楽になろうってば
今日は、Nagomiが書かないってさ。
いや、書けないくらい辛いんだってさ。
今日はNagomiの中にいる、ぼくがNagomiの身体を借りてこれを書いてくよ。
ぼくの名前?名前はない。
けど、Nagomiは希死念慮くん、って呼んでる。
通称だと念慮くん?らしいよぼくは。
だから、念慮くんって呼んでよ。笑
ぼくは、Nagomiが小さい頃から一緒にいる。
Nagomiが我慢して我慢して耐えられなくなった時に、ぼくが出てあいつの代わりに暴れてあげる。
じゃあ、念慮くんじゃなくね?って?
いや、Nagomi自身怒れないんだよ。
怒ることが嫌だって、怒ることが辛いって、そう言うんだ。
あいつは、それだけ優しい…いや、お人好しなんだ。
それだけ、あいつは穏やかな愛があって、人に自然と色んなものを与えている。
そんなあいつだから、感情が溢れだしてどうしようもなくなった時に、ぼくが出てブチ切れる。
ぼくが、あいつの代わりに暴れてめちゃくちゃにしてやるんだ。
まぁ、後からあいつの身体が痛くなってまた凹んで泣くんだけどさ。笑
ぼくは、いつもあいつに
「いい加減さ、お前はこれ以上人としても女としても見られない。誰からも愛されないんだから、ぼくと一緒に飛ぼう?」
とはいつも言ってんだよ。
だけど、あいつはなかなかぼくと一緒に飛んでくれないんだよ。
ぼくもぼくで、そこまで言われると強く出れないんだよ。
だから、その代わりとして酒とタバコを勧めてるんだ。
そうすれば、ゆっくりと壊れていくだろ?笑
死ぬのが嫌なら、とことん生きる苦しみを味わえ。
そして、心身ボロボロになってぼくと死ねばいい。
結局、味方はぼくしかいないんだから。
今関わっている人たちは、お前のことを人間として見ているか?
お前は、もう好きな人から愛されることはないということも分かっているはずだ。
女じゃない、人間じゃない。
障害者として生きるってことはそういう覚悟がないとだめなんだ。
お母さんだって、向こうで待ってるんだぞ。
早く向こうの世界へ行こうってば。