月でも見ながら散歩しようか

「暑い」「寒い」

だけで一年が終わってしまいそう。
もしかして一生が終わってしまうのではないか。


ジョーダンではない、と地団駄を踏む。


それを否定すべく、朝夕の肌にあたる空気感が夏の終わりを感じさせ、いつまでも明るく暑かった夕の散歩も、18:30を過ぎると暗くなっている。
と秋への移ろいを感じてみるが…
昼間の気温35度て、やっぱり「暑い」。


きっとそのうち「寒い」しか言わなくなるのだろうが、「寒い」って何だっけ。



わんのマティンロウがパピーの頃、我が町のボランティアドッグトレーナーさんに大変お世話になった。
全盛期には、ラブラドール、ラブラドール、スタンダードプードル、小さい犬(犬種わからない)の4匹を連れ散歩していたトレーナーさん。
今はラブ以外の2匹である。

私は散歩の時、どうしても暑さ寒さに負けた服装になってしまうのだが、(夏は紫外線対策を怠った服装とか…冬はスキーウェアとか…)トレーナーさんはいつ見ても、ちゃんとした服装なのだ。
その姿を見ると、犬の散歩の服装にもマナーがあるのだろうかと思ってしまい、自分の服装を二度見する。確かに、イケメンゴールデンマティンロウを連れている者として見合ってない服装だが、マナー違反と言われなければ特に変えるつもりもない。

ある日トレーナーさんは、今なら誰にも会わないだろうと油断したようだ。
しかし私はいつもそんな時間に散歩に行く。

まず、早朝の散歩で遭遇した日のこと。
4匹の犬の写真がプリントされたTシャツを着ていた。カワイイ

そして夜の暗闇の中で遭遇した日のこと。
KOKI 70 でもいけそうなトレーナーさんなのであるが、KIJU 77 と印刷されたTシャツを着ていた。カワイイ

「子供たちがプレゼントでくれるんだ」と照れながら笑っている。
よかった。トレーナーさんだって、人目が少ないだろう時はラフな服装で散歩したいんだ。


今日は中秋の名月とのこと。
「月でも見ながら散歩しようか」
と、マティンロウと夜の散歩に出かける。

19:00前だったが、まん丸なその月は光り輝いていて眩しいくらいだった。
見事!と感動したのも束の間。

今日に限って涼しさを感じない。
出る言葉は「暑い」だけ。
一日の疲れがどっと出た。


「暑い」と「寒い」の間にある季節。
私はこの味わい深い秋を心待ちにしている。
これを楽しみに一年を過ごしているのだから、「暑い」「寒い」だけでは終わらせられない。





noteでの出会いに感謝します
                 ☺︎マティ☺︎

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