一ノ勢さい子(二拠点生活を目指す人)

50代突入主婦。義祖母・義父母・夫・高校生と中学生の合計8人で兵庫県西播磨地区に住んでいます。時事ネタ好き/万人受けはしないかもしれないけれど、ハッとする気づきをすくい取って文章にしたい。心の中のもやもやをスッキリに変えることを目指します。

一ノ勢さい子(二拠点生活を目指す人)

50代突入主婦。義祖母・義父母・夫・高校生と中学生の合計8人で兵庫県西播磨地区に住んでいます。時事ネタ好き/万人受けはしないかもしれないけれど、ハッとする気づきをすくい取って文章にしたい。心の中のもやもやをスッキリに変えることを目指します。

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「選挙、決まっちゃったね」という家族の言葉を聞いて考えたこと

無意識の言葉が映し出す選挙の裏側2024年11月18日の朝。 兵庫県民である私の自宅に届いた新聞の一面には、注目を集めていた兵庫県知事選の結果が大きく掲載されていました。 朝の慌ただしさの中、新聞に目を通していると、70代の義母が突然声をかけてきました。 「選挙、決まっちゃったね」 この一言に、私は思わず立ち止まりました。「決まっちゃった」という表現には、義母の隠れた思いが垣間見えたのです。 言葉の裏に潜む本音義母の何気ない一言には 「みんな、今回当選した人には投票

    • 「世界が狭いから」ではない。「縁があったからつながった」と信じたい。

      現在小6の末娘は幼稚園の時、友達は2人しかいない、と豪語していた。その言葉通り、いつも決まった子とばかり一緒にいた。そして、子どもがいつも行動を共にしていたので、親同士も自然と行事のたびに親しくなっていった。 そんな友達とも幼稚園卒業でお別れとなった。3人とも別の小学校に進学した。卒園後も低学年の頃は親子で遊ぶ機会があったけれど、学年が上がるにつれて会うことはなくなった。連絡する機会も徐々に減り、年賀状のやりとりもいつの間にか途絶えた。 転機があったのは娘が5年生の時。彼

      • 2024年1月、我が家のコロナ振り返り

        「おばあちゃんがコロナだって!」 地震や事故のニュースでなんとなく気持ちが沈みがちだった新年のスタートでした。1週間が過ぎ、気持ちが少し落ち着いた1月7日。階下に住む義母がコロナにかかったことが判明しました。 実は、その少し前から2階に住む私たち世帯のほうでは、中学受験を目指す次女が体調を崩していたのです。次女は1月5日から熱が出ていて、咳やのどの痛みを訴えていました。微熱が3日ほど続いていたけれど、比較的元気だったのでのんびりと見守っていたのです。 そんな中、まさかの

        • 妹の家にまだ行ったことがない姉です

          私は、3人姉妹の長女で妹が2人います。実家には2歳違いの妹が住んでいますが、下の妹は、アメリカに住んでいてなかなか自分から会いに行くことができていません。 私の両親や、上の妹家族はこの10年の間に何度か妹のアメリカの家に行っています。それなのに、私を含めた私の家族は行ったことがないのです。 華族5人で渡米となると日程的にも経済的にもそうそう簡単には行けないし、日本と違う価値観の国に子どもを無事連れていけるかも不安で断念しました。さらに、コロナも追い打ちをかけてきました。

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        • 世の中のニュースから考える
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        記事

          「ガラスの仮面」にはまった冬休み

          漫画「ガラスの仮面」の存在は、子どものころからなんとなく知っていました。でも、漫画を読むことにあまりいい顔をしなかった親の手前、子ども時代は読む機会がありませんでした。 それが、今ではスマホ一台でどこででも読むことができます。 この年末年始、私は「ガラスの仮面」の世界についのめり込んでしまいました。 「ガラスの仮面」と言えば、恵まれない境遇で生まれ育った演劇好きの少女が、師匠に才能を見出され、演劇に目覚め成長していく話です。ウィキペディアを見るまでもないけれど、今50代の

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          2024年。ナイショの抱負

          2024年が始まりました。今年は思わぬ天災、事故で心がざわついています。 幸い、私はそれらの出来事の影響を受けていないので、報道で心を乱すのではなく、自分のやるべきことを淡々とやっていこうと気持ちを引き締めています。 今回は、新年らしく抱負をまとめておきます。 ただ、これは「ナイショの抱負」。ここに書いた時点でナイショになっていませんが、リアルの友達にはナイショということにしておきます。 ここで足を止めてくださったあなたは何かご縁があってのこと、どうかお付き合いください。

          2023年、電子書籍出版からの動画編集、そしてどこへ???

          若い頃は、目の前においしそうなエサや気になるものがちらつくと、よく考えずに飛びついていました。そのエサに巡り合ったのは運命に違いない、と思い込んでいたのです。 でも、結果は消化不良でした。どれも中途半端で結局何も身につかなかった。あれこれ気になるものがあって、優先順位を決めなければいけないのに、結局面倒くさくなって何もやらないという状態。 それではいけないと気が付いたのは、恥ずかしながらここ何年かのことでした。意識して直そうと思うものの癖は抜けなくて、ちょっと気を抜くとあ

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          「つながっているだけで満足」はもったいない!と思った話

          3児の母をしていると、子どもを通して保護者同士つながることがあります。いわゆる「ママ友」というやつです。 ママ友とのSNSでのつながりでは、トラブルを聞いたこともあるし、疑問に思うようなできごともありました。でも、一番上の子が高校生になった今、ママ友のおかげで情報共有できて助かった、と思うことのほうが多くなりました。 中学生息子の一面を知ったママ友情報中学生の我が息子。彼の友人A君は息子と出身小学校が違ったものの、習い事を通して小学生のころから行動を共にする機会が頻繁にあ

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          【二世帯住宅について】電子書籍、出版しました!

