辛いスランプの抜け出し方
スランプ──それは急に訪れるものであり、急に立ち去るものでもあるでしょう。誰しも大なり小なり感じたことがあるのではないでしょうか。
趣味だったり仕事だったり、あらゆる場面で想定できるものだと思います。
やる気はある、あるはずなのに、できない。何かしようと思っているのに、どうしても手がつけられない……。
特に仕事だと期限もあるので困ってしまいますよね。
単にやる気が出ないだけなら、まだどうにかこうにか取り掛かれば済む、という場合もありますが、そうではないときは大変です。
今回は、そんなスランプの抜け出し方について触れていきたいと思います。
1.スランプを知ろう!
スランプとは、英語では「不調」を意味しています。
一般的に一時的な心身の不調を表す言葉として使われていますね。
スランプと聞くと、作家や漫画家をイメージしている人もいるかもしれませんか、「何となく調子が出ないな」という感じがあれば仕事でも人間関係でも何に対しても有り得る現象だといえるでしょう。
私は、WEBライティングでは「これを書いて!」と言われたときには発生しにくいのですが、特に「何でもいいよ、好きに書いて!」と言われたときに陥りやすいです。
好きなことを書く、だけならできます。
しかし、クライアントから「求められている通りに書く」必要がある上で「好きなよう」というのは、色んな意味でプレッシャーなんでしょう。いつもすいすいこなしている案件でも、急にダメだもう無理だと投げ出したくなる場合が発生します。
とはいえ、期日や締め切りがあるなら、どうにかしないといけません。
本業でも副業でも趣味でも何でも、とにかくスランプは誰にだっていつだって何にだって起きるものです。頑張りすぎない程度に頑張りましょう!
2.スランプの原因を知ろう!
有名な孫子の兵法には、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉があるそうです。
そうです、勝つためには敵を知るべし!
というわけで!
「何だか上手くいかないなぁ」「どうにもアイデアが浮かばないなぁ」というときは、まずスランプの原因を探りましょう。
①疲れていない?
寝ましょう。
いくら考えても出て来ないのなら、一旦頭を休めましょう。
探しものだって必死になっているときには見つからず、探すのをやめたときに見つかることもよくある話です(※歌です)。
まずは寝て、疲労回復しましょう!
スッキリとした頭で向き合う方が効率的なはずです。
私は寝られないにしても、ホットアイマスクをして横になります。疲れていたらそのまま寝落ちしますし、寝られないのならそれはそれで休息になりますし、悪いことではありません。
②頭の中でグルグルしてない?
動きましょう。
仕事や趣味など、とにかくスランプになっているものから離れて運動してみましょう。今度は身体をリフレッシュさせるのです。
しかし、だからといって思考を止められないのでは意味がないので、ひたすら音楽を聴きながら運動してみるとか、景色を眺めながらサイクリングしてみるとか、心身共に刺激してあげましょう。
私がよくやるのは、数字を数えながら掃除をすること、頭の中で歌いながら散歩をすること、です。
掃除は極々簡単なものに絞ります。整理整頓に没頭しても良いのですが、単純作業の方が思考リセットに効果的な気がしています。
階段や床をひたすら拭き掃除する、なんてあたりはオススメです。
個人的には頭の中で数字を数え続けるのが、一番頭がリセットできます。
③結果や評価を気にしすぎてない?
気にしている自分に気付いてあげましょう。
もちろん、特に仕事なら結果を出すことは大切です。
しかし、その結果に捉われるあまりにパフォーマンスが落ちるのは本末転倒です。
まずは自分が何を気にしているのかを知り、気にしている部分について冷静になってみましょう。
そして、譲れるラインと譲れないラインを思い浮かべたり紙に書いたりして客観視してみてください。
意外と「ここはどうでもいいな」という部分があるはずです。
手を抜けるところや力を抜いても良いところがあれば、そこで自分自身を緩ませてあげましょう。
3.スランプと向き合おう!
スランプの原因が分かれば、スランプとの向き合い方も分かるはずです。
あなたがダメだからスランプが起きている……なんてことはありません。誰にだって起きます。
眠気みたいなものだと思いましょう。
あなたが弱いから、才能がないから、なんてことは全くないのです。
そうは言ってもスランプに陥る頻度が高いんだ!という方もいるかもしれませんが、それはスランプに対する感受性が高いだけだと思いましょう。
原因が分かったら、スランプを受け入れてみてください。
疲れているなら疲労を解消しないといけません。疲れが原因だったなら、疲れを癒すためにスランプが起きていただけです。
思考がオーバーヒートしていることが原因でも同じことです。
敵を知るべしとは言いましたが、スランプは悪い敵ではありません。あなたの心身から発されているサインだと思いましょう。
あるいは成長段階にあるのかもしれません。
成長痛だと思いましょう。乗り越えた先に得るものがあるはずです。