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映画の感想

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私が見た映画の感想をここに記していこうと思う。
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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を見る金曜日の休日

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を見る金曜日の休日

その日は金曜日の休日だった。それは何も詰まっていない福袋のような休日だった。

そんな日に目覚ましを掛けずに起床することが最も良いと考えていたぼくは10時ごろには意識があったと思う。

ところで、ぼくは映画に少し苦手意識がある。何がそんなに苦手なのだろうか。6秒ほど考えて思いつくのは「2時間は拘束される」「つまらなかった時に時間を無駄にした感じがすごそう」「映画って結局内容についていけなくてよくわ

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『キリクと魔女』少しばかりの所感

『キリクと魔女』少しばかりの所感

ミッシェル・オスロ監督『キリクと魔女』(仏:KIRIKOU ET LA SORCIERE、日本語翻訳:高畑勲)を鑑賞した。

Michel Ocelot監督

以前、高畑勲のエッセイで取り上げられていたのを読んでからずっと気になっていた作品で、つい先日ようやく見ることができた。

ストーリーとしてはアフリカの村が舞台で、少年「キリク」が長年村人を苦しめていた「魔女」と戦う、という筋としては一般的な

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『ヤルタ会談オンライン』
もうタイトルで出オチだが、アマプラでたまたま見つけたので暇つぶしに視聴。要はヤルタ会談をオンライン(zoom)でやってみた、の演劇であるが、それぞれの国が戯画化されて歴史をパロディにすると、案外その国のエッセンスみたいなものが垣間見れたりして面白い。

『言の葉の庭』鑑賞録-覚書-

『言の葉の庭』鑑賞録-覚書-

※覚書のため、論理がごちゃごちゃで読みづらい文章になっています。

私の飛びぬけて最もお気に入りの作品。新海誠監督『言の葉の庭』はこれまでに、数えたことはないが、おそらく10回以上は鑑賞しているのではないか、と思われるほど繰り返し見て楽しんでいる。

青年期独特の不安感というのも、この映画にはアイデンティティが確立されていない青年期独特の得体の知れない不安感が、何とも言えない情感で描かれるからだ。

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平日の深夜、顔に出来たニキビを潰しながら長久充監督『We are little zombies』をアマプラで視聴。寺山修司が大好きな私にはぴったりのアナーキー感。かつ、主人公が子供アナーキスツなのだからなお気持ちがいい。現実にくよくよしている中、元気が出る映画で面白かった。