          2週間ぶりの投稿です。 Twitterでは告知済みですが このたび電子書籍を出版しました! 二世帯住宅で絶対に後悔したくないあなたへ (みかどBOOKS) | 一ノ勢 さい子 | 日本の建築 | Kindleストア | Amazon 2021年の夏に「電子書籍出版」を自分もできるかもしれない、と思うきっかけがありました。 野口まよ先生 まよまよ@WEBコピーライター(野口真代)|note のライティングカレッジとの出会いです。 「【早割50%OFF】ライティングカレッジ

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          子ども会って誰のため?少子化が進む地区の事情。

          年度の変わり目ですね。 来年度、私は子ども会会長になります。 私の住む地区では、小学校最高学年の保護者たちが話し合って会長になってきました。 しかし、今年は話し合いはナシ。 なぜかって、6年生がうちの次女しかいないのです。最高学年の保護者は我が家だけ。 今年の6年生は3人でした。我が家の長男もその中の1人です。 彼らが一気に卒業し、9人いた子ども会メンバーが6人に。1学年だけ2人いて、あとは各1人。来年の新入生はいません💦 4月に高校生になる長女が入学したときは全学

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          ChatGPT、子どもには「ただ与えるだけでは済まない」と思った話。

          最近話題になっているChatGPTについて、考えさせられました。 ★★★ 先日、夫婦で「寺と神社」について取り上げていたテレビ番組を見ました。その時に「なぜ寺と神社は共存できたのか」という話になったのです。 少し前に、夫が「ChatGPTなんて知らない」と語っていたのが頭に残っていた私。テレビを見ながら、これは夫にChatGPTを説明するいい機会なのかもしれない!とワクワクしてしまったのです。 テレビを見ながらChatGPTの画面を開きました。 作業をするのにしばし沈

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          自分で自分の道を決めた娘の高校受験を振り返る

          今日、ついに今年度の我が家の受験が終わりました。 中三の娘の高校がついに決まったのです! というわけでちょっと気持ちも緩んでいるのですが、今までを振り返ってみます。 ★★★ 長女は、高校受験に主眼を置いた塾に、小3の時から通い始めました。本人が塾で勉強したい、と言い出したのがきっかけです。 一度始めた習い事は、よほどのことがない限り続けていた長女。塾も宿題が多くて苦労した時期がありましたが、初期からずっとかかわってくださった先生にはよく面倒を見ていただいていました。

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          「子どものため」が子どもの成長の機会を奪うかもしれない、と思った話

          親が「子どものため」と思って躍起になっているその行為は、本当に子どものためになるのかどうか。実は親が必死になればなるほど、子どもが伸びていく機会を奪うのではないか。 最近、そんなことを考える機会がありました。 ★★★ 「立春」を過ぎたものの、まだまだ寒い日が続いています。電気代が上がっているので、あまりエアコンに頼りたくないと思うものの、やはり我が家では四六時中暖房に頼り切っています。 そんな中、高断熱・高気密の家に住むという人の話を聞きました。外気温の影響をほとんど

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          たとえ話の解釈は1つではない

          「ドべネックの桶」という言葉を知っていますか? 私は、桶の1枚1枚の板を個人の能力・スキルとみたて、足りないスキルを伸ばしていく努力をしようというたとえとしてはじめてこの言葉を知りました。 本来の意味は違うところからきていた!!とても印象に残ったので、 「ドべネックの桶」についてもう少し調べてみました。 すると、「ドべネックの桶」は「リービッヒの最小律」をわかりやすく説明するための図だったことがわかりました。 ドイツの化学者リービッヒの「生物の成長は一番足りない栄養分の

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          ちょっと寂しいけれど我が子を誇りに思った話

          先日、6年生の息子にとっては、小学校最後の授業参観がありました。 3年前の長女の時も、小学校最後の授業参観は「親への感謝の言葉を伝える会」。我が子はどちらかというと、いや、確実にそんなイベントには後ろ向き派です。 「なんでわざわざみんなの前で親に感謝せなあかんの」 「はずかしい」「面倒くさい」 そうなんです。私も小学校の時は「そっち派」なので、気持ちはよくわかります。 でも、子どもたちの中には泣きながら本当に感謝する子どももいました。今回は感染症拡大防止の影響で、保護

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          スマホの写真整理をして気づいた子どもへの想い

          子どもの人生は大人のものじゃない。 そんなこと、わかっていたつもりだったけれど、 意識の底では理解できていませんでした。 自分はちゃんと意識していたと思っていたはずなのに。 今回は、自分でも意識していなかったことに直面し、 その事実に面食らった一週間の報告です。 ★★★ 急に、スマホの中のアルバムを整理しようと思い立った。 普段、写真は撮りっぱなしだから、容量がパンクしそうになっていた。 私のスマホの中には、子どもの画像はもちろん、動画データもある。さらには学校からも

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