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デジタルカメラを買おうとして、わかったこと。

 noteで記事を書くようになってから、デジタルカメラをよく使うようになった。

 人から昔もらった、古いタイプだったのだけど、ファインダーがあって直接、撮りたいモノが見えるから、という理由で愛着を持っていたのだけど、突然、壊れてしまった。

共用カメラ

 それで、妻と相談をしたら、妻が使っているデジタルコンパクトカメラを、一緒に使わせてくれることになった。

 ファインダーがなくて、本体の裏の画面で被写体を確認する作業も、最初は戸惑ったのだけど、少しずつ慣れて、そのうちに、新しい方がスイッチを入れてから撮影までの時間が短くていい、などと思うようになった。

 そのカメラで何枚撮ったのだろう。

 今だに携帯もスマホも所有したことがない人間には、こんなに毎日写真を撮る生活は、初めてだった。

 そうやって、noteを始めて3年ほどがすぎ、このカメラにもすっかり慣れて、愛着も持つようになったけれど、共用のカメラのはずなのに、私が出かけるときは、持っていくことになって、そのことに妻は気持ちよく同意してくれるのに、微妙にうしろめたくなった。

 そのころに、やっぱり別々のカメラを持った方が、便利では、という妻から控えめな提案があって、それは、もう当然のことだった。

 元々、このカメラは妻のために買ったものだったから、ここまで3年ほど、私が妻の気持ちに甘えていたことになる。

新しいデジタルコンパクトカメラ

 それで、調べてみた。

 今、使っているのと同じタイプのものが、慣れているから、と思って、検索したのだけど、違和感があったのは、価格が上がっていることだった。

 確か、購入した時は、2万円前後だったはずだった。だけど、記憶力には自信がないから、3万を超える価格も、そういうものかと思いそうになったのだけど、その商品の情報を見ると、その生産年がすでに7年も前になっていた。

 変だと思って、他社のデジタルカメラを調べたら、別のメーカーのものも3万を超えるものが多く、しかも、このニコンのカメラと同様に、何年も前の製品が多いようだった。

 まだ新製品として発売されているのが、リコーのカメラだった。

 このGRシリーズは、以前もどこか憧れがあって、思い切って買おうかと思ったのだけど、現状では、10万円を超える金額は、やっぱり経済的には厳しい。


 だから、本当は、一般的な常識になっているのかもしれないけれど、デジタルコンパクトカメラ、というのは、需要が圧倒的に減っているから、すでに生産していないメーカーが多くなってきたようだ。

 それで、デジタルコンパクトカメラは、旧製品が、初期よりも高い価格で売られているか、高級で高額なデジタルコンパクトカメラが新しく発売されているか、が主流になっていた。

 スマホがあるから、デジタルコンパクトカメラは、必要なくなっていたのだった。

 その傾向が、ここ何年かで、急激に進んでいたことを、携帯も、スマホも持っていないから、それに気がつかず、今はあまり必要とされないカメラを、この時代に新しく買おうとしていた。

カメラ購入への迷い

 いろいろと迷った。

 最初は、今、一緒に使っているカメラを自分が使い続けることにして、妻には、同じタイプのカメラを買おうかと、思った。

 だけど、その製造年がすでに5年以上前で、そうなると、新品とはいえ、本当に新しいとはいえないような気がして、それが、最初の発売価格よりも値段が高くなっていることに、やっぱり抵抗感はあった。しかも、さらに時間が経ったら、中古品が販売されるようになっていった。

 リコーのGRのような高級なデジタルコンパクトカメラのことも、もう一度、考えたけれど、やっぱり自分にとっては高額だし、と思いながら、目にとまったのが、コダックのカメラだった。

 コダックのカメラは使ったことがなかったけれど、メーカーの名前は知っていたし、何より、製造が2022年と最近で、「ビッグカメラ」のようなカメラ専門店だった店でも取り扱っているのが信頼できる気がした。

 ただ、コメント欄では、ネガティブな言葉もあって、それを見ては、最初の「ニコン」にするかどうか迷ったけれど、最終的には、値段と製造年の新しさでコダックに決めた。

 画素数などの性能は、どうやらニコンの方が優れているし、使い慣れてもいるので、相談の上、今のカメラを妻に使い続けてもらうことになった。

コダックのカメラ

 まだコロナ禍が収束していないし、時間のこともあって、オンラインで、ビッグカメラで購入した。また、登録しないといけないといった手間はかかったものの、お金も払ったら、比較的すぐに家に届いた。

 すぐに箱を開けなかったのは、カメラを購入したのが久しぶりだったのと、セッティングなどをするのが、おっくうだったせいもある。

 それでも、数日後、箱を開け、電池は同封されていたので、それと家にあったSDカードを入れ、少しセッティングをしたら、当たり前だけど、動いて、ホッとした。

 まず使ったのは、ポストカードを撮影して、ブログなどに投稿することだった。

 カメラを付属のコードでつないで、コンピュータに取り込んだ。外す時の作業が少し違うものの、それも順調にできた。

 ボディのカラーも、妻が使うカメラが黒だったので、それと区別がつくように赤にしたが、実際に届いたものの方が、買う前に見てきた写真よりも落ち着いて見えて、よかったと思った。

 外出の時も撮影し、スイッチを入れた時の音だけではなく、スイッチをオフにしたときの音もあって、それも穏やかで、愛着がわくものだった。

 電池の消耗については心配もあるし、しばらく使っていなかった充電池が使えるかどうかの不安もあるが、今のところは快適に使えている。

 買ってよかった。

 妻には、これまで使っていたカメラをそのまま使用してもらえるので、せめてと思って、カバーも新しく買った。これまで使っていたカバーは多少、傷ついていたものの、それを妻が、うまくペインティングしてくれたので、以前よりもカッコよくなったようにさえ思った。

 今日も、カメラを使っている。




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おちまこと
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