社会人へのグラデーション
「学生」
当たり前のように私を16年間守ってくれていた看板が突然消えてしまった。
あれ?もうすぐ社会人なの?
毎日そんな思いを繰り返し、自分を騙して
3/24に卒業式を迎えてしまった。
4年前入学式に咲いていた桜は、
コロナという逆境を生き抜き、卒業式に咲いていた。
そんなことをふと思いながら母と歩く桜道。
「あ〜ほんと私大学生活充実してたよね。」
「よく頑張ったね。」
「後悔なんてないよ。」
「いろんな経験できたもんね。」
「うん!楽しかった!」
母と話す大学生活の振り返りはいつもこんな感じ。
充実しすぎて、話すことが逆に簡素化されてる気がする。
そのくらい充実してたってことだ。
この4年間は、毎日自分がしたいことに没頭して
「私」が確立された感覚があって、
でもそれは周りからの期待や信頼があったからこそ成り立っていた。
自分の赴くままに動いて、突き進んでいくってことは、周りの理解がないと前進できない。
高校までの私は、自分から周りを巻き込んで、心赴くまでにやりたいことなんてできていなかった。
自由な校風が特徴の高校で、自由であることに囚われて、結局自由の中の不自由さに閉じこもっていた。
容姿やSNSで自由アピールをし、周りに馴染むことしか意識のない生活が本当に自由だったのか。
楽しさもありつつ、私らしさを見失っていた。
一方で、
全国各地から集まって、
それぞれ歩んだ道が違くて、
いろんな考えを持った人が集まる大学。
大学に入って
自由≒好き放題ではなくて
自由≒自主の時間を追求すること
なのかなって気づくことができた。
私はきっと周りの助けもありつつ、自らの意思で興味のある方向へ進み、時間を費やすことができたから、後悔も寂しさもない状態で次へステップアップできるのかもしれない。
社会人になり、「学生」から「大人」に染まっていくこれから。
大学での経験以上の経験をしないといけないのではないか?
「忙しい」を理由に何もできない自分が現れちゃうのではないか?
大学以上のやりがいや行動力がないと自分に失望してしまいそうで怖い時もある。
自意識過剰だけど、勝手に周りからの期待も背負ってしまっていそうな感覚。
それでもまずは、自分らしく、周りの力を借りて楽しむことが第一歩。その中で自主制を持って動けたらいいなぁ。
辛い時はたくさんの人に相談乗ってもらおっと!
今年の入社式は葉桜が見え始め、
ピンクと緑のグラデーション。
心の中のワクワクとドキドキを映し出してるようだ。
最後に、大学生活でお世話になった方ありがとうございました!
そして何より、高い学費を払って高校大学に通わせてくれた両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
これからの私に幸あれー!!
おわり🌿