見出し画像

ピアノを楽しむヒントが隠れている...かもしれない「ピアノ調律師のコンテンツ」

ブログ、インスタ、X、YouTubeなど、今は各ピアノ調律師がそれぞれの形で発信をしています。

せっかくたくさんのコンテンツがありますが、読み手からは宣伝やピアノ調律師を選ぶ材料、くらいに思われがちなのがもったいないなと思っています。実は「ピアノ調律」と言う枠を超えて、そこには弾き手の方にとってもピアノ自体をもっと楽しめる情報がたくさんあります。

ピアノのことを伝えるのって、目には見えず伝わりづらいことも多い&説明に前提知識が必要だったりでなかなか難しくはあるのですが、みなさん各々工夫していて同業者としても刺激をもらっています。

年明け最初の今回は、そんな中で個人的に好きな同業者さんのコンテンツを紹介します。直接の知り合い、そうでない方色々ですが、順不同・敬称略にて勝手に紹介させて頂きます!

ピアノ調律師ブログ essence 三島友比古(アメブロ)

練馬区の調律師・三島さんの無駄なく丁寧な文章。そして冷静な視点と上品な表現が読んでいて心地良いです。日々粛々と、ピアノを通して幸せな人を増やしている姿が感じられて勇気をもらっています。そして毎日更新というのがとにかくすごい!

としチャンネル(YouTube)

たぶん日本のピアノ調律師史上、一番知名度のある調律師ではないでしょうか?誰も傷つけないけれど真に迫った内容で、お客さまにもファンが多いです。彼の存在によって調律師が今までよりも陽の目を見たと言う意味で業界全体、誰しもが間接的に恩恵を受けているのではないかと思います。

おはなピアノ調律(note)

日本の調律師養成の歴史について研究もされている調律師のkaoriさん。ある意味もっともマニアックかもしれないです。70年以上前に発売され調律の教科書の元祖とも言うべき本「ピアノの構造・調律・修理」の著者・福島琢郎についての論文は一読の価値ありです。

サイ楽器(ウェブサイト)

青森の調律師の佐井さん。活躍がピアノ調律に留まらず多岐に渡っている方なのでもはや彼自身がコンテンツと言えるのかもしれない。特に抜群のセンスによって飾り付けされイベントで設置されたピアノには“ここで弾いてみたい!”と言うポジティブなオーラが漂っていて、ピアノの本質と新たな可能性を感じました。

ピアノリペア工房(X・旧Twitter)

作業風景やメンテナンスのビフォーアフターを動画でわかりやすく掲載されています。なんとなく見ているだけでも調律師のやっていることとピアノの構造の理解が深まると思います。丁寧な作業を見て、自分もどこから見られてもそう思ってもらえる作業を心がけよう!といつも身が引き締まります。

渡辺順一(X・旧Twitter)

千葉にあるピアノ工房ピアピットさんには、ふつうのピアノから超珍しいピアノまで、日々たくさんのピアノが集まっています。ワクワクするような様々なピアノ、色々な姿が見られてまるでおもちゃ箱のよう。ピアノマニアな方は必見です。

どんな情報が刺さるかは人それぞれ

意外と自分には関係ないと思った調律師向けのマニアックな発信が、ピアノを弾くときのヒントになったりするかもしれません。

ピアノの新たな楽しみを求めている方や、これまでのピアノ演奏に行き詰まった時など、ピアノ調律師のコンテンツを覗いてみていただけると嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!

つくし@ピアノ調律師の書斎
もし記事が参考になりましたらスキを押して頂けると励みになります!

この記事が参加している募集