オキナワスズメウリの毎日。
ある日、妻に笑顔と共に教えてもらった。
「----〇〇○ウリの花が咲いて、実がついてる」。
オキナワスズメウリ
同じ家で生活をして、それほど広くない庭も毎日のように見ているのだけど、そんなにうれしくなるような変化があることに気がつかなかった。
それに、うれしそうに言われたのだけど、普段の妻とは違って、その単語があまりにもスムーズに言われたので、聞き取れないくらいだった。
なにしろ、その名称を聞きながら、とにかく、その現場を教えてもらおうと思ったら、玄関から、小さい門までの間で、左側に細長いスペースがあって、そこには、妻が好きな草花と、植えた植物が集まっていて、それを、なるべく自然に近い形で整えた場所があるのは、知っていた。
そこに背の高いツルのようなものがあるのも気がついていて、それがオキナワスズメウリだと、改めて教えてもらって、そのツルの一部がちょっとだけふくらんでいるのが、老眼鏡をかけて、やっとわかるくらいだった。そこに小さい実ができていた。その先に白い花が咲いているらしいのだけど、とても小さくて、よくわからなかった。
それに対して、妻は「かわいい」といって、「これは白だけど、真っ白ではない」といった話をしてくれたのだけど、そういった部分については、私にはわからなかった。
だけど、普段の視力でいえば、妻はずっとメガネをかけているくらいの、いわゆる近眼なのに、植物のことに関しては、驚くほど、よく見えていることが多かった。
そして、その花と実を写真に撮ろうと思ったけれど、対象物が小さくて、うまく撮れず、ピントが合わない写真になってしまった。
実らない日々
それから、しばらく忘れていたのだけど、何週間かたって、あの花と実がどうなっているのかを思い出し、庭に出て、この前、撮影した付近のツルを見たけれど、予想していたように、この前よりも明らかに大きくなった実があったりはしなかった。
ツルは変わらず伸びていて、植物は元気そうだったから、もしかしたらすでに実って、その実が落ちたり、収穫物として収納されたのかと思って、妻に聞いたら、とたんに表情は曇った。
どうやら、あのときは花が咲いて、小さいけれど実がなって、これから先は、これがさらに大きくなっていくように、妻も思っていたらしいのだけど、なかなかうまくいっていないらしい。
花が枯れてしまったり、実が大きくならないうちに落ちてしまったりと、それから育っていないようだ。
その近くにあった違う植物も、今年はうまく実らないようで、そういう話をする時は、ずっと妻の表情は曇って、元気がなかった。
植物に関しては、私は、かなり無知なので無責任な願望になってしまうのだけど、今はまだ気温が高いままだから、なんとか盛り返したりすることはあるかもしれないし、それほど大きくなくていいので、できたら、オキナワスズメウリ、という、自分にとっては初めて聞いた植物だけど、実をつけて欲しい、と思っている。
それだけで、これもあまり安直に言ってはいけないとは思うものの、妻は、またうれしくなると思うからだ。
オキナワスズメウリのことで、植物を育てる難しさのようなものに、少しだけ触れたような気持ちになっている。
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