私の雛人形
どうも!書くこと、読むこと、撮ること、食べることが大好きな未来(Miku)です。
今日は3月3日、桃の節句、雛祭りですね。
皆さんは雛祭りにどのような思い出がありますか?
私は雛祭りと聞いて思い出すのは、実家にある私の雛人形のことです。
こちらが私の雛人形です!
私の家では、雛人形は母方の祖父母が買うという風習があったそうで、母方のおじいちゃんとおばあちゃんが買ってくれたものです。
この雛人形にすると決めたのは、両親だったそうです。私の健やかな成長と健康を祈って選んでくれたとのこと。
今日両親が遊びに来てくれたので、なぜこの雛人形を選んだのか聞いてみたところ、いろいろと理由がありました。
まずは、人形のお顔が可愛らしく、優しそうに見えるのがいいなと思ったから。
次に、気になっていた真多呂人形の「木目込み人形」の雛人形だったから。
そして、煌びやかな雛人形が多い中で、落ち着いた印象がしっくりきたから。
最後に、当時にしてはコンパクトだったから。
私が生まれた頃は、7段が一般的だったそうです。
小さい頃にも、私の雛人形を決めた理由を聞いたような気がします。
ですが、「この顔は可愛いのか?」「きめこみ?」と、ありがたみをそれほど感じられていなかったように思います。
いろいろな経験をし、知識が増えた今、改めて聞くことで、「顔の可愛らしさ」や「伝統技法の素晴らしさ」など理解ができ、私の雛人形への愛着が深まりました。
ただ「これがコンパクトなのか?」というのは今でも疑問です笑
小さい頃から大きいなぁ、たくさんの人がいると思っていました。
一年に一度、母と一緒に雛人形を飾ることが、とても楽しかったです。
人形は母にお願いし、子どもの私は嫁入り道具をセットするのを担当していたような。嫁入り道具は白い紙に包まれていたので、子どもながらに「丁寧に大切にしなきゃ」と思ったのを覚えています。
確か、雛人形は上から飾っていました。何か理由があるのかな。
記憶を辿ってみると、いろいろなことを思い出すものなのですね。
今回、雛人形のことをnoteに書きたいなと思い、子どもの頃の写真を見返していたら、雛人形と共に、1歳、2歳、3歳と成長していく自分が写っていました。
5歳の時には、着物を着せてもらい家族4人で写真を撮っていました。
両親や買ってくれた祖父母と一緒に、雛人形も私の成長を見守ってくれていたんだろうなぁ。歴史を感じます。
そして、毎年この雛人形をちゃんと飾り、桃の花を生けたり、着物を着せてくれたり、ちらし寿司を作ってくれたりと、丁寧に心を込めて雛祭りを祝ってくれていたことに、親からの愛情をとても感じました。
本当に感謝しかないです。どうもありがとう。
こういうのって、やってもらっている当時はなかなかありがたみが分からないものだけど、大人になってからしみじみと「ありがとう」と感じるんだなぁと思います。
「ありがとう」と思えるほど、私も大人になったってことでしょうか。そうだといいな。
こうやって雛人形のことを振り返っていると、私の雛人形に会いたくなってきました。
最後に、すべての雛人形を飾って、見たのはいつのことだろう。
飾るスペースや手間でどうしても、大きくなるにつれ、飾る人形が減っていきました。
五人囃子がいなくなり、三人官女がいなくなり・・・
ついに、お内裏様とお雛様の二人になってしまいました。
と言っても、結婚するまでお内裏様とお雛様だけでも飾ってくれたことに感謝です。
結婚はしたけれど、久しぶりにみんなに外の空気を吸わせてあげて、みんな揃って並べてあげたいなと思いました。
そして、ちゃんと高画質のカメラで写真に納めておきたいのです。
雛人形を全部きちんと飾っていた頃の写真はフィルムで撮影したもので、ピントがボケていたり、前に私がいて全体が写っていなかったりしました。
なんと、雛人形だけのきれいな写真がなかったのです。
歴史を繋いでいくためにも、自分のルーツを残していくためにも、せめてきれいな写真に残しておかなければと思いました。
来年、母と一緒に飾ってみよう。そして、写真を撮ろう。
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