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「つながっているだけで満足」はもったいない!と思った話

3児の母をしていると、子どもを通して保護者同士つながることがあります。いわゆる「ママ友」というやつです。

ママ友とのSNSでのつながりでは、トラブルを聞いたこともあるし、疑問に思うようなできごともありました。でも、一番上の子が高校生になった今、ママ友のおかげで情報共有できて助かった、と思うことのほうが多くなりました。

中学生息子の一面を知ったママ友情報

中学生の我が息子。彼の友人A君は息子と出身小学校が違ったものの、習い事を通して小学生のころから行動を共にする機会が頻繁にありました。彼らが小学校時代、A君ママとは1回だけ、子ども経由、習い事の教室を通して手紙でやり取りしたことがあったものの、顔を合わせて直接話すことはありませんでした。

中学生になって初めて顔を合わせる機会がありました。子ども同士が一緒にいる時になんとなく一緒になり「もしかしてA君のお母さんですか?」から始まって、親交を深めることができたのです。「ああ、あの手紙の主はこの方だったののね、しっかりしているなあ」と感激しました。そして、その流れで連絡先を交換したのでした。

連絡先交換といっても頻繁に連絡を取り合うわけではありません。疑問に思うことがあれば情報共有できる状態になり、いざという時心強い存在ができた、という保険のようなつながりを持てた気がしています。つかず離れずの心地よいつながりができました。


そんなふうにつながったA君の母上から久しぶりにLINEがきました。
A君が電車の中で落とした自転車のカギを、息子が拾って預かっていたというのです。中学生になって子どもたちはスマホを持つようになり、親の管理を離れて子ども同士で連絡を取り合うようになってました。やりとりについては息子に任せていたので細かなことは把握していなかったのですが、息子はA君に、鍵を拾って預かっていることをすぐ連絡したようです。
A君の母上からのLINEは、息子がカギを探しまわらずに済んだので助かった、ありがとう、という連絡でした。


普段、学校であった細かい話を自分からは話さない息子。
回りまわって他の方から話を聞き「え、そんなことがあったの‼」とびっくりしたことが我が家ではたびたびありました。
だから、今回もまた息子に報告してもらえなかった、と最初は寂しく思った私。
でも、中学生なんて、友達を助けた自分のお手柄話をわざわざ親に報告しないですよね⁉少なくとも、中学生時代の私は報告していなかった気がします。

知らなくても何ら問題のない息子のエピソード。でも、わざわざ報告してもらえたから、息子の成長を感じることができました。

子どものお友達保護者から、自分の子どものこんな面がステキだったよ‼と伝えてもらえるのってとてもありがたいことなんですよね。何気ないエピソードでも、子どもから直接聞けない話は特にありがたいものです。

同時に、私も逆の立場になったら積極的に気づきを伝えたいと思いました。残念ながらまだそういう機会はありません。でも、友達と出かける、と言い残して家を出ていく子どもたちの背中を、今日もゆる~く見送っています。


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一ノ勢さい子(二拠点生活を目指す人)
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