いじめ後遺症と私⑦《お仕事編5》コールセンター業務でフラッシュバックした傷ついた過去
過去のいじめが原因で、人間不信、対人恐怖症、コミュ障などの後遺症が残っている場合…
定職に就いて仕事を続けられるか否かは、運の要素が強いのではないかと感じています。
《親ガチャ》という言葉も定着し…
就職ガチャ、上司ガチャ、配属ガチャなんてワードも登場した昨今。
業務内容と、一緒に働く仲間に恵まれた職場なら続けられるけど…
ガチャにハズレを引き続けた場合は、同じ職場で長く働くのは難しいですよね。
前回の記事では、比較的当たりの職場にめぐり逢い何とか(約15年と)長期間勤務する事ができた私。
しかし…
そんな職場も売上低下などの要因により閉業。
30代半ばでの職探し。
再びコンビニ勤務も考え、車で30分圏内のコンビニに直接足を運び、求人が募集されている時間、店の雰囲気、オーナーらしき人の仕事ぶり、どんなクルーが働いているのかをリサーチしましたが…
そもそも4時間くらいしか働けなかったり、癖の強そうなオーナーやクルーがいたり…
自分なりにリサーチした情報を元に、働くシュミレーションしてみるも、別の業種を探した方が良いと判断。
職安に足を運んでみたところ、それなりに給料も良く、経験や年齢制限のない仕事を見つけたので、そこで働く事にしたのです。
私が見つけた仕事は、インターネット関係のコールセンターでした。
一応コンビニで対面の接客は経験していたので、電話対応も何とかできるだろう…
実際に働いてみて、この考えが甘かったと気付くまで、そんなに時間はかからなかったと思います。
問い合わせでかかってきた電話に対して、応対するのですが…
クレームのような内容も多く「契約した覚えがない」とか「申し込み時に、解約違約金についての説明がなかったので、違約金を払いたくない」とか「通信速度が遅い」とか…
代理店がプロバイダー契約を取る際に「利益を上げる」ため、かなり強引な営業をやっていたらしく…
デジタル弱者の高齢者や、カタコトしか話せない外国人をターゲットにしてるなんて噂もありました。
電話だと相手の表情が見えないからなのか、人格否定のような暴言を吐いてくる人が多かったのが印象的です。
中でも解約する際の違約金に対するクレームが断トツで多く、対応マニュアルとしては「契約時に渡した書面の第◯条、第◯項に違約金についての記載がある」と伝えるのですが…
大抵「そんな書類は捨てた!」「文字が小さくて読めない!」「契約時に違約金の説明がなかった!!」と…
しょっちゅう契約者にキレられてました。
とにかとにかく「契約時に渡した書類に違約金に関する記載があるので、違約金はお支払いください」としか伝える事がマニュアルなのですが…
マニュアルに沿って案内しても、更に、お客様を怒らせてしまう案件が多かったと記憶しています。
「だまされた!」「詐欺!」「消費者センターに相談するからな!」「ふざけるな!」「許せない!!」「絶対、違約金は払わない!」「人をバカにしてるのか!」
違約金を払いたくないばかりに、私の人格にまで言及し、否定してくる方もいて…
「俺の言ってる事が伝わらねぇのか…ブス!」
「お前の対応がムカつく!耳障りな声!」
「お前の喋り方が気に入らねぇ!!」
「頭悪そうに、同じ案内を繰り返すな!」
毎日のように「違約金」に関するクレームのような問い合わせと、毎日のように浴びせられる罵声。
クレーマーと会話する度に、学生時代にいじめられた過去がフラッシュバックし…
お金のためと割りきろうとしても、本当にツラくて苦しく、地獄のような日々。
仕事の合間にトイレに駆け込み、何回泣いただろう…
私の心は暴言に耐えられず、どんどん病んでいきました。
食欲もなくなり、夜も眠れない日々が続くようになったので、心療内科を受診したところ…
私に突きつけれた診断は「うつ病」
因みに現在は、コールセンターも辞め、うつ病からも回復。
以前、一緒に働いていた方がオープンしたコンビニで働きながらメンタルコーチとして必要な知識を学び…
自身がうつ病から回復した経緯を活かし、過去の自分と同じように「いじめの後遺症」やネガティブ思考に悩む方が、前向きになれるような活動をしています。
いじめ後遺症の代表的な症状である、慢性的な自信の無さや…
社会人になっても仕事をする上で、対人関係に悩んだ過去。
挙げ句の果てに「うつ病」と診断された私が回復した方法については…
私の著書「90%が知らないメンタルコーチが教える幸せ脳の作り方」に書いてあります。
電子書籍になりますが、気になった方は概要だけでも目を通していただけると幸いです。