シンクロニシティ!ライトワーカーの道!幸恵ちゃん帰るの巻

宗教にハマったものの、決して神を見ることも 声を聞くこともなかった。
20代、時間と労力と財産を失い、神の不在は30年を超えた。

60歳も届くようになり、20年生きるだろうか?
死を意識するようになった。

2018年、霊感ゼロのわが身に 怪異が連日続き、実害に会い、
途方に暮れていた ところを救ってくれたのが、従妹の親友の専業主婦の真理さんだった。

従妹の幸恵ちゃんは、余命3カ月を8カ月生き貫いて 皆の見守る中、天に召されるはずだった。

幸恵ちゃんが、亡くなって数日後、真理さんから 、
「幸恵さんが帰ってきた。」
「やり残したことがあるの。」と 言っていると言う。

これは、困った。

闘病中は、我慢強い幸恵ちゃんは、弱音や、恨みつらみを言わず、いつも穏やかだった。
真理さんのヒーリングを受けていた。
          

「ありがとう、ごめんなさい、許して下さい、 愛しています。」
という癒しの言葉を闘病の状況下の中でさえも口にし、それにより、むしろ周りが勇気づけられ、癒されていた。

どんどん幼児のように、ピュアになっていき、ありがとうと言って、天国に登って行った幸恵ちゃんが、戻って来た。

そんなある日、幸恵ちゃんは、真理さんの所に来て 妹に伝言を伝えた。
「真理ちゃん、尚美にお経を唱えるのを止めてと言って欲しいの。」

真理さんは、「?」だ。
尚美ちゃんは、お姉さん思いで、
「苦言を言われるなんてあり得ないのに‥。‥」   


妹の尚美ちゃんに、事の次第を話し、お経を読んでいるか聞いた。

「般若心経を2回、お姉ちゃんの為に詠んだ。」
と これを、真理さんは、幸恵ちゃんの霊に言うと 、
「お経を読まれるとあの世に行っちゃうのよ。
 もうちょっと尚美のそばにいたいのに。」
と、甘えるように拗ねて頼んで来た。

生前の明るい姉妹の会話そのもので、この話しにホッとした。

これでは、まるで高橋留美子の漫画、るーみっくワールドの世界ではないか?


「尚美が骨を静岡と埼玉に分骨してくれたので、お参りに来てもらう度に、飛んでいかなければならなくて大変。
「あぁあしんどい‥。」

しばらくたったある日、49日の少し前、幸恵ちゃんは、あの世に行く決心をしたという。
それがふるっている。

「あちらで、したい事が見つかった。」
「カフェをすることに決めたの。」  
この言葉は、尚美ちゃんの息子の泰陽君の夢枕で幸恵ちゃんが語った言葉だ。

今度こそ、あの世に行った。そして、少し寂しくなった。
でも、 死んでも、続くんだ、そして繋がれるんだと死を少し怖くなくなった。

ありがとう、幸恵ちゃん。またね!

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