「マーケティング」の分析力は、すごいのかもしれない。
テレビをぼんやりと見ていて、おいしいものを紹介していて、それがどこかの飲食店だったりすると、コロナ禍が続く今では出かけにくいこともあって、それがとても美味しそうでも、少し興味の持ち方が薄くなる。
アイス
それでも、例えばスーパーやコンビニでも購入できる、という前提も多くなったので、そんな時は、場合によってはメモを取ったりもする。それが、アイスクリームについての話題だと、自分にとってはチョコとアイスは重要なモノなのだから、より集中力は上がったと思う。
その時に紹介されたのが、「ザ・クレープ」だった。
それも、このアイスは1980年代から「クレープ屋さん」だった、という「歴史」の話にまでなり、そこから、改良をした商品だということで、それだけで、商品開発のしぶとさのようなものを感じた。
出演者が、そのアイスを食べて、「おいしーい」と反応をしていたのだけど、テレビに出ている人は、大げさに表現するはず、と思いながらも、そのアイスを食べたくなった。
マーケティング
近くのコンビニには売っていなくて、近所のスーパーだと、その「ザ・クレープ」のオーソドックスなチョコバージョンではなくて、期間限定のいちご味しかなくて、迷って、購入して、妻と二人で食べた。
おいしかった。
だけど、やはり、オーソドックスなチョコ味を食べたいと思い、もしかしたら販売しているスーパーやコンビニが決まっているのではないかと疑い、検索して、この記事が目に止まった。
この記事の中に、これまでは秋冬限定で25年間販売していた「ザ・クレープ」を、通年販売する理由の分析などが書かれているが、その中でも、この『「板チョコアイス」とはユーザーのすみ分けができている』という文章が一番引っかかった。
デザート好きや、チョコ好きの人たちも、細かく観察し、そして、同じ社の商品で「板チョコアイス」という、やはり、チョコとアイスの組み合わせである商品と「ザ・クレープ」とは、ユーザーが違うはず、という見立ては、本当だろうか。
もし、事実だったら、こんな細かい分析までしているマーケティングの凄さを感じることになるだけかもしれず、とても個人的な行為だけど、この2種類のアイスを食べ比べてみようと思った。
食べ比べ
「ザ・クレープ〈チョコ&バニラ〉」と、「板チョコアイス」の両方を購入するのに、妻にも協力してもらいながら、どちらの商品も手に入れるまでに微妙に時間がかかった。
さらに、気温が暑い日を待ったり、さらに食べ比べをするときは、妻の感想も記録しないといけないから、勝手だけど、自分の気持ちが乗らない時もあり、しばらく冷凍庫には、それぞれのアイスが二つあって、場所を占めていて、それを見るたびに、申し訳ない気持ちと焦りを感じていた。
そして、やっと、食べることができた。
二つずつ食べると、かなりのカロリーになってしまうこともあり、どちらも半分にして、両方を同時に食べた方が、その違いがより分かると思った。
「ザ・クレープ」はナイフで縦に半分にカットした。「板チョコアイス」は、5ブロックに分かれているから、私が多めにもらった。
2つのアイスの違い
妻は、「ザ・クレープ」から食べ始める。
「中のチョコがコリコリしている。おいしい」
食べ続ける。
「皮がもちもち。アイスなのに、この感触はすごいかも。これは、これで美味しいけれど、食べていると、アイスの柔らかさと比べて、このもちもちだけが口に残ってしまう感じになるから、両方とも柔らかさをそろえてほしい。でも、美味しい」
次に「板チョコアイス」。
「なにしろ、チョコ感がすごい。中にアイスもあるけれど、それでもチョコが強い。
美味しいことはおいしい」
そして、冷凍庫にはあと一個ずつあるけど、どっちがいい?と聞いたら、即答だった。
「次食べるとしたら、クレープ」
私も、確かに、この2種類のアイスは、かなり違うものだと思った。
同じメンバーだとしても、クレープはアイドル。板チョコはバンド。
それくらいの違いがあるから、確かにファンは被らない。
どちらもおいしく、特にクレープは新鮮だったけれど、毎日、チョコを欠かさない私としては、次に選ぶとしたら、「板チョコ」になると思った。
本当に「ユーザーのすみ分けができている」かもしれない。
こういうマーケティングができるすごい人はいるんだと思った。
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