「チャレンジを味わう」-----練乳アイスキャンディー
予算が限られているので、それほど試すことはできないものの、新しい商品が出ると買ってしまう分野がある。
飲料、スイーツ、アイス。
それも、それまであまり見たことがなかったり、パッケージなどにチャレンジの要素が垣間見えると手が出やすい。ただ、繰り返しになり申し訳ないのだけど、恥ずかしながら収入が少ないので、できたら安めに売ってくれているとありがたいが、新しく発売されるときは値引きされることが少なくないので、そのとき、購入することが多い。
飲料、スイーツ、アイス
サンガリアは、飲料で、個人的には様々なチャレンジをしてくれているように思っていて、思い切ったと感じる時には、正直、これは-----という味になっていることもあるし、一人の消費者として、どうして企画会議などを通過できたのだろう、と思うときもあるが、何かを試みている感じがうれしい。
コンビニで言えば、ロールケーキ以来のローソンには、スイーツに関しては信頼感もあるので、新しい商品が出ると買いたくなる。チャレンジ要素が多いと思える時も、この業界の厳しさがあるせいか、ちゃんとおいしさをキープしていることに、ただの消費者にも関わらず、厳しい商品開発競争、のようなことを勝手に思ったりもする。
ガリガリ君、は大げさに言えば「アイスキャンディーのクラシック」のような存在にもなっているのだけど、考えたら、古くて新しいアイスキャンディーで、しかも値段も安めでありがたい存在になっている。さらには、油断すると書い損なってしまうような、それこそチャレンジな姿勢を感じさせる「味」を販売しているから、なんだか頼もしい。
さらには、ガリガリ君だけではなく、こうして「パンの味がするアイス」というチャレンジをしてくれて、ある程度以上、達成してなんだか驚いたりもできるので、アイスに関しては今のところ赤城乳業に期待をしてしまっている。
練乳アイス
私だけではなく妻も寒がりなので、寒い季節のときは、スーパーやコンビニに行っても、アイスの入っているボックスは寒そうに思えて、通り過ぎてしまうことが多い。
それでも赤城乳業のようなチャレンジがあることを知ると、アイスボックスを通る時に、注意深くなった。それも、広い仕切りを使っているオーソドックスなアイスではなく、かなり細く、場合によってはアイスキャンディーの横一本分だけの幅しかないから、見逃すくらいだったけれど、そこにときどき、チャレンジなアイスがある。
今回も、そんなふうに見えたのが、この練乳アイスだった。
飲料なども、ここのところ練乳が多くて、いろいろと試して、自分としては成功したり、失敗したりもしてきて、このところは微妙にブームになっているのだろうか、と思ってから、少し経っている。
だから、今度はアイスキャンディーも練乳なのか。そんな、ちょっとうれしい気持ちもあって、購入した。
おそらくは、この「とろ〜り」というのがチャレンジ要素に見えたのだと思う。
とろ〜り練乳三昧
妻が、珍しく自分から興味を持ってくれた。
「ひとくちかじって、-----こんなに入っているとは思わなかった」
それは、練乳のクリームの部分だと思うけれど、確かに、こういうアイスの中身は、かなり食べ進めないとたどりつけないことも少なくなかったから、そうしたこれまでの記憶もそんな感想に結びついているのだろう。
「---意外だった。ほんとにとろ〜りしている。--おいしい。ざんまい、っていうのがほんとだった。----また、食べたいかも」
私にとっても、おいしいアイスだった。
妻によると、私は練乳好きらしく、それは子どもの頃にあまり食べられなかった、という微妙に悲しい理由なのかもしれないが、どちらにしても、ちゃんと練乳だった。
零下の世界で、いろいろなものが固まってしまうはずで、このアイスキャンディーも外側は当然のように固くて、だけど、その中身の練乳が、確かにとろ〜り感があって、考えたら、この温度で、こうした柔らかさを実現しているのが技術の進歩ということなのではないか、と思った。
商品開発、というのは、やはり大変なのではないかと勝手に想像してしまうけれど、それでも次のチャレンジなアイスも期待してしまっている。
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