バンクシーって結局、何者なんだ?
バンクシー展に行ってきた。
横浜の時に行こうと思って行きそびれたから、原宿でやってくれてるの本当にありがたい…!
知っている作品もあるが、まだまだ知らない作品も多かった。
別に今更展示会のレビューを書いても、誰の得にもならないだろうと思い、ただただ私が知らなかったこと、驚いたことについて書いておこうと思う。
よくよく考えると、私の主観を書いた方が、よりどうでもいい内容になるのだが、そこに関しては許してもらいたい。
バンクシー展に行って驚いたこと
①バンクシーがInstagramやってたこと
知らなかった…。
だって、『何者なのか分からない』のにInstagramやってたとしたら、もう何者か分かっちゃうやん!って思い込んでたから。
早速フォローしました(ちゃんとミーハー)。
②バンクシーがホテルを開業していたこと
ホテルのオーナーって、もうそれこそ正体バレるやん!
ってInstagramの時と同様のアレです。思い込み、良くない。
壁に絵を描いてるだけの人だと思っていたことをここで改めて大反省。
③5週間限定のディズマランド
館内に実際の映像やテレビCMが流れていて、思わず見入ってしまった。
実際に足を運んだ人は、きっとしばらくの間あのテーマパークが夢に出てくるだろうと思う。
気味が悪いがついつい見てしまう。薬物のような中毒性がバンクシーの作品の特徴だと感じた。
行ってみたいとちょっとだけ思ったけど、行ったら確実にえぐられるから、映像を見るくらいでちょうどいいのか、とか思った。
私、結構ビビりだし…笑
④オークションでのシュレッダー失敗の裏側
これは有名な話だが、実際のオークションの裏側とか、シュレッダーの製作意図などが、ディレクターズカット版で流れていて、凄く良かった。
それにしても、本番だけ失敗しちゃうとか、それも含めて想定内だったのでは?とか深読みしちゃうし、もうバンクシーがどんな発言をしても信じて良いのか分からない。そんな感情になった。
(もしかして、それがバンクシーの思うツボだったりして…もう何も信じられない…)
軽くパニックである。
⑤恐らくバンクシーは日本でいうGReeeeN
これはさすがに言いすぎか???
とも思う。けど私はそう思った。
彼のアートは、正体を明かさないことで成立している(そもそも彼でいいのか?男性じゃないとかもあり得るのか?)。
最近ではAdoさんとかもこれに当てはまる。
決して自身を露出させないことで、私たちにミステリアスな感情を抱かせるやつ。
一体何者なんだろう?
そんな疑問を持たれているからこそ、アートに注目が集まっているし、バンクシーもきっとそれを望んでいるのだと思った。
ここまでつらつらと書いてきたけど、
評価されてもなお、表舞台に自身を露出させないのは、普通にすごい。
結局、展示を見て一番に感じたことがこれだった。
本当に、着眼点がずれすぎててしんどい。
私だったら、褒められたり注目されたりしたら、きっと
「はい、私が描きました!」
って自白しちゃうと思うもん。
バンクシーって結局、何者なんだ?
とにかく凄いよ、バンクシーって。