メンタル弱いな、自分…
私は図書館で予約をして本を借りることが多いです。
中には数百人待ちの本もあります。たしか又吉直樹さんの「火花」は500人待ちだったような記憶があります(1年半待ったかなぁ)。
中には、予約していたことをすっかり忘れていた本もあります。
で、たまたまほとんど同じ時期に、ほとんど同じジャンルの本が確保できるときも、よくある話です。
この2冊はまさにそれ。
となりの「億り人」(大江英樹)
&
ジェイソン流お金の増やし方(厚切りジェイソン)
図書館司書さんからは「生活に困っているのかなぁ」or「財テク野郎」と思われたかもしれません…
つらくなってきた
最初に、厚切りジェイソンさんの本を読んでみましたが、3割程でいったん打ち切りました。昔、私がことごとく失敗した過去が思い起こされたからです。
それがもう15年程前。すっかりやめてしまいましたが、その間に相場は右肩上がりになっていたようです。
「失敗をいつまでも引きずっているんだなぁ」と自分を顧みて思いますが、何もしなかった事も「増やしていた可能性を自分でつぶした」と思い、ダブルでショックです
とはいえ、その当時は会社から給料が出ず、親の保険金を切り崩して生活していた時期が長かったから、投資なんてしている状況じゃなかったんだ。だから仕方ないんだ、と無理やり自分をフォローしています。(←だから進歩しない)
メンタル弱いな、自分…
新書のほうに切り替えて読み、読了してから厚切りジェイソンさんの本に戻りました。
共通点1
投資には
「リスクを取る」ことを実行できるだけのメンタルの強さが必要
と書かれていて、
かなり心理的な面でのハードルが高い
とも書かれています。
厚切りジェイソンさんも、株価が暴落したときのメンタルの厳しさを痛切に語っています。
強いメンタルが求められるということ。私にそんなものはありません。
共通点2
どちらも、「増やす方法」だけでなく「支出を減らす方法」が具体的に書かれていました。特に、「となりの…」では、生命保険をかけることについて具体的に数字で表していました。そのくだりを読み、
「私の家じゃ支出を減らせない」
と思いました。
資産家になっている人の多くは、限定的で掛金の安い保険に入っているようです。
うちはめちゃくちゃ入っています。
「なにかあったらどうするんだ」
一度それを言い始めたら、もう病的なまでに続きます。そしていろんな保険に次々と入りました。まさに保険屋の思うツボです。
社会保障が充実していて、それでも足りないぶんはパートでもして補えばいい、と言っても徹底的に否定します。「自分がパートをして補う」という発想がないのです。働かずして生活したい、そのためには保険が必須。
もう発想がアベコベです。何度言っても埒があかないので、あきらめました。
思ったこと
新書のほうには、資産家の多くは、家(部屋)が片づいていると書かれていました。その理由として、
とあり、理由の一つとして、
◯無駄な買い物をすることが少なくなるのでお金が貯まる
さらには、
◯考えて判断する作業がスムーズになる。
とありました。
こちらは、「無駄な買い物」が多いことは間違いありません。
本がうずたかく積み上げられ、それを捨てようとしたら全く同じ本が2冊あったこともありました。
冷蔵庫には、ケチャップや同じ調味料がいくつも入っています。使いかけのマヨネーズが冷蔵庫の中に4・5個入っていることもありました。
厚切りジェイソンさんの本には、節約術の最後の項目に、
「家族がお金に対して同じ価値観を持つ」と書いていて、一番大事なのはこれかもしれないと書かれていました。
そう思います。
ウチはまったく価値観が合いません。
「マヨネーズ、3つはあるよ」
と言っても「いつか使うんだから、そのままにしといて」と反論。
そしてカピカピになった使いかけマヨネーズがいつまでも冷蔵庫に残されていきます。
「あの調味料がなかった」がないように、年に1・2度しか使わないようなレアな調味料もストック。チューブの練り物はすごい数で、これも同じものが2・3個あるのもザラです。味が変化していないか怖くて、使えません。そうしていつまでも同じモノが冷蔵庫に残されていきます。
捨てようとすれば「使うから捨てるな」と一喝。
「なんで同じ本が何冊もあるの。もったいない」といえば「うるさい」で終わり。
結果的に、収入より支出のほうが多い状態です。
そして、家にはモノがあふれかえっています。そんな状態じゃお金が貯まるわけがない。
自分の家でそれは完璧に実証済みです。
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。