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ぼくはあと何回、満月を見るだろう(坂本龍一)

私が初めて買ったレコードは、YMOの「浮気なぼくら」でした。

その後、坂本龍一さんのアルバムはだいぶ聴いたと思います。日本のアーティストでは間違いなくいちばんです。
坂本さんの最後の書が、この「ぼくはあと…」です。

本の内容は、ほぼ仕事の記録です。

すごい

多忙をきわめていくなか、著名な人の依頼を受けるかどうかと検討しているときの一文です。

加えて、パートナーからの説得もありました。「今世界中で、あのイニャリトゥ監督から直に音楽を頼まれるミュージシャンが何人いると思う? ガンが再発して死んでもいいからやりなさい」と。

こういう「背中を押してくれる人」の存在がいることは大きいですね。活躍の裏にこういう人は絶対いると感じます。毎日これを言われると精神的にキツイものはありますが。

同意

海外の人との交友や仕事も多い坂本さんが語った一文です。

訪れたことがない国でも、ひとりでも知り合いがいれば、そこはただの異国ではなくなります。

すごくそう思います。

わが子が小学生だったころ、クラスメイトにアフガニスタンの子がいました。小学校を卒業するタイミングだったか、「国へ帰る」と聞きました。
私はひと言も話をした事はありませんが、「彼らの家族はいったいどうなったんだろう」と気になって仕方がありません。

改めて思うこと

坂本さんの曲は、時代によって音もリズムも曲調も異なり、「今、聞くならこの曲」と思える曲が、気分によって全然違っています。
坂本さんの曲は、どんな気分でも受け入れてくれる。それってすごくないですか。

今聴きたくなったのはこの曲。ピアノだけで泣けてきます。

すみません映画はたぶん見ていません(見たのかもしれませんが全く記憶にありません)。





#思い出の曲

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。