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『選挙と、「コロナ死者、年間3万2千人」』。2024.10.26

 涼しいというよりは、肌寒い、という感じに近づいている。

 薄曇り。


人通り

 午前9時前に家を出る。

 道路には人通りが少ない。

 これだけ少ないのは難しいと思いながら、歩く。

ジョギング

 歩いていく少し前方に、上から下までスポーティーなジョギングの格好をした細い中年男性が、レジ袋を持ち、片手でスマホで通話しながら、あちこちキョロキョロしている。

 近づいて、追い抜く。

『水曜日のダウンタウン』でみた、ひょうろくと言われる芸人さんに似ていた。

 人通りが少なく、約1000円カットの店の前にも今日は誰も待っていないと思ったら、その少し向かいの牛丼のチェーン店の中には5人くらいは客が入っているのが見え、その先のカット&カラーの店にも、2人の客が開店を待っていた。

 だから、人通りは少ないけれど、人の動きはあるのだと思った。

電光掲示板

 今日は、出かけるときに、運行情報のサイトを見たけれど、珍しく、遅延情報がなかった。

 それでも、駅に着いて改札に入る前には、その上にある電光掲示板で、もしかしたら、新しく事故などの情報が入るかもしれないと思って、文字が流れるのを、しばらく見ていたが、それは、電車の会社の事務的な広報のような内容だった。

マスク

 改札を抜けて、ホームに着く。

 20人くらいの人が待っている。

 今日は、マスクをつけている人が4〜5人はいて、少し増えてきたような気がする。

 少し気温が下がってきたせいだろうか。

静寂

 電車が来て、電車に乗る。

 人は少なめだった。
 
 静かだ。

 駅をいくつも通って、その度に人が増えていくのに、会話も聞こえない。

 何の声も聞こえない。

 これだけの静寂のまま、終点まで着くのは珍しい。

服装

 今日、目に入る乗客の服装は少しずつ寒い季節に向かって、色も暗くなっているようだ。

 先週は、結構いた半袖の人もいなくなったと思ったら、一人いた、という程度になった。

 明らかに服装が変わってきた。

スムーズ

 終点に着くと、自分も含めて、一斉に降りて、ホームは人であふれる。

 そこから改札へ向けて、大勢が移動するけれど、いつも大きなトラブルもなく、進んでいくのは、すごいのかもしれない。

 改札を出て、また次の改札に入る。そこから階段を降りると、次の路線のホームに着く。

 ここまでも、いつにもましてスムーズで、何しろ、声が聞こえない。

車両

 ホームには、けっこう人がいて、電車を待っていると、ほどなくして電車がやってくる。

 車内に乗り込むと、そこそこ空いている感じになっている。

 マスクをしている人は、自分が見渡した範囲では、車両の中に7〜8人くらいだから、全体の人数で考えると、おそらく3割には届かないくらいだった。

 いくつか駅を過ぎる。

 静かなままだ。

 ほぼ声も聞こえない。

 大きな駅に着く。

 人が降りる。いつもよりも、大勢降りて、びっくりするくらい車両の中の人は減って、ガラガラという表現が似合う空間になった。

工事

 電車の窓から外を見る。

 ずっと工事中だと思っていた駅のそばには、気がついたら、ビルのかたちが出来上がっていて、外側に植物を植えたりして、かなり完成に近づいていた。

 終わらない工事のように思っていたが、もうすぐ出来上がって、このあたりでは、クレーン車なども見られなくなるのかもしれない。

 目的の駅に着く。

 車両から降りて、ホームを歩き、階段を上る。

 改札で、駅員がいる場所に、外国人観光客と思われる人たちが列を作っている。

 10人くらいは並んでいる。

 駅構内には、待ち合わせと思われる何人かのグループが、いくつもある。

 今日は、人が多い。

おにぎり

 駅構内を抜けて、空中通路のような場所を歩いていると、駅に向かって歩いてくる人が多い。

 気のせいか、外へ向かう人よりも、駅を目指す人の方が歩く速度が早い気がするが、その中におにぎりを食べながら向かってくる中年の男性がいる。足元はハダシサンダルだった。

