相手の事を考えた伝え方。
私は、転職斡旋に関わるお仕事をしている。
まぁ、職種で言うと営業さんのアシスタントだ。
事務員とも言うのかな。
今回は、営業さんがちょっと残念だなーと思った事例をお伝えしようと思う。
営業さんの担当するある会社が今回新たに人を採用するというので、
何人か候補者をご紹介する事になった。
その中から何名か書類選考が合格して、企業が「会いたい」とご面接の案内のメールを送ってくれた。
しかし、場所もWeb面接かも、その他詳細が一切メールに書かれていなかった。
初めて求人の依頼をいただくポジションだったので、前からいただいてる求人の案内は使い回しができない。
ポジション毎に面接地がそれぞれ地方でバラバラだし、検討もつかない。
なので、私は返信で、インラインで記載いただけるようなフォーマットで詳細情報をいただくことにしてメールを送付した。
そしたら、企業から返信がきて、(崩した言い方だけど、こんな感じだった)
「とりあえず候補者の都合のいい日送って欲しい。現時点で未定でどこで面接するかわからない。うちもスムーズにやりたい。とりあえず面接日程調整の件でお電話くださる?」
弊社のやり方は、まず初めに面接場所や持ち物や相手の緊急連絡先を案内して、候補者へ面接に行ける日程を出してもらうスタイルだ。
どこ行けばいいか解らないのに、日程や時間を調整して提示するなんて、働きながら転職活動してる人もいるし、まぁ無理だし不親切だよね。
面接官などある程度知ってたらいい情報もあれば尚良だけど、まぁ、日程や可能な時間帯を出せるくらいの情報は欲しいよな。
なにがスムーズなのか。御社にとってのスムーズはみんなにスムーズであるのか。
そしてまず、弊社の営業さんに何が残念に思ったか、の1つ目です。
なんで、新しいポジションを募集するって時に面接場所とか詳細を握っていなかったのか。
そこまで詰めた話しができなかったのか。
ここが非常に詰めが甘い。
そしてこの企業の事が苦手だという。
何が苦手なんですか?って聞くと、
「外資だから。」
…。うーん。外資にも丁寧な会社はあるし、キチンとガチガチに案内くれる会社はあるし…。
一概に外資だから苦手っていうの何だろうって思った。
契約も切れたままで久しぶりに連絡があって再契約したようだしね~。
話は戻り、電話くれって言ってたな。私が電話してもいいが、まずは営業さんに相談だ。
営業は、自分がかけます。と言い、その場でかけてくれた。
ここで残念なポイント2つ目がある。
営業「あのご面接の案内をいただきましたが、もっと詳細を…訪問場所とか交通費とか…。弊社の候補者への日程調整をご案内をある程度テンプレート化してますので。」
企業人事担当者(多分こう言ってただろう予測)
「あ?ウチは面接官が忙しいから喫茶店とかで面接になるかもだし場所なんて現時点でわからんよ。」
営業「あの、ある程度弊社は先に訪問場所とか候補者に提示した上で調整してもらうのですが、…他に交通費とか持ち物とか…」
企業人事「…オーケー。交通費は無し、持ち物も特にないね。面接場所については問い合わせいただいたメールにこれから返信するから。テンプレート化するよりもうちにも合わせて!」
これは、営業として本当にイケてないと思う。
担当しているクライアントだろうよ…。
まず、苦手意識からなのか、
会話がつっけんどんな、一方的な弊社の都合押し付け系。
そして交通費交通費連呼しすぎw
1番大事なのはそこなのか。
相手に寄り添った伝え方もっとできたはず。私なら、こういう。
「御社と候補者の為のスムーズな日程調整ができるようお伺いしたいのですが、※※※のポジションって、面接地どちらになりますか?
2、3つ候補があってまだわからないようでしたら、いずれになってもご調整可能な日程を頂くようにと、ご案内も出来るので
現時点での候補を教えていだだけますか。
ちなみに、持ち物は別ポジションで面接行った時同様に無しで、
交通費の支給もなしでご案内させていただきますね。」
うん。相手を思いやった言い方をした方がいいと思った。
そう、営業さんは企業の為だよって、企業の事を考えてるんだよって気持ちが抜けてた。
ある程度相手のことを考えた上で、弊社もやりやすい提案が出来れば良かったんじゃないかなって思った。
そして、私も、この営業さんの指示の出し方が雑だし分かりにくいのでどうにかならないものかと思っていたんだけど、ようやく分かった気がする。
「相手のことを考えた伝え方が出来てない」
これだ。自分の伝えたい事だけ一方的に発信し、受け取る側の気持ちを理解しようとしてないからだ。
もっと丁寧にできないかな~と思っていたけど、そうじゃなかったんだなぁ。
これからは、そういう部分も営業さんにわかってもらえるようにしなければだめだな。
私自身凄く勉強になった出来事なのでした。
皆様もご参考になさっていただければ幸甚に存じます。
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