とにかく比べない。
起きたいときに起き、食べたいときに食べ、やりたいようにやっている不登校の息子たちを見ていると、以前は怒りや不安でわなわなしていたけれども、三年たった今では、ここはシェアハウスだな、と、割りきれるようにもなった。それぞれ好きなようにやったらいい、好きな世界を広げればいい、私はそれを応援するシェアハウスの管理人のおばさんなのだから、と思えなくもなくなってきた。
ここはシェアハウス、ここはシェアハウス。
私は管理人、私は管理人。。。
だけど、時々猛烈な不安におそわれる時がある。そんな時は、世の中と比べたり、誰かと比べたり、無自覚に何かと比較している時だったりする。
不登校の母親をしている以上、普通みたいなものと自分の家庭を比べることは、自分のメンタルを削ることになり、しんどさは雪だるま式にふくらんでしまうけれど。
でもどうしても、世の中に出ると、比べる対象が目に入ってしまう。
楽しそうに歩く学生、部活に打ち込む姿、若者が談笑するマクドナルドのテーブル。誰かの噂話。
そういう景色を見ながら、家にいる息子たちを思い出すと、なんとも言えない気持ちになる。
全ての幸せのために、比べない、ということはとても大事なこと。
世の中からも、兄弟同士も、自分の昔とも、とにかく比べない、が目標になっているけれど、、、つい油断すると凹んでいるから、気をつけねばならない。
そんな時は、オリジナルな人生への憧れを思い出す。
きっと息子たちは、何も左右されないオリジナルな人生を歩むのだろう。
そう思って、何の不安もなくワクワク出来たら最強だと思う。
ワクワクまではまだまだ道なかば。
でも遠く遥かにそれは見える。
今日も息子たちは、朝寝る。
ハチャメチャな食事のタイミングで暮らす。
そして、私は今日もなにかに抗う。
もう何とも戦いたくないのに、なにかに抗ってしまうんだろうな。
とにかく比べないことにする。常識とやらと。
もうずっと、それがテーマ。