｢人間の精神は、いかにして人間の体を突き動かすのでしょうか？｣

｢我思う故に我あり｣で知られるﾃﾞｶﾙﾄは当初、人間の中心にあるのは、感情ではなく理性。
つまり、頭で考える事。が大切だと考えていました。

ﾃﾞｶﾙﾄ46歳。
｢人間の精神は、いかにして人間の体を突き動かすのでしょうか？｣と、
ある女性から悩みを打ち明けられ、人生が変わります。
大切なのは、理性ではなく感情、だと気付くのです。

人間である限りどうしても抱いてしまう感情。
その根本は憎しみと愛であり、また憎しみと愛は表裏であり、一見、相反に見える2つの感情ですが、元は同じエネルギーみたいなもの。
ただ、外に現れる時は、色んな形で外に現れてるに過ぎない、と。

ﾃﾞｶﾙﾄの偉業は、
愛はもちろん、それだけではなく、憎しみと言うネガティブな感情も大切だと言うこと
に気づいたことにあります。　



彼は、理性と感情の両者をこう説いていきます。
『あらゆる情念の効用は精神の中に思考を強化し持続させることのみにある』。　

暴走の傾向がある感情はネガティブを生み、その時、自分の想像に騙されないために理性があるのだということでしょつか？

｢感情を、理性的な思考を盛り上げる為のBGMのように使って行こう｣　哲学者　小川仁志

感情は、頭で考えたことを、強く訴えるための力として活用出来るのです。　

それがネガティブだったとして、
起こることに意味が無いものは無いんですよね。。。