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朝ヨガ

今日の躰を、知っていく。 ヨガは、そんな時間。 繋がるからだを、感じて。 欲しいものは、いつだって自分の内側にあります。

    • 車輪の下

      魚釣り、川エビ捕り、スモモ落とし、じゃが芋の茎を焼く焚き火、おとぎ話、庭の水車。 大切なものが一つ一つ辞めになり、それらは何処かに行ってしまった。 なぜ彼は最も感じやすい危険な少年時代に夜中まで勉強しなければならなかったのか、なぜ飼いウサギを取り上げられてしまったのか、なぜ魚つりやブラブラあそんだりすることをやめることになってしまったのか。なぜ心身をすり減らすような低級な理想をつぎ込んまれたのか。なぜ試験の後でさえ休暇を与えられなかったのか。 クタクタにされた子馬は道端

      • ガラス玉演戯

        珍しい秘教的な書物。教訓や智慧、誠実さと人間愛が表現されている。 尊敬と興味と独特に混ざった気持ちで深く味わう。 酷く素っ気なくて同時に心がこもってる。 畏敬と親密さ、真剣さと遊戯との間。個人的ではあるが勝手気ままではなく、遊戯的ではあるが揺るがぬ形式の法則に縛られている。 何か快く興味を引く書物。

        • 1度、自分を脱いでみる

          元々、名前も身体も自分で調達した訳では無いことを思い出せば一目瞭然だけど、 「自分」が大切の「自分」の何を大切にした所で徒労するのは道理。本当に肩の力を抜きたいなら「自分」など大切にしないこと。役立つことをしない。有意義なことをしない。したいことをしない。しかも寝ない。 退屈で無駄な時をただただ味わう。時々、その空間に起きる心身の変化を観察し全く記憶しない。 「自分らしさ」は他者から課せられる。 時間と人生を自覚的に無駄にすることが肩の力を抜く方法。  肩の力を抜け

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        • yogaと瞑想
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        • 村上さんのいるところ
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        • サウンド♪
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          今この瞬間は、在るべくして起こってる 本来の自分に近づくため。 大切なのは完璧さでは無く、一歩ずつの前進です。

          今この瞬間は、在るべくして起こってる 本来の自分に近づくため。 大切なのは完璧さでは無く、一歩ずつの前進です。

          全ての美しいものは甘美窮まるものだとしても、一時的なものに過ぎない。

          全ての美しいものは甘美窮まるものだとしても、一時的なものに過ぎない。

          アインシュタインは、よく間違えたり、計算ミスしたりした。 なんで自分を攻めるのですか?だって間違えた時は、他の人が教えてくれるから良いじゃないですか。 自分が自分で責める必要は無い。

          アインシュタインは、よく間違えたり、計算ミスしたりした。 なんで自分を攻めるのですか?だって間違えた時は、他の人が教えてくれるから良いじゃないですか。 自分が自分で責める必要は無い。

          「人間の精神は、いかにして人間の体を突き動かすのでしょうか?」

          「我思う故に我あり」で知られるデカルトは当初、人間の中心にあるのは、感情ではなく理性。 つまり、頭で考える事。が大切だと考えていました。 デカルト46歳。 「人間の精神は、いかにして人間の体を突き動かすのでしょうか?」と、 ある女性から悩みを打ち明けられ、人生が変わります。 大切なのは、理性ではなく感情、だと気付くのです。 人間である限りどうしても抱いてしまう感情。 その根本は憎しみと愛であり、また憎しみと愛は表裏であり、一見、相反に見える2つの感情ですが、元は同じエ

          「人間の精神は、いかにして人間の体を突き動かすのでしょうか?」

          『劣等感は誰もがもっている それは健全な向上心のきっかけになる』

          哲学者のアドラーは20世紀初頭に精神科医として活躍しました。 そんなアドラーは30代の頃はオーストリアで内科医を営んでおり、患者として訪れていたサーカス芸人からある事に気付きます。  ハードな仕事をこなす彼らの力の源は、貧しさや身体の弱さをバネにした「劣等感」からだと考えたのです。 自分が劣っているのでは無いかと疑う劣等感は、他者との比較から生まれています。 多くの人は自分が完璧だと思っている人は少ないでしょう。だから大抵の人が実は劣等感を抱えるものだと思います。  まず

          『劣等感は誰もがもっている それは健全な向上心のきっかけになる』

          私は、実は何もしらないんじゃないか?

