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#レジン
#75 精霊の宿る石
鍵を手に取った私は
前回深海都市への扉の鍵を買ったときのことを
思い出した。
深海へ行く準備を全くしていない状態で
何も考えずに扉へ向かおうとしていた。
鍵屋に声をかけられ、
薬のことを教えられなかったら
扉をくぐった瞬間、どうなっていただろう。
「あの…精霊の宿る樹の辺りは
何か行く前に準備するものとかありますか?」
「あぁ、前回は
深海にそのまま行くとこでしたもんね。
でも、大丈夫。
#57 炎が揺らめく魔法鉱石
「あ、Alexさん。
気のせいかもしれないけど、
私達のいたところに、何か埋まってるかも。
さっき、Danが来る前、何か光った気がして。」
「そうなの?
崩れてこないように片づけるから、
その時に少し調べてみるわ。」
採掘チームは
崩落現場を片付ける人と
私達と脱出する人と二手に分かれた。
OliviaとNoah(ノア)、私とLiam(リアム)の2人ずつで
二つのラグに座ると、宙に浮いた。
#52 ゴブリンの秘密の鉱石コレクション
洞窟に着くと、
入り口で待機と指示されていたDanは
お気をつけて、と別れを告げた。
採掘チーム7人とOliviaと私と
鉱石商のPierreさんは洞窟の中へと進んだ。
入り口から数歩入ったところで、
壁面から私達に向かって複数の”何か”が
サッとと飛んできて、ふわりと空中で付いてきた。
私は思わずビクッと驚いた。
すると、すぐ後ろから
Miguel(ミゲル)の声がした。
「大丈夫だよ、俺
#41 不死鳥の癒しの涙
「さて、君は…
確か、以前来てくれたよね?」
Emilio(エミリオ)は私のことを覚えていた。
「はい。以前は、色がガラリと変わる
時の鳥の翼を購入させていただきました。」
「あぁ、そうだったね!
今、とっても希少なものが入ってきているけど
見てみるかい?」
「希少なもの?ぜひ見てみたいです!」
Emilioはカウンターの下の方から
丁寧に何かを取り出してきた。
「えぇ…!すごい綺麗な
#35 鉱石に舞う小さな蝶
鉱石商のPierre(ピエール)が
私が購入した
ドラゴンブラッド 最強の力を引き出すペンデュラム、
ドラゴンブラッド 最強の力を引き出すスクエア、
ドラゴンクリスタルレンズを丁寧に包装しているのを
私とOliviaは見ていた。
すると、後ろからOliviaのお母さんが
Oliviaに声をかけた。
「Olivia、今回も持って帰ってきたわよ」
その手にはとても小さな小瓶が
数本握られていた
#32 ドラゴンブラッド 最強の力を引き出すペンデュラム
Pierre(ピエール)に案内された
ショーケースのカウンター前の豪華な椅子に座り
店の奥に入ったPierreを待った。
Pierreは右手にトレーを持って
大切そうに何かを運んできた。
「お待たせしました。
コチラが、つい先日入ってきた
貴重な宝石”ドラゴンブラッド”です。」
「ドラゴン…ブラッド…?
…ドラゴンの血?」
「そうそう、正解!
こちらはドラゴンの血から形成される宝石です。