2021.10.10
はじめまして。
日々の視点。日々の記録。
その日に起きたことや感じたことを忘れないように、色褪せないように。ぜんぶはむりだけど、こうして言葉に綴って記録することにする。
今日は日曜日。週に一度の休日だけど、朝はなんとも忙しかった。彼が朝の8時からワクチン接種の予約をしていたから。休日にしてはとっても早起きした。
朝ごはんはインスタントのコーヒーとコンビニのサンドイッチ。昨夜の私は今日の私について「もう、絶対起きれないよね。だめだ。」ってわかっていた。だからサンドイッチを前の日にひとつ買っておいた。
ほかほかのコーヒーとサンドイッチを食卓に出したら早々に彼を起こし、2人で朝ごはんを食べる。サンドイッチは2つ入っていたけれど、彼がもの凄い速さで1つ目を食べ終えたからサンドイッチの消費は彼に任せて私はコーヒーを飲むだけにした。彼がサンドイッチを頬張っている隙に、注射を打ってもらうのに適したTシャツとジーパン、そして靴下を用意した。彼は用意した服に素早く着替えて颯爽と家を出て行った。
"彼を朝早くに起こして病院へ向かわせる。"
私の本日ひとつ目のミッションが完了した。さあ、この後の私はひと息つく間もなくミッション続きである。
彼が家を出たあと、私はすぐに洗濯機を回し、その間に掃除機をかけて干してあった洗濯物を畳み、昨日洗って水切りしておいた食器たちを棚に戻した。「ピー」という音とともにあっという間に洗濯が終了した。
そんなこんなで彼が帰ってきた。
「早かったね」
彼はワクチン接種に対する緊張が解けたのか、帰宅してすぐに寝てしまった。
寝ている彼のそばで洗濯物を干す。我が家は基本部屋で服をハンガーにかけてから、その子たちを一斉に外に出す。だから、洗濯物を干しながらテレビだって観れちゃう。私は報道番組のスポーツ特集を見ながらテキパキと洗濯物を干した。
朝はこんな感じだろうか。しばらくしてから私たちは11時半頃に早めのお昼を済ませ、2人で買い物へ出た。
さて、買い物から帰ってきた。スーパーで購入したチョコレートとジュースを飲みながらテレビを見たりしてのんびり過ごした。
時刻は19時を指すところだった。少しのんびりしすぎたのかもしれない、だって、気づいたら寝てしまっていたのだ。「夕飯の支度をしなくちゃ」「野球も始まってる、チャンネル変えなきゃ」そんなことを考えながら布団から起き上がり、チャンネルを手に取る。少しテレビの音量を上げてからキッチンへ向かう。夕飯の支度をするときは、"野球を聴き"ながらおいしいものを作ることがルーティーンである。時々、実況の興奮した声につられて料理の手を止めてテレビについ見入ってしまう。
今日の夕飯は、焼きそば、さつまいもの味噌汁、揚げ出し豆腐である。本当は日曜日だし、手の込んだものを作ろうと思っていた。が、時間が時間だった。
料理は20分ほどで完成した。いつもなら"優しさ"で彼のお皿に多めに盛り付けるところだが、今日は半々くらいにしておいた。
だって、私もお腹空いてるし彼は料理中もすやすや寝てるんだもん。いいよね、今日くらい。
料理を運ぶ食器の音で彼が目を覚ます。少し、少しだけど呆れてしまった。散々眠っておいて、起きたら目の前にご飯があるなんて幸せだな、なんて思ってしまったから。
でもそれは決して良くない感情ではなく、子どもに対して「あんたったら」って抱くような、そんな感情だ。
「ごちそうさまでした」
食事を終えると彼が「ありがとう」って言ってきた。そんなこといつも言わないくせに、少し照れくさかった。私は「なによ」って言ってすぐに食器を運んだ。
そういうところが憎めないのよ。あなたが死ぬまで毎日ご飯作ってあげようじゃないの。
片付けが終われば次はお弁当だ。彼が明日の仕事に持っていく分のお弁当。でも、私は毎日手の込んだお弁当なんて作れない。時間があるときに、ひじきとかポテトサラダとか大学いもとか、お弁当用のおかずを何品か作り置きして冷凍する。あとは、それを少し解凍してからお弁当箱に詰めるだけだ。この手法は大変便利である。しばらくは同じおかず続きになってしまうけど、そこは我慢してもらっている。
今日はお弁当に手紙を添えておいた。手紙といっても、チラシの裏にボールペンで二言、三言、書いたぐらいだけど。
彼は明日どんな気持ちでお昼を迎えるだろう。仕事が上手くいってルンルンでお弁当箱を開けるかもしれない。いや、ワクチンの副作用で腕が上がらないせいで仕事が上手くいかず、しょんぼりお弁当箱を開けるかもしれない。私はそんな彼の未来のことを考えながら、明日彼がどんな気持ちで読んだとしても、"ほくほくした気持ち"になれるような文章を心がけて手紙を書いた。
明日も一緒に頑張ろう。していることも、している場所も全く違くても、目の前のことをやり遂げたいっていう気持ちは同じでしょう。どうか、何事もなく明日も「ただいま」「おかえり」って言い合えますように。また明日から1週間が始まる、今週はどんな7日間だろう。わくわくする。
あなたがいてくれるおかげで私はいま、憂鬱な週の始まりに対してこんなにも素敵な気持ちを持つことができている。
今日もいちにち、ありがとうね。
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