          常に常識を疑うことの大切さを説いたモンテーニュ。 『我何をか知る』。 情報には全て何か意図があるものだとして、その人はどうしてそれを発信してるのか、どう思わせたいのか。ネットに溢れる様々な意見も、この人がこの人を褒めてるのは何でか?この人がこの人を批判するのはなんでだろうか? そして情報や発言に対して大切なのは、自分の外に答えを求めるのではなく、自分の中に答えを求める事とモンテーニュは懐疑主義を持ちます。 情報に溢れる世界だからこそ、きちんと自分はどう思うのか考える必要が

          私は、実は何もしらないんじゃないか?

          2022年のレヴィ・ストロース『神話と意味』

          過去の自分と今の自分そして未来の自分。 それらが「同じ自分である」というこの感覚は、どこから来るのでしょうか。 生まれた時の自分と今の自分では、 姿も自分を構成する材料も全く変わってしまっている。 でも、私たちは「一貫した自分」という感覚を持って日々を生きています。 時間はどんどん先に進み世の中は変化し、物事は常に新しいもので上書きされていき、 「未来は常に現在とは異なるもので、またますます異なったものになってゆくべき」と考えつつ、「変わらない」と感じる感覚。 例えば、

          2022年のレヴィ・ストロース『神話と意味』

          『劣等感は誰もがもっている。それは健全な向上心のきっかけになる』

          哲学者のアドラーは20世紀初頭に精神科医として活躍しました。 そんなアドラーは30代の頃はオーストリアで内科医を営んでおり、患者として訪れていたサーカス芸人からある事に気付きます。 ハードな仕事をこなす彼らの力の源は、貧しさや身体の弱さをバネにした「劣等感」からだと考えたのです。 自分が劣っているのでは無いかと疑う劣等感は、他者との比較から生まれています。 多くの人は自分が完璧だと思っている人は少ないでしょう。だから大抵の人が実は劣等感を抱えるものだと思います。 まずは劣

          『劣等感は誰もがもっている。それは健全な向上心のきっかけになる』

          自問自答のレッスン

          『他人の知識によって物知りになれたとしても賢くなるには自分自身の知恵によるしかない』 私は何を知ってるのか?実は何もしらないんじゃないか?常に常識を疑うことの大切さを説いたモンテーニュ。『我何をか知る』。 情報には全て何か意図があるものだとして、その人はどうしてそれを発信してるのか、どう思わせたいのか。ネットに溢れる様々な意見も、この人がこの人を褒めてるのは何でか?この人がこの人を批判するのはなんでだろうか? そして情報や発言に対して大切なのは、自分の外に答えを求めるの

          自問自答のレッスン

          青春はうるわし

          少年時代と故郷。雲を友にし、花と戯れた自然児ヘッセ文学の二大の主題。 ヘッセは東洋人の魂において、とても近く生きており、むせぶような官能的な魅力と瞑想的な神への愛の清澄な美しさとの交錯が感じられます。 素朴に美しく、純粋な旋律に富んでいて若さを呼吸している。 悲しみも苦しみも分裂も苦悩もない。素直な潤い。自己に対する暴力もない。自然の姿を自分の中に保っている。 楽しき時な命は美わし。 青春は美わし。 それはもはや来たらず、されば重ねて言わん。青春の年々は美わし。青春は美わ

          青春はうるわし

          車輪の下

          教育者に。そして人の親も、子どもを取り巻く全ての大人達へ。 指導者の成すべき事があるとしたら、それぞれの可能性を引き出す事ではないでしょうか。 道を踏み外した方を決して絶望させない事。車輪の下にさせない事。 余生はそこに尽くして。主人公のハンスの身を案じた靴屋の親方フライクが彼の父に放った言葉。  「教師の連中も、この子をこんな目にあわせるのに手をかしたわけですよ。それにあなたとわたしも、この子に対していろいろと手抜かりがあったのでしょうね。」  ヘッセ自身の過去との