いじめ後遺症と私《万人に好かれなければならないという呪縛》
いじめに限らす、家庭、学校、会社、人間関係を上手く築けなかったり、馴染めなかったり、こじれてしまったり…
意地悪されたり、心ない言葉や陰口言われたり、無視されたり…
そんな経験があると、新しく人間関係を築く際に「同じ想いはしたくない!!」という気持ちが強くなりますよね。
私もそうでした。
陰口や悪口を言われたり、無視されたり、仲間外れにされた学生時代。
社会人になってからも、人間関係を上手築けてこなかった過去が暗い影を落とし…
嫌われたり否定されるのを、必要以上に恐れるようになりました。
同じ想いを繰り返さないためには、万人に好かれなければならない!!
極端に歪んだ思考に取り憑かれてしまい、いつも人の顔色を伺い、自分の意見を飲み込み…
周りの意見に無理して合わせる日々。
周りの意見と、自分の意見が異なる場合があったとしても「一般的な感覚と自分の感覚がズレている」と己を責めて落ち込んでしまったり…
仕事する上でミスを指摘されたり、怒られたりした際には「相手に嫌われたのではないか?」と考えすぎた挙げ句…自分の存在自体を否定したくなってしまう。
その結果、つねに「ミスしないように」と神経を張りつめながら仕事をするようになり、休みの日は精神的にも体力的にも疲労が蓄積し、グッタリして動けない。
他にも仕事する上で、頼まれごとを断れず、頻繁にオーバーワーク気味になる始末。
プライベートでも、休日に先輩や友人からランチに誘われたりすると、いくら仕事の疲労がたまっていても、断れずに同行。
とにかく「NO」と言ったら嫌われて「また仲間外れにされたり、無視や陰口を言われ続ける日々に逆戻りするかもしれない」
そうなったら生きていけない!!
遂には嫌われる事が「生きる価値無し」と社会的な死のイメージと結びついてしまいました。
慢性疲労が当たり前の状態なのに、更に無理を重ね「万人に好かれなければならない呪縛」を優先しながら過ごす日々。
呪いの解き方がわからず…
呪縛に支配されている事すら、気付かないふりをして良い人を演じ続けていました。
「何でこんなに疲れているんだろう…」
答えはわかっているのに、どうしても「NO」という勇気が出ない自分を、もう1人の自分が「弱虫で臆病者!」と罵る悪循環。
疲労から体調にも不調をきたすようになっても
、微熱や軽い頭痛、腹痛なら市販の痛み止を飲んで仕事に行く。
そんな生活が続けば、体調は益々悪くなる。
ある日、どうしても体調が悪くて頼まれた仕事を断るしかない状況まで追い込まれた私。
「断ったらどんな顔をされるだろう…」
上司に、恐る恐る引き受けられない旨を伝えたところ、私の予想に反してあっさり承諾!
体の心配もしてもらい…
断ったら嫌われるという思い込みが、ほんの少しだけ緩んだような気がしました。
時を同じくして…
私は2:6:2の法則というのがある事を知ります。
簡単に説明すると、何をしても自分を肯定してくれる人2割、否定するアンチ2割、どちらでもないが6割というもの。
過去のいじめが原因で、嫌われるのを極端に恐れ…仕事にまで支障をきたすようになった私。この法則を知り、少し心が軽くなりましたし…
また「どうせ何をやってもアンチになる人がいるなら、万人に好かれようとするデメリットに目を向けてみよう!!」と思い始めるキッカケにもなりました。
因みに、万人に好かれようとする代表的なデメリットは…
①自由に使える時間が減る
②無理して周りに合わせて疲れる
③頼まれ事を断れずオーバーワークになったり、価値観の合わない人と関わり続けてメンタルダウンしてしまう。
この記事を読んで「私も万人に好かれようと思ってるかも…」と感じた方は…
そのデメリットに注目するのが呪縛から解放される1歩になります!!
まずは、思い付くかぎりデメリットを探してみてください!!
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