「線は、僕を描く」本を読んだ感想

「線は、僕を描く」 砥上 裕將(著者) ☆4

 両親を事故で失い、心がからっぽになってしまった主人公霜介が、ひょんなことから日本を代表する水墨画家に弟子入りすることになり、心の傷の回復と成長をしていく様を描いた作品。

 作者自身が水墨画家なので、水墨画に関する描写がすごいことはさることながら、「ちはやふる」のような爽やかな青春ストーリーで、読了後はなんだか気持ちのいい余韻に浸れる。

 特にキャラクターの個性が本当にすばらしくて魅力的な物語にはこれが一番大事なんだなと感じさせられた。

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