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【目指せ!ブレイクスルー】破産の際から急成長した農家に「必要だったこと」とは

今、日本の農家は大変です。

「収益上がらない」「休みも取れない」だから「後継者いない」

実はコレ、アメリカも一緒なのです。補助金をもらってどうにか生活していますが、補助金だってそのまま「肥料代」「トラクター代」「燃料費」つまり大企業に流れていくんです。


この循環を断ち切った方が、いらっしゃいますよ。

この本の著者 ゲイブ・ブラウンさんは、4年連続の「干ばつ」「ひょう被害」でお金が全くなくなりました。

けれども、そこから

  • 収益爆上げ

  • 補助金申請ゼロ

  • 子どもが後継者になる

を実現しましたよ。


農家の方、現在辛いと思います。どうか、この本を読んで、農園がある地区の自然を観察し、支出を減らし、収益を上げるヒントを得てください!そして、消費者にもできる事が、たくさんあるんです!

詳しくご紹介しますね~



遺伝子組み換えは、避けられている

アメリカでも「遺伝子組み換え作物」「ラウンドアップ」は避けられています。

2番目によく訊かれる質問(確率80%)は、「遺伝子組み換えの作物を育てたり、飼料として与えたりしていますか?」。こういった質問を、しかもノースダコタのような田舎で、こんなに頻繁に耳にするとは正直驚いてしまう。

土を育てる ゲイブ・ブラウン著 NHK出版 p140

もちろん、ゲイブさんの農場では、育てていないし、飼料として与えていません。農薬も不使用です。


食品添加物も、避けられている

3番目以降に訊かれる質問が

  • 抗生物質は使いますか?

  • ホルモン剤は使いますか?

  • 家畜はどんな環境で育てていますか?

ゲイブさんの息子のポールさんは、最後の質問にはこう答えるそうです。

自分が家畜なら、うちの農場に住みたいですよ

土を育てる ゲイブ・ブラウン著 NHK出版 p140

もちろん、すべて不使用。家畜は広々としたところで、のびのび育っています。


ゲイブさんは有機認証を取っていません。けれども、消費者は喜んで買っていきます。信頼関係が出来れば、認証は不要……制度って、見方を変えれば「天下りの温床」ですからね~



大切なのは「見方を変える」

ブレイクスルーで大切なのは「見方を変える」

「小さな変化を生み出したいなら、やり方を変えればいい。大きな変化を生み出したいなら、見方を変えなければ」

土を育てる ゲイブ・ブラウン著 NHK出版 p40

見方を変えると、最初は周囲の人にバカにされます。けれども、今までと同じことをしていたら、貧富の格差は広がり、気候変動が進みますよ。

農家、消費者ともに、見方を変えませんか?



農家も消費者も、大企業にみつぐのはやめよう

ゲイブさんは、北海道稚内市と同じ北緯の土地で

  • 化学肥料

  • 化学農薬

  • 殺菌剤

  • 牛の飼料に穀物

  • 駆虫剤

  • ホルモン剤

  • 予防注射

  • 遺伝子組み換え作物

  • アミノ酸等

  • 硝酸塩

  • 人工合成添加物

これをすべて「不使用」の農作物を生産しています。大企業にみつがなくても、収益は上がるのです。


だから、私たちも今までの消費行動の見方を変えませんか?


生協だって大量生産・大量消費をしている

農協、生協などを通すと、どうしてもそこに利益が落ちます。「直接購入」すれば、直接農家に還元できますよ。


「ウチの生協は違う!」という方。その建物、トラック、事務所、職員……維持する経費はどこから出ていますか?

私は実態を知りたくて、いくつかの生協で「委員」をしてみました。どこも「大量生産しないと取引できない」「大量消費のため、組合員獲得」「安くしないと」「国内で調達できなければ、海外製品」でした。

「いやいや、ちょっと待ってください。なぜ農家が生産をやめるのか、その原因を根本的に解決できるか、生産者と相談したり、生協で出来る事を考えませんか?」

と言ったら「それは我々の仕事ではない」と言われましたよ。


その考えが「工業的農業」を進め、農家を追い詰める一因になっています。

ですから「消費者も、消費行動の見方を変えませんか?」と提案するのです。



直接購入に「ネット」「ふるさと納税」

直接購入、結構カンタンですよ。

自分が住んでいる自治体名と、「平飼い」「自然栽培」「固定種」など入力して、検索。

牛尾農園の鶏は「平飼い」「自家製飼料」で、卵は10個400円(送料別)!

ニワトリが暑さでぐったりしている時は、買えないときもあります。それがまた「自然とつながっている」感じがして、安心するんですよね~


「ふるさと納税」も使い方次第。「こっそり頑張っている農家を見つけるのに、最適なツール」だと思えばいいんですよ。

出会うきっかけが「ふるさと納税」でも、あとは「直接購入」すれば、信頼関係が築けます。


現状を打ち壊すために必要なのは「見方を変える勇気」です。一人一人は微力ですが、無力ではありません。


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43企画:味覚と知識を駆使して「旨くて安全な食べ物」を探す環境計量士
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