36枚フィルム撮り切りフォト散歩
9月25日に福岡天狼院さんで行われたフォト散歩に参加しました。
参加者は私を含めて5人。全員が女性ということもあり、女子会気分で楽しくお散歩することができました。
今回のフォト散歩は「文化財をめぐる」というテーマで、国指定重要文化財の『旧福岡公会堂貴賓館』と国指定有形文化財の『福岡市赤煉瓦文化館』をメインに天神の街を散歩しながら、フィルム36枚を全て撮り切るということで、福岡天狼院さんが用意してくださったこちらのカメラを使用しました。
LomographyのSimple Use Film Camera Color Negative 400です。
簡単に言えば、『写ルンです』のようなカメラです。しかし、写ルンですとの決定的な違いは、フィルムを交換すれば何度でも使えるということ。36枚撮り切ってしまえば自分でフィルムを取り出して現像に出し、カメラにはまた新たにフィルムを充填することができます。
これって実はとても画期的なんですよね。写ルンですと同じような手軽さで持ち運びできて、中身のフィルムは自分の好きなものに変えられる。しかも、カラーフィルムを使ってフラッシュ撮影をすると、さまざまな色を楽しむことができます。残念ながら、今回の私はカラーフィルムを全然使いこなせなかったのですが、今度フィルムを再充填してリベンジしたいと思います。
普段からフィルムカメラで写真を撮っている私ですが、インスタントカメラのように小さくて軽いカメラだと感覚が全く違い、とても新鮮に撮影することができました。インスタントカメラならではの失敗もありましたが、それもご愛嬌。
そして、36枚撮りのはずが現像されたものを確認すると38枚撮れていました。そこらへんのルーズさもまた、チープカメラの良さですね。
ということで、36+2枚全ての写真をご覧いただきたいと思います。
とりあえず三越を試し撮り。早速指が写り込んでしまいました。この失敗はインスタントカメラあるあるですよね。
人が往来する横断歩道。歩きながら撮ったからこそ、せわしない街中感が出た気がします。
天神大丸と空。建物に落ちた影をもう少し上手く捉えたかったです。
福岡市役所前の横断歩道。左から差し込む光が良い仕事をしてくれました。
アクロス福岡。階段状の建物には森が広がっており、実際に外階段を使って街にいながら登山ができます。
建物の隙間から差し込む光を撮りたかったのに、自分の指で邪魔してしまいました。
川沿いの木漏れ日が良い雰囲気でした。
橋の花壇に植えてある花。花の名前は分かりませんが、かわいいです。
信号待ち中の足元。靴が見えるようにスカートを押さえた手まで写ってしまったのはミスです。
この建物が『旧福岡公会堂貴賓館』です。
貴賓館を正面から見上げてみました。
この屋根の形が好きです。
一緒にフォト散歩をした皆さん。思い思いにシャッターチャンスを狙っています。
貴賓館の正面玄関。照明がオシャレです。
貴賓館越しに夕方の柔らかい光が差し込んでいます。
貴賓館の裏側から。正面に見えるのは、福岡で大人気のパン屋さん・パンストックです。屋根が階段状になっており、休憩することができます。
街灯の上にカラスが一匹。
福岡といえばお馴染みの『福博であい橋』から見た景色。
最近「FUKUOKA」のオブジェができました。
川を漂う黄色のボート。
こちらの街灯には鳩がいました。
橋の上から川をのぞきこんでみました。
であい橋の博多側にある像。ここから先に向かうと中洲です。
差し込んでくる光がきれいに写りました。
ここは『明治通り』です。博多どんたくパレードや山笠の集団山見せはここを通ります。ホークスが優勝した時にパレードするのもこの通りです。左に写っている「ようこそ福岡へ」と書かれた建物はラーメン屋の一蘭本社ビルです。
ビルの窓に空が反射して一体化しているように見えるのが素敵だなと思い撮りました。
こちらは『水上公園』です。昭和天皇のご成婚の日に開園した記念公園です。2016年にリニューアルオープンし、休憩スポットとして有名です。
ふと見たら道端の植木鉢が割れていました。
水上公園の横から。青が深く出ていて良い感じです。
向こうに小さく見えるのは『博多ポートタワー』です。建築家・内藤多仲により設計されたタワー六兄弟の末っ子です。ちなみに、五男は東京タワー。
こちらが『福岡赤煉瓦文化館』です。
いつ見ても趣のある建物です。個人的に福岡にある建物で一番好き。
鳥居と赤煉瓦の取り合わせが面白いかなと思い撮りました。
『水鏡天満宮』の門を正面から。ここはビルに囲まれ暗いので、フラッシュを焚くべきでした。以前、写ルンですで同じ失敗をしたことがあるのに、すっかり忘れていました。
ここでようやくフラッシュの必要性に気が付きます。カラーフィルターの黄色を使ってみました。
境内にいた猫さま。人慣れしているのか、全く警戒せずに次々とポーズを決めてくれました。しかし、完全にフラッシュのことを忘れていますね。
暗くてよく分からないと思いますが、これも猫です。
これはお稲荷さんの狐です。
指が写ってしまったものと暗すぎたものがありましたが、正直ほとんどブレているのではないかと心配していたので、思いのほか良い写真がたくさん撮れていて良かったです。
Lomographyのフィルムは初めて使ったのですが、こってりした色味とフィルムらしい粒子感が気に入りました。もっとクセのある仕上がりになるのかと思っていましたが、夕方という時間帯も良かったのか、光の描写が綺麗で街撮りにも合うフィルムだと思いました。
今回も写真の一部は『みんなのフォトギャラリー』に共有しますので、使っていただけると嬉しいです。「美希」で検索したら出てきます。
また、気になる写真や感想などがあれば、ぜひコメントで教えてください。よろしくお願いします。
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