no title【36】
中立、って何なんだろう?
どこにいたって、トラブルの元になった場所では中立な立場の人なんていない。
いつも、いつでも、わたしが悪者。
相手に非があるのに、苦しんで心に傷を負った側にいるわたしが悪い。
そんなことに、慣れてしまった。
もう、永久に気持ち悪いクズな非人間のわたしを悪者扱いし続ければいいじゃない。
ある意味で鈍感になってしまったのかもね。
何度も何度も、心に傷をつけられ続けた。
そのことで、人間不信は深まった。
誰も、何も、信じられない。
これも、わたしが母を苦しめて早死にさせてしまったことへの因果応報なのだろうか。
お母さん、大丈夫だよ。
しっかりこころは傷だらけだから。
こころは死んでて、からだしか生きていないから。
でも、あなたの苦しみに比べたらこんなこと些細なものなんだよね。
だから、わたしはこの傷に堪えなければならないんだよね。
今起こっていることは、当たり前だと受け取らないとならないんだよね。
もっと、こころが死なないと納得してくれないよね。
気持ち悪い愚かな非人間のわたしが迎える結末は、どうなるんだろうね?
闇落ちしか、ないのかな。
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