横軸の学び(国道16号線)
国道16号線「日本」を創った道
という本を読みました。
概要
神奈川の三浦半島から東京、埼玉をぐるっと回って千葉の房総半島まで通っている長ーい国道について、地学、音楽、現代社会、日本史、さまざまな側面から考察した、結構まじめな本です。
まじめなので、途中で眠くなるときもありました(先生、すみません!)。
個人的16号線
なにせ約330キロもある長い国道なので、周辺住民にとってはそれぞれの16号線があります。
私にとっての16号線は、福生です。
福生の16号線は、かなり異国です。
ブルーシールアイスクリームは異国感を感じる外観で、なかなかな値段なので滅多に行けないものの「ニコラ」には3、4回行きましたし、興味を持った私は「東京アンダーワールド」も読みました。
大瀧詠一さんの代表曲は、私は勝手に「福生ストラット」だと思っています。
(ご本人が歌っている貴重な映像)
パート2、こっちのほうが有名だと思います。
のちに、「大阪ストラット」という歌に引き継がれて?いきます
住民の生の声
巻末の解説で三浦しをんさんが語っています。
「国道16号線周辺に住む(略)我々はずっと、退屈で文化不毛な郊外の地に住む野蛮人だと思われてきた」「都会への憧れが妙な対抗心となって表れてしまうあたりに、16号線周辺住民たる我々(というか私)の鬱屈と卑屈さが凝縮されている……。」
非常に共感できます。(というか私)の部分、「私」に「私」も加えていただきたい。
感想
それから、三浦さんは、著者である柳瀬博一さんの話のおもしろさにも触れています。その理由は、冒頭述べたように、ひとつのテーマを実にいろいろな角度から語れることではないか、と思います。そういう意味では、自分はちょっと(かなり)足りてない。。。私がモテない一因をこの本で感じとりました。
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。