友達と一緒が楽しい!と思えるために、必要な事
こんにちは☺ こどものせかいを広げたい!こどものせかいブログです。
5歳になると、
もちろん、個人差はありますが、
順調に発達段階をクリアーしていけたら、
大人よりも友達とするのが楽しい!
ってなります☺
そんな姿の子どもを見ると、
いつも頼もしくて、凄いな!って思います。
その前段階として、
何が必要なのかを考えようと思います♪
友達と一緒が楽しい!
と思える条件は何か。
プラス、お互いが楽しい!を維持するためには何が必要なのか。
思いつくままに列挙してみました笑
1,自分に満足している
2,友達に興味がわく
3,協調する気持ちが持てる
4,自他区別が出来ている
5,勝ちにこだわりすぎない
6,万能感から離脱し、自己覚知が出来ている
7,順番を意識出来る
8,共感性がある
9,対等の関係性である
みたいな感じでしょうか。
これらを5歳中までにクリアー出来るのか?!
がポイントです。
特に重要なのは、
1の自分に満足している
ではないでしょうか。
自分に満足しているから、
2からの課題がクリアー出来ます。
逆にいうと、
1が出来ていないかったら、
色んなことが前に進まない!
とも言えます。
4歳児では
2の友達に興味がわく!
がクリアー出来ることが大切です。
自分中心の世界から、
周囲の動きがよく見え始めると、
同じ興味や関心を持つ友達の存在に気付き、興味がわいてきます。
これも、
一定の1の満足度が必要ですが、
3以下は、認知面も情緒の発達も、もう少し進む必要があります。
ただ、
4歳児で友達に興味がわく!
といっても、
同時にすぐに譲れたり、仲良く出来るわけじゃないです苦笑
興味はあるけど、自己中が残っていたりします。
お互いに主張して、ぶつかることで気付けることが大切です!
なので、
3以下は、
5歳児中に少しずつ進んでいくという感じではないでしょうか。
年長になると、
大人を必要としなくなってきて、
私も何度も経験があるのですが、
年を明けると、急に成長した姿を見せたりします。
学校を意識するのでしょうね、大人もそんな話をし始めますし、
自分から意識せざるを得ない苦笑
それで、一つ学年が上がる意識というか、
もう保育園児じゃないんだ!
というようなですね!
お誕生日会を境に、
毎年変わる子どもも居ますね☆
もし、背伸びをしていたら、
少し注意が必要ですが。。
ただ、
保育所は
3歳児(配置基準が、子ども20人に1人の保育士になる)からかなり集団を意識させられます。
そうせざるを得ない体制ということもあります。
それは発達とそぐわないこともあると思われます。
3歳児から集団で、
協調や協同を強いられます。
そうなると、
社会性の発達がやや歪んでしまいます。
4歳ですでに大人の指示に対して、
主体性が発揮出来ず、聞き訳が良すぎたりします。
それは成長ではなくて、
諦めだと思われます。
言っても仕方ない!
怒られたり、否定されるなら、もうやめておこう!
みたいな心境なのかもしれません。
そのような姿は、
本来の自然な情緒や対人面の発達とズレがある状態だと考えられます。
5歳で必要な、友達と一緒が楽しい!
ために必要な準備が、
4歳までに出来ないということになります。
自分に満足することが出来ない状態で、
5歳を迎えてしまいます。
ただ、4歳児の友達への興味や仲間意識の前段階のためには、
3歳時で友達と場所を共有して過ごすこと自体は、発達に添っているとは思います。
3歳児でも、他者の存在を意識して、
友達と一緒がいい!という気持ちは持てるようになったりしてきます。
ただ、興味までは持っていないことが多いです。
単純に同じ場所に居たいという気持ちですね。
でも、場所を共有する条件として、ぶつかったら無理に協調させるのではなく、
お互いに言いっぱなしでもいいので、
主張はしっかりさせてあげて、
大人が代弁をするなり、フォローするなり、意識を逸らすなどして、
仲介役をするのがいいと思います。
あとは、4歳の発達に繋げるためには、思いが叶わなかった理由を伝えておくことは大切です。
「~さんもやりたかったんだって!」とか、
「1つしかないから仕方ないんだ」とか、
「もう終わりの時間になったからね」、
などと、その時は受け入れられなくても、なだめたりしながら、理由や背景を伝えておくこと自体が次に繋がり、とても大切です。
まだ、3歳児は相手に自分と同じように気持ちというものがあると気付いていなかったりしますので、
『人』にされたというよりも、なにか邪魔された!、不快だ!という思っているだけなのかもしれません。
意地悪や邪魔をしているように見える子どもが居たとしても、自分と同じ『人』に対してしていると思っていないかもしれません。
なので、悪気がないのです。
ですので、協調したり、本当の意味で仲良く遊ぶことは、まだ難しい段階です。
〈参考:3歳児の社会性とは?!〉
生まれてから順番に見ていくと、
1人が楽しい!(この世には自分しかいないと思っている(^^))
から、
誰かに遊んでもらうのが楽しい!(特定の人への信頼、愛着)
をクリアーして、
初めて友達への意識が自然に持てるようになります。
そのタイミングで他者を意識する保育のねらいに入ることが可能になります。
常に個人差は考慮する必要はあります!
なので、
1人で楽しい!
であったり、
誰かに遊んでもらうのが楽しい!
が不足していると、
友達と同じレベルでの一緒が楽しい!
とはなりにくいのです。
このような状態で、
小学校を迎えてしまうと、
友達と対等な対人関係を築くのが難しくなります。
だって、
まだ一人が楽しい!
とか、
誰かに遊んでもらうのが楽しい!(人への信頼を築く時期)
って思っていて、
誰かと同じレベルで一緒に!が、
辛く、
相手が邪魔に思えてしまいます。
自分や人への信頼がまだ定着してもいない状態だと、
それを取り戻す機会が、
学校にいくと環境的にほぼなくなります。
なので、
保育では3,4歳を大切にして、
もっと人と手間暇を十分にかけて、
発達の積み残しのないようにしないといけないと思っています。
(3歳児の元になる、0~2歳が満たされているのは大前提ですが、、)
このようはお話を、
講義5でさせて頂けたらと思っています☺
※やや発達に凸凹のあるお子さんのためには、大人がサポートすることで、発達課題をクリアーすることが出来たり、知識や技術を得ることで、困難さが軽減することがありますので、必要に応じて適切な支援があるということが大切です。
少し余談ですが、
年長さんも小学校1年生も、
どちらも多くのお子さんを支援したことがありますが、
年長さんの卒園前は、やる気満々のいい状態なのに、
1年生になった後の姿は、
やや赤ちゃん返りのような姿が見られたりします。
大人に遊んでほしい!
に戻っているのです。
これはおそらくですが、
保育所からの環境の激変で、
学校への適応が、
とても辛く、しんどいものになっているからだと思われます。
それでも、
健気に
子どもなりに精一杯頑張っているのだと思います。
そんな小学校1年生ですので、
保護者の方も学校の先生も世間の大人の皆さんも、
頑張ってるね!!って、
応援するような気持ちで、
もう少し見守ってあげてほしいなと思います☺
〈参考:幼児期の社会性の発達(人間関係)〉
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