紅葉

 空中通路のような場所から階段を降りて、工事中の場所とビルの間を抜けて、線路際の道路に出て、その歩道を歩く。

 そのそばにある樹木の葉っぱは、いつの間にか色づき始めている。

 名前の知らない赤い実がなったりしている。

 薄曇りのままだった。

選挙

 公共の建物の入り口には、「期日前投票」の文字が見える。

 投票日は明日になった。


コロナ死者、年間3万2千人 5類移行後

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となった2023年5月~24年4月の1年間で、死者数が計3万2576人に上ったことが24日、厚生労働省の人口動態統計で分かった。季節性インフルエンザの約15倍と格段に多く、大部分を高齢者が占める。政府は重症化リスクの低下を理由に新型コロナの類型を引き下げ、日常生活の制約はほぼなくなったが、今も多くの人が脅威にさらされている。

(『共同通信』より)

 これだけの死者が出ていることは、これまで全体の数字としては発表されていなかったので、初めて知った気がした。「5類移行」といっても、新型コロナウイルスの感染は続いていて、そして、高齢者にとっては、今も変わらず、コロナ禍は続いていることになる。

 例年冬にかけて感染者が増える傾向にある。東北大の押谷仁教授(感染症疫学)は「高齢化社会の日本で被害を減らすために何ができるのかを一人一人が考えないといけない」と訴えている。

(『共同通信』より)

 これだけの人が亡くなっているのであれば、こうしたことを呼びかけるのは、厚生労働省などの公的機関が責任を持って行うべきだとも思う。

 それに、被害を減らすために何ができるのか、は明確だと思う。

「5類移行」前に、大勢の人が行っていた感染予防策を、また日常的に行うだけではないだろうか。少なくとも、個人的には「5類移行」後も、ずっと手洗い、うがい、人が密なところではマスクを続けてきた。

 高齢者の被害者を減らすのに、「一人一人」ができることは、それだけかもしれない。でも、それが最も効果的なことは、「5類移行」前のことを検討すれば、すぐにわかることではないか、と思う。

 冬を前にして、できたら、広く、今さらと言われるとしても、改めて、新型コロナウイルス感染予防のためにできる対策を、公的な機関が呼びかけるべきではないだろうか。




夕方

 午後4時過ぎに用事が終わる。

 建物の外へ出る。

 肌寒いかと思って、上着を着て、朝降りた駅まで、歩いていると、少し汗が出てきそうになる。

 変な気温だと思う。

メロンパン

 帰りは空中通路を歩いて、途中でローソンがあるのを思い出して、そこから階段を降りる。

 道路では、選挙演説をしている人がいる。

 チラシのようなものを配っている同じ色の服を着ているスタッフの人が何人もいる。

 大きな声で訴えているが、申し訳ないのだけど、何を話しているのか、耳にあまり入ってこない。

 ローソンに入って、この前食べて美味しかったので、メロンパンを買おうとしていた。さらに種類があるのを改めて知り、以前は、どれを食べたのかどうか、分からなくなったので、とりあえず3種類を選んで買った。

会社

 それから、また階段を上って、歩いて改札を入って、また階段を降りて、ホームに着く。

 電車は割とすぐに来て、電車に乗る。

 車両内に、人はそこそこいて、ちょっとした活気を感じる。

 ドアのそばに立っていたら、向こう側のドアのそばに、二人の小さい女の子と、若い男性が立っている。

 3人とも、ドアの窓にくっつくように外を見ている。

「あれ、パパの会社?」

 どうやら親子のようだけど、パパの会社はどこなのか、少し気になる。男性は女の子を抱いて、視点を高くして、一緒に外を見て、何か話しかけている。

 パパの会社は、どこだか、こちらのドアのそばからは分からなかったけれど、心の中で、パパの会社ではなくて、たぶん、パパの勤める会社だと思うけど、などと意地悪なことを考えていた。

スーツケース

 そのうちに大きい駅について、人が多く降りていったけれど、さらに多くの人が乗ってきたようで、車両の人は、増えたかもしれない。

 乗客の中に黒く大きめのスーツケースを持った若い女性がいる。少し目立っていたが、次の駅で降りて行った。

夕暮れ

 目的の駅に着く。

 次の路線への乗り換えもスムーズで、周囲も静かだった。

 自宅の最寄りの駅に近づく。

 午後5時前なのに、薄暗くなってきた。

 ずっと曇っていて、夕暮れの赤さはなかった。



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おちまこと
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