明るい夜

書きたいように書こう 柿谷曜一朗

明るい夜

書きたいように書こう 柿谷曜一朗

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サマータイムマシン・ブルース

 私がこよなく愛する演劇集団について。 ヨーロッパ企画と名乗るその劇団は、その9割を40代のおじさんが占めている。京都を拠点として活動しており、定期的に行われる本公演をはじめとする劇団での活動のほか、メンバーはそれぞれドラマや映画への出演、脚本でも活躍している。個人名では伝わらなくても、顔写真を見せれば「なんかみたことある」という人たちばかりだ。  ヨーロッパ企画のHPやWikipediaを見ると、各メンバーの参加作品の多さに驚くはずだ。中でも、劇作家の上田誠は、枕詞につ

    • 「スターバックス☆レビュー」(2024年11月4日の日記)

      ・色々やったりやらなかったりだなぁ。トリックもトリートも特にしていない。部屋にキャンプの時の寝袋を出してしまったので、ここぞとばかりに寝そべっている。「ねそべる」って最高の動詞。 ・ジャンプの単行本の刊行ペースほど、自分の人生の進みの遅さを突きつけてくるものは無いですね。気づいたら2巻出てたりする。ウィッチウォッチの最新巻を読んだら、知らん担任の先生いて笑ってしまった。ウィッチウォッチならこのくらい急に出てきてもおかしくない気はしたが、流石に1巻抜けてた。 ・ひょんなこと

      • 「ループ安堵ループ」(2024年10月28日の日記)

        ・精神状態があまりよろしくないので、読書量が増えている。 ・ありっちゃありスパークを聴いてたら、「働いてると本が読めなくなる」の話題で、「できなくなった」んじゃなくて「変化」なんだって言ってた。良いように捉えていいかい。 ・図書館で群像のバックナンバーを開いてみたら、偶然にも「休むヒント」というテーマだった。エッセイストの古賀及子さんが、逆に自分の時間をなくしてみたという話をしていて、それがなんだか、良かった。 ・最近ハマっている2人の作家が連続して寄稿していてアツかっ

        • 「ニキニキ(アンブレイカブルボディ)」(2024年10月24日の日記)

          ・日記を書くことで、その日1日を自分の外に追いやって総括して、今日も全くの無駄では無かったとして落ち着かせてる節があるな。書いている内容は本当だけど、本当の感情じゃない。辛い日こそ楽しいこと書いちゃうし。その点において、これは日記と呼べるのかがわからなくなってきた。もうよくわかんないよ〜 ・横書きのnoteに慣れないので、「・」を使って羅列する恐山スタイルを真似している。 【最近ミュートして良かった言葉】 〜〜する説

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        サマータイムマシン・ブルース

          「哀れ憐れ」(2024年10月23日の日記)

          ・「憐れみの3章」を観た。 ・前作の「哀れなるものたち」でこのヨルゴス・ランティモス監督作品を知り、世界観というか色彩観がなんだか癖になってしまっていたので、同じクルーで新作があって嬉しい。前作とストーリーの繋がりはないけど、違う色だけど同じ味がする食べ物って感じ。今作もとても満足だった。 ・物話の内容や意味の深い部分については何も理解していないので、正直どうしてこれが好きなのか分からない。見栄かも。でも時々欲しいんだよなぁこういうの。二階健さんの「ファンタスマゴリー」み

          「哀れ憐れ」(2024年10月23日の日記)

          「OK Go」(2024年10月20日の日記)

          わたしのしょうらいのゆめは、おおきくなったらへやにランニングマシーンを4つ設置し、OK Goの"Here It Goes Again"のMVを再現することです。誰か手伝ってくれないか。変なタイミングで急にやろうと思っている。35歳の誕生日とか、そのくらい変なタイミングで。 ・アメリカのバンド"OK Go"は、MVを全力でつくるクリエイティブ集団として有名だが、よく取り沙汰されるのはその規模感とか、撮影方法のユニークさだと思う。無重力とかスロー再生とか。 ・"Here It

          「OK Go」(2024年10月20日の日記)

          「エンタメ公開鍵」(2024年10月19日の日記)

          ・ある演劇作品について感想を求められて、これは、となにかを察したので、直接的な感想をすっ飛ばして「この作品から受け取ったものを自分の生活に照らして考えたこと」だけを一言で伝えた。 ・こういう感じ方をする若者がいて嬉しい、とまで言ってもらえた。そこまで人生観とか問題提起とか、踏み込んだ感想は述べてないので、ひねった伝え方が功を奏したのだろうか。私はその方の作品を見る目を信用しているので、こういうコミュニケーションができたのはとても嬉しい。 ・このシーンが良かったとか、このセ

          「エンタメ公開鍵」(2024年10月19日の日記)

          「私を癒して」(2024年10月18日の日記)

          ・心理カウンセリングなるものを受けてみた。 ・話すだけで少しだけ霧が晴れる感覚があったのだが、なにかの理論に基づいて、何らかのテクニックを使われてるからなんだろうか。資格のあるなしって経験値も含めて、当たり前だけど差があるんだなぁ。 ・カウンセラーは話を聞きながら、受け取ったことをイラストにしていた。必要な職業だな、と思った。 ・あと、あたりまえのように次回の話をしてくれるのがアツい。 ・初めて地下アイドルのLIVEを観た。友人が所属するアイドルグループのLIVE。嬉

          「私を癒して」(2024年10月18日の日記)

          「オセアニアじゃ常識」(2024年10月17日の日記)

