、解決できるのではないでしょうか。例えば、『売上=客数×来店数×単価』の構成をイメージし、たった3つの言葉と理解せず、一つひとつを深堀する事で、お客様にご来店頂ける改善策が見つかる様に考えます。

売上細分化は全60項目にも及ぶ(必要な方にExcel提供しています。)

「『売上=客数×来店数×単価』これを見直す事で売上は改善する」とコンサルティングらしき人や、諸先輩方に教わりますが、言うは易し、遣るは如しです。必要なのは、時代のトレンドに応じた改善ひな形を持っているか否かが重要になります。

ご安心下さい。この論文記事最後に、約1年を要して作成したこの”時代のトレンドに応じた『売上=客数×来店数×単価』改善ひな形”を受け取る方法が記載されています。


Q.もしも今施術を受けるとしたら、どんなメニューを受けてみたいですか?最も当てはまるものをお選びください。

もしも今施術を受けるとしたら、どんなメニューを受けてみたいですか?最もあてはまるものをお選びください。

展示会等に行くと脱毛の業務用機器を沢山目にします。それは、脱毛サービスが新しい集客に効果的だと考えていました。しかしデータでは、脱毛よりも”ダイエット(47.73%)”・”フェイシャル(23.48%)”に関連したサービスを受けたいとする割合が圧倒的に多い事が良く分かる

私達美容従事者は、これまでのセオリーに忠実に守り過ぎていたのかも知れない。もしくは、何ら根拠のない諸先輩方や、たまたま脱毛による集客で成功している人の話を聞き過ぎて本質を見失った結果、誤った集客方法を考えてしまっていたのかも知れない。

また、ここ最近の日経平均株価とは反比例して生活苦を感じている世帯にしてみれば、”THE エステティック”を受けたいと考えるのは当然の事の様にも思えます。

少しメーカー目線ではありますが、集客及び営業に友好的な、誰もが考え付かなかった必勝法的なサービス案が御座いますので、下記の論文記事もぜひ読んで頂けると幸いです。


Q.サロン選びで最も重要視している(していた)事は何ですか?

サロン選びで最も重要視していることはなんですか?

このデータをご覧頂いて何を一番感じるだろうか。
S2C.Labでは、SNS発信って対してサロン選びには効果が薄いという事に気づかされたと同時に、お客様は忙しく、そして経済的に明瞭会計を求めている事にも気づきました。

確かに、ホットペッパーや地元媒体記事等で、「〇〇メニューが、初回お試し〇〇円」のような情報が目に入ります。しかしお客様は、そのメニューがどの様な工程で、お肌にどのような作用が働き、どの程度の時間で完結し、そして金額はいくらなのかを、ただただ知る事で、来店に繋がる様です。

これを機に、施術案内の見せ方や、金額も初回金額だけでなく、都度払いであるか否か、チケット制なら、何回チケットでいくらなのか、詳細をホームページやSNSに紹介するのも良いかも知れません。

またその情報を、どのようなコンテンツを利用し発信していくのかも同時に考え見直す時期なのかも知れません。下記のデータの通り、圧倒的にLINEによる情報収集が多い次に、未だYouTubeが強い時代です。

サロンの内覧動画や、スタッフコメント、施術内容の解説等を盛り込む取組が、サロン選びにおいて優位性を持つのかも知れません。

2024年|日本・世界のSNSの利用者数ランキング

このSNSの特徴を捉えた論文記事が御座いますので、ぜひご覧下さい。



皆さまのお役に立てて頂けると幸いです。皆さまと関わるお客様が、経済的な健康を手に入れ、人々の笑顔に貢献される事を、心から期待しております。引き続き、記事をご覧頂けると幸いです。

S2C.Lab(エスツーシ・ラボ)
主宰 高山大樹

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