贅沢って何だと思う?|読書記録2024
どうも!書くこと、読むこと、撮ること、食べることが大好きな未来(Miku)です。
3日連続、節分ネタを書いてきましたが、さすがに今日からは通常モードに戻ります。
最近、とにかく本をたくさん読みたい!そんなモードです。
気になって購入した本、図書館から借りている本、noteの投稿を見て読んでみたくなった本・・・読みたい本がみるみる増えています。楽しみがどんどん大きくなっているんだと心を躍らせて、一冊一冊じっくり読んでいきたいと思います。
さて2月は「本を5冊読む」という目標を立てました。早速1冊読み終わったので、今日はその本についてお話します。
#7 『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。』 標野 凪 著
「喫茶ドードー」シリーズの第2弾です。もちろん第1弾の『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』も読みました。
まず表紙が可愛いですよね。イラストのテイストといい、タイトルのフォントといい、とっても私好みで、見ているだけでキュンとしちゃいます。
食べることが好きな私は、最近「おいしそうな食べ物が出て来る小説」ブームで、この「喫茶ドードー」シリーズにもその縁で出会いました。
本に出てくるカフェメニューがどれも本当においしそうなんです。お料理の描写シーンを読みながら、「こんな感じなんだろうなぁ」と想像すると、よだれが出そうになります。
作者の標野 凪さんは、東京都内で小さなお店を切り盛りしている現役カフェ店主さんだそう。あのおいしそうな描写にも納得です。標野さんのカフェにいつか行ってみたい!!
私は、1作目から「喫茶ドードーの店主そろりさんとお客さんの会話シーン」が大好きです。その中でも、今作は、睦子さんとの会話がとても印象に残っています。睦子さんは70歳。人生経験が豊富だからでしょうか。睦子さんの話す言葉は、心に響いたり、考えさせられたりすることが多いのです。
「第五話 春一番のコトダマ」での、睦子さんの言葉です。
若い頃の私は、「贅沢」というと、高級なごはんを食べに行ったり、海外旅行にいったり、値段の高いものを買ったりすることだと思っていました。
日常から離れて背伸びをすること=贅沢のように感じていたのかもしれません。
では今の私にとって「贅沢」って何なのでしょう。
家族みんなでごはんを食べて「おいしいね」と言い合えること。
じっくり自分と向き合う時間を持てること。
太陽の陽射しを浴びながら、ベッドに寝転がってお昼寝をすること。
旦那さんと一緒にぶらぶら街歩きをすること。
お友達とおいしいものを食べながら、お喋りして笑い合えること。
書き出してみると、私の日常は「贅沢」で溢れていました。
当たり前だと思っている日常を、当たり前に過ごせていることこそ、贅沢なのではないかと、今の私は思っています。
いつの頃からか、贅沢の価値観が180度変わったようです。睦子さんのように人生でいろいろなことを経験したからかしら。
皆さんにとって、贅沢って何だと思いますか?
改めて考えてみると、新たな気付きがあるかもしれません。
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