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【実録】オリジナルナポリタン 産みの苦しみ篇

前回のあらすじ

『八王子ナポリタンクラブ』の代表として、50店舗の飲食店を集めるために、私は「マンマミーア中島」というビジネスネームを作り、地道な営業活動を開始しました。

ウルトラC技はなく、1店舗1店舗、直接足を運んで熱意を伝えるという地道な努力を重ねました。

某ケチャップメーカーのバックアップを得たことが大きな後押しとなり、最終的に目標であった50店舗を集めることに成功しました。
※今までのストーリーが気になる方は↓

50店舗を集めた後、キックオフイベントまでの道のり

ついに『八王子ナポリタン』のプロジェクトに50店舗の飲食店が何とかかんとか、集まりました。

参加してくれたのは、喫茶店や居酒屋、洋食屋はもちろん、ラーメン屋さんや沖縄料理屋、さらにはメイドカフェやクレープ屋など、バラエティ豊かな業態が集結しました!
これもメニューに導入しやすい、ナポリタンの魅力のおかげだと思います。

これによって、八王子全体で「ナポリタン日本一の街」を目指すという大きな波、大きな一歩を踏み出すことができたような気がします。

シンプルだけど自由度の高いルール

『八王子ナポリタン』と名乗るにはには3つのシンプルなルール・定義があります。

1. ケチャップを使った麺料理であること
(パスタ、うどん、中華麺など何でもOK)
2. 八王子に関連する食材を1つ以上使うこと
3. 刻み玉ねぎをトッピングすること


このルールの狙いは、なるべく参加ハードルを下げて、店舗ごとに個性やオリジナリティを発揮しやすくすることです。

ご当地グルメとして50店舗すべてが同じナポリタンではつまらないじゃないですか!

どの店でも創意工夫を凝らした、違うナポリタンが楽しめるようにすることで、興味を惹き、回遊性を高め、多くの人が「次はあの店のナポリタンを食べてみよう」と思えるようにしたかったのです。

これによって、特定の店舗だけでなく、八王子全体を盛り上げる狙いがありました。

想定外の問題――オリジナルレシピに苦戦する店舗

ところが、プロジェクトが進むにつれて思いもよらない問題が発生しました。

多くの店舗が「オリジナルのナポリタン」を考えるのに苦労していたのです。

私自身、「プロの料理人なら簡単にアイデアが出るはず」と考えていました。

しかし、実際には「ナポリタン=スパゲッティのケチャップ炒め」という固定概念が強く、新しいアイデアが出てこないという声が多く寄せられました。

地道なサポートで50種類を実現

それでも、私はこの問題を見過ごすことはできませんでした。

連絡があった店舗にはすぐに出向き、店主と一緒にオリジナルレシピと、その店だからこそのストーリーを考えました。

例えば、沖縄料理屋ではソーキそばをベースにスパムを使った「沖縄風ナポリタン」を提案。
※こんなんはベタでいいんです!沖縄料理食べに来てくれたお客様の期待に応えなきゃです!

鍋料理屋にはトマト鍋をメニュー化してもらい、ちゃんぽん麺で〆にナポリタンを作るアイデアを出しました。
※珍しい〆だから、評判になりました!

メイドカフェでは、「お客様に楽しんでもらえるナポリタンにしよう」ということで、オムナポリタンに「おまじない」をかけて提供するユニークな提案も生まれました。

このように、私は店舗ごとに寄り添い、一緒にオリジナルレシピを考え、様々な『八王子ナポリタン』を誕生させていったのです。

全店舗へのフォローも欠かさない

連絡があった店舗だけでなく、まだ相談に来ていない店舗にも、こちらから積極的に連絡を取りました。

「困っていることはありませんか?」と声をかけ、一つ一つの店舗を訪ねて回り、問題があればその場で対応しました。

地道な作業でしたが、ここでしっかりとサポートを続けることが、プロジェクトの成功につながると信じていました。

いよいよキックオフイベントへ

こうして50種類の『八王子ナポリタン』がついに出揃いました。
それぞれが個性あふれるオリジナルメニューとなり、どの店舗でも違う味が楽しめるという「ご当地グルメ」としての魅力がしっかりと形になったんじゃないでしょうか?

次は、いよいよ『八王子ナポリタンキックオフイベント』です。

50店舗のナポリタンが一斉にデビューし、八王子の街全体がこのプロジェクトで盛り上がる瞬間がやって来ます。

果たしてどんなイベントになるのか――私も期待で胸がいっぱいでした。

続く…
※現在進行形では、特殊スキルを活かし↓の活動を進めてます

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