わいたこら(新庄剛志)に、「プロ」を見る
プロ野球チームの監督を務めている新庄剛志さんの本です。
選手としてのすごさ
何かの取材を見てびっくりしたのが「読みのすごさ」
外野手が立っているのを見ただけでダメ出しをし、その理由を非常にわかりやすく説明していました。守備も走塁もそうですが、「一歩目」が大事。それを体現していました。
新庄さんのプレーで有名なのが、敬遠の球を打ってサヨナラ勝ちした場面です。ただ、私は個人的には、
「もうその話はいいんじゃない?」
と思ってます。まぁ阪神巨人戦は当時はなにかと盛り上がるコンテンツでしたから仕方ないのかもしれませんが。
その新庄さんが出したこの本ですが、初版刊行が2018年とあるので、この時期は日本を離れてバリ島で生活しています。このあと野球選手に再挑戦して再び注目を集め始めました。
読んで思ったこと
こういう人が「プロ」なんだと思いました。
特に「おぉ」と思ったのがこの箇所。
この「決めていた」はアスリートから時折聞く言葉です。「決めていた? 決まらない場合だってあるじゃん! そんな時はどうするの?」と言うことはおそらく考えていません。それが「決意」なのかなと思います。
もうひとつがこちら。新庄さんは波瀾万丈な人生を送っているのですが、
こういう心境で生きている、まさに生きる原点にかえっているんだなぁと思います。
ちょっと野村監督との話が少ないんで、もう少し野村監督との話を掘り下げた本が出ることを期待。
あと、この本に出てくるイチロー選手や落合さんと、どこかでサシで話し合えるときが来たら良いなぁとも思ったりしました。
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。