          ・夜中に歩いて帰っていると、ふと「いま、自分は無敵なのかもしれない」と思った。 ・今の私には過去も未来もなにもなくて、ただひたすらここにいる。もう終電をとうに過ぎた路線の踏切の上を、ゆっくり横向きに通ったっていいし、コンビニに寄ってお酒を買って、大げさに酔いながら歩いたっていい。これが感情の演出だといっても、観客などいないのだから関係ない。 ・なんだか夜なのに明るい気がする。今日はずっと曇天だと思ってたんだけど。 ・後輩に誘ってもらって、「パプリカ」を観にいった。総じて

          「オセアニアじゃ常識」(2024年10月17日の日記)

          「スパムン」(2024年10月16日の日記)

          ・明日はスーパームーンらしい。10月ということで、異名はハンターズムーン。狩猟を始める時期だから、だってさ。 ・私は猟師ではないので、来月のアルバイトのシフトを出さなきゃいけない。未来はまだ何も決まっていないのに。私にとっては、来月の方がおおきい月だ。 ・スーパー月見バーガーとかないかな。でっかい黄身のやつ。一瞥もくれずに食べるけど。 ・くどうれいんさんのエッセイを読んでいる。エロあたたかくて心地いい。穏やかだけど鋭くて、生き生きとしているという意味で。

          「スパムン」(2024年10月16日の日記)

          「ニコと…」(2024年10月15日の日記)

          ・昨日滑り込んだ最高の展覧会について。 ・丸の内にあるアーティゾンミュージアムで開催されていた、「空間と作品」という企画展。美術作品がどう飾られてきたか、周辺の環境や成り立ちや変遷といった「空間」も、作品と一緒に展示するという試み。 ・例えば、絵が飾ってある部屋の真ん中にダイニングテーブルが置いてある。この部屋の、普通の絵画展との差異はそれだけ。だけど、なんだか感覚が違って面白いのだ。インスタレーション的な楽しさもないことはないが、自らじわじわと没入していくこの感じがたま

          「ニコと…」(2024年10月15日の日記)

          「激昂するおばさん、逆行するじいさん」(2024年10月13日の日記)

          ・電車内にて、大声で文句を言い続けている女性がいた。他の乗客と揉めているというわけではなく、その場にいない誰か特定の1人への文句だった。 ・関係ないとはいえ気分は良くないので、極力聞かないようにした。おそらく乗客みんなそうだったと思う。でも無理だった。だってその相手の輪郭がくっきりと頭に浮かぶくらい、文句が妙に細かったんだもの。されて嫌だったことだけでなく、相手のこういう人間性が気に食わない、というディティールが凄かった。〜歳にもなって〜で〜の体型のくせに……、みたいな外見

          「激昂するおばさん、逆行するじいさん」(2024年10月13日の日記)

          「日記、流れないでよ」(2024年10月8譌・縲?2譌・日の日記)

          ・精神的にアレで日記をサボっていたので、今の世界線がどこか分からないように文字化けさせました。特に何かが解決したわけではなく、今日はパソコンが開けたというだけ。でも、えらい。 ・ダ・ヴィンチ・恐山が以前noteで、 「たいていの日記は夜に綴られるが、日中の疲れが文章に反映されるこたは避けられない」、でもそれは「日記を書いている現在時点の都合であって」と言っていた。 その通りだなぁ、と思った。 ・数日分、雑にまとめて書きます。明るく。 ・「口に関するアンケート/背筋」を読

          「日記、流れないでよ」(2024年10月8譌・縲?2譌・日の日記)

          「デンタルバッテリー」(2024年10月7日の日記)

          ・ずっと行っていなかった歯医者に行った。 ・どうして行っていなかったか。学校の検診で異常がなかったり定期検診の催促がゆるかったり、適当な理由は何個かあるけど、結局は、一度サボってしまった場所に自ら赴くときのストレス値が人より多いんだと思う。本来の意味での「敷居が高い」ということであり、その居心地の悪さが自分の怠惰のせいでしかないので、脳内で過剰に敷居を建て増してしまう。 ・予約する時の、「あ、今の勢いならなんか予約できるかも」という心の動き、ずっとできてなかったので嬉しい

          「デンタルバッテリー」(2024年10月7日の日記)

          「犬が いる」(2024年10月6日の日記)

          ・犬の散歩をしている人が時々する、「世の中の人はみんな犬が好き」だと思っているがゆえの行動。なんかモヤモヤする。 ・自動車の通行量の多い道で、そんなに幅をとって歩道を歩いちゃいけないでしょ。厄介な軌道を進む衛星を引き連れているんだから、なおさら気をつけるべきものじゃないのかい。かわいい犬がいればその横柄は許されるんですか。そのしわ寄せがこっちにきて、私だけ危ない車道側に押し出されるの意味わからないよ〜〜〜。 ・飼い主が犬の動きを一切制御しようともしてないのを見ると、それを

          「犬が いる」(2024年10月6日の日記)

          「リドラーとワルキューレ」(2024年10月5日の日記)

          ・謎解きに飢えている。 ・単体でひらめきを求められるものも好きだが、何問かセットで解いたらキーワードや先の情報が明かされ、前提や必要な要素が変化してもう一回同じ問題を解くやつが好きらしい。「逆さまにしてやり直してください」みたいな指示がくると、背筋がゾワゾワして楽しい。 ・いくつかやっていると、確かにパターンは似通っているので慣れてくるし正答率もスピードも上がる。でもずっと面白い。まだこの奥にも部屋がつくられてるの?!というワクワクを求めていて、根本的な構造とアイデアに魅

          「リドラーとワルキューレ」(2024年10月5日の日記)