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【2021No.101】この先の地球を生き抜く若者として、受け入れ難い本でした。

「世界のニュースを日本人は何も知らない3」

元国連にて勤務された谷本真由美さんの大人気シリーズ第3作目を読了しました。


率直に感想を述べさせてもらうと

別に知らなくてもいいことばかりです。

タイトルが強烈だし、国際関係学部にて日頃から世界の現状を学習しているからか、もっと重要度の高い情報を無意識に求めてしまっていたのが原因なのかもしれません。


でも、イタリア人がケチだ。とか

フランス人は同調圧力で疲れてしまっている。とか


そんなこと知ったところでどうするんだ。

というような情報ばかりでした。

というかむしろ、これは「ニュース」と呼んでいいのか。

っていうくらいの豆知識・雑学レベルの情報だらけで残念、おもしろくなかったです。


そしてこの記事を呼んでいる方は欧州の環境に対する意識は高いものであると感じていると思います。

先進的な制度を設けたり、先進的な技術があったり。

確実に日本よりも環境意識が進んでいると、私も思っています。

でも、筆者はこの思い込みを否定して

「日本のほうが優れているから心配しなくてもいい。」

と主張しています。いや、少なくとも私はそう主張していると感じました。


だからなんだ。っていう気持ちです。

欧州の人々の環境意識が日本人が思っているよりも低ければ、それで安心して良いのでしょうか?

昨日の記事でも記述しましたが現在の気候変動の原因は100%人為的な活動によって引き起こされています。

そして、EUでは環境に対する規制や投資を積極に行っているのは事実。

若者に関しては特に日本より欧州の人のほうが環境に対する意識が高くなっています。

そんな状況で日本は安心していて良いのでしょうか?

ましてや、影響力のある「元国連職員」で、こうやって書籍まで出版している方が今の日本の現状に満足していて良いのでしょうか?

若者として、これからの地球を生きていく私にとっては非常に憤りを感じる内容でした。

欧州の人が思っているよりも意識が低いからなんだ。

表面的にも環境対策が進んでいない日本が現状に満足して言い訳がないでしょう。

もっと環境保護のために施策を立てていかないといけないし、行動していかないといけないはずです。


この本は今年1番最悪なものでした。

以上。

本日はここで終わります。

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