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2022年11月の記事一覧
STAR PRINCESS BLONDIE - Bobbie Lovesong
俺このミュージシャンにシンパシーを感じている。
音楽の多くは、複数のフレーズで構成されている。そしてそのほとんどは、フレーズが一定のリズムで鳴っていて、ほかのフレーズと同期している。
楽器奏者のリズム感は、重要なスキルとして語られる。きっちりとしたビートが刻めるかどうかは、基本的な技術として要求される。その軸があったうえでわざと前乗りだとか後ろ乗りだとか、ビートにクセを持たせて、それらの組み合
日記的なもの 2022.11.27
音を聴くというのは体験であって、音を使った芸術のことを一般的に音楽と呼ぶ。
「音楽」と聞いて、どんなものを連想するか。多くの人はポップミュージック。大衆音楽と呼ばれるもの。
この100年くらいで音楽は大衆化されて、今でもそれは加速している。流通ごと大衆化している。こんな話はこれまでもさんざん書いてきた。
大衆音楽は、直接的な体験とは少しちがう。ルールがある。たとえば歌詞という形で言葉が扱われ
Harbor / Taylor Deupree
Apple Music で、好きなミュージシャンの関連ミュージシャンを辿り、好みの音楽に出会いやすくはなった。ただ、同じような音楽が次から次へと出てきて、なんとなくすぐ飽きてしまうこともある。
ど壺にハマり、だけどこれだ!思うものに辿り着かず、Apple Music のなかをうろうろしていた。だんだん自分が何を求めているのかすらわからなくなってきたころ、Taylor Deupree に出会った。
Established! / RP Boo
アフリカ発祥のダンスミュージック、ジューク/フットワークのミュージシャン、RP Boo、2021年の作品。ビートが軸、というか、ビートそのものが音楽。
ビートの研究者たちの、現在進行形の未来図のような音楽。ジューク/フットワークで扱われるビートの音色は、割とドラムマシンのデフォルトの音がそのままの使われていることが多い。考え方によっては、異様なストイックさを感じる。
俺が音楽を作る場合、ビート
YAH Know / Chance The Rapper
そもそもHIPHOPをそんなにたくさん聴くわけではない俺は、近年のトラップ主流のHIPHOPにはさらに馴染めず、古いサンプリング主体のものだけはミュージックコンクレート的な視点で発見が多くあって、それはそれとしてよく聴いていた。
Chance The Rapperの「The Big Day」は、ものすごく流行ったこともあって一通りは聴いていて、かっこいいなあくらいのことを感じていた。とても偉そう
YAKUSHIMA TREASURE / 水曜日のカンパネラ & オオルタイチ
フィールドレコーディングした音を曲に取り込み手法を、俺もよく使うし、この数年ほかでもよくそんなような音が使われている音楽をよく耳にする。ほとんどのものは、アタックの強い音をビートの一部としてしようしたもので、個人的にはあんまり好きなやり方ではない。
フィールドレコーディングすること自体を作曲と捉えるような人たちもいて、俺はどちらかというとそれが好き。録音すること自体が芸術作品を作る行為であるろい