見出し画像

一汁十菜は嬉しいという現実。家庭でできる作り置きバイキング。

ご飯を炊く時間だけで12人前のバイキングを作る。
しっかり用意して、ササっと仕上げる。
そんな日だった、

相手は親族一同。
老若男女ごちゃ混ぜ、食の好みがバラバラ。
作り置きで10数品のバイキングをする。そんな食事を記録しよう。


・誰しもが偏食

誰にでも好き嫌いがある、そりゃそうだ。
偏ってない人なんていない、平均はあれど答えはないからね。

今回は野菜が苦手、ハイカラな物はあんまし、逆に和食はあんまし、おにぎりNG、固い物NG、酸っぱい物は苦手、癖のあるものは苦手、、、
などなど様々な人がいた。

ので、とにかく品数を増やして対応。
10数品あれば好きな物があるでしょう。


当日は僕も含めてドタバタで、というのも祖母の四十九日があって親族総出で忙しかったのだ。
何時に終わるかは分からんが、きっと疲れて空腹で帰ってきて晩飯という感じになるだろうと想定しててね。

まぁ実際は想定より腹いっぱいだったし、早くに終わったので晩御飯の用意の前にタケノコを掘る時間すらあった。
が、まぁしっかり用意してたのは事実なのでね。

ホームパーティーとか、作り置きとか、そういう時の参考になるかもしれないし、俺が忘れそうなので書き残します。

・一汁十菜は嬉しいという現実

食には命をかけているとまでは言わないが、食を中心に生きている。
そんな僕ですが、一人の食事で一番多く食べるのは納豆ごはんと味噌汁である。これは間違えない。

一汁一菜でよい。
シンプルがおいしい。

けどね、品数たっぷり、色んな味を楽しめるってのも大好きなんだ。
肉、魚、野菜、、生、焼き、煮、茹で、揚げ、、
和洋中にエスニック、色も形も多種多様。
心ときめく、最高じゃねえか!!

全部盛りのモリモリ。
この日の昼は魚のお店に行ったので、魚は控えめで肉と野菜を中心に。

さて、品々の紹介をしていきましょ~!

○メイン2品

・焼き豚

まずはメイン系から。
焼き豚は作り置き。焼いて漬けて数日。
当日の朝に薄く切って元の形に戻してピッチリラップをして冷蔵庫に入れておいた。
というのも、切るのは地味に時間かかるのでね。
ただし、切ると断面から肉汁がでたり乾燥したり、変色するので元の形にしてなるたけ断面を空気に触れさせないようにする。

ちなみにレシピはこんな感じ。
漬けこんでチルド室で一週間くらいで食べきるか、冷凍するかがおすすめ。

そうそう、温めるすぎると肉汁が溢れて固くなっちまうので、あればガスバーナーで炙る。
今回は無かったので皿ごと汁物の鍋の上に乗せて優しく温めた。
軽くレンチンでも良い!

・シウマイ

今回のメイン2強。
前日の夕食時に60個のシウマイをこさえて、半分を食べ、半分をこの日にとっておいた。

ここで大切なのはアツアツじゃない場合のシウマイだ。
シウマイというのは蒸したてホヤホヤの熱々が美味い。それはそうだけど、12人もいると熱々を食える確率は低い。

ので、豚ひき肉の量を減らし、鶏ひき肉や野菜を多めにいれた。
脂分を控えた分、干しサクラエビやオイスターソースで旨味を補強。
冷めても美味いんじゃ~

レシピはコレ、オススメ。イチオシ。

○サブメイン4品

ガッツリ肉や魚!って訳じゃないけど強めの副菜というのかな、あると嬉しい品々。

・ブリの南蛮漬け

南蛮漬けというのは非常に面倒な料理だ。そうでしょう?
けどリクエストがあったのもあるし、唐揚げのついでに作ったらそこまでの手間じゃない。

小アジとか鮭がよかったんだけど、いいのがいなくてブリで。
南蛮漬けにブリ?って思うけどけっこういい相性なんです。

野菜は人参、タマネギ、ピーマン、生姜、タケノコ、レモンを使用。
ちょっとブリが少なかったかな?と思って焼き葱を大きく切って具に追加。
結果として具だくさんの南蛮漬け。

出汁、醤油、砂糖、酢、みりん、レモンを皮ごと刻んでいれたのが最高だね!うまし!!

・牛ごぼうの甘辛煮

渋い品もね。地域柄もあって甘辛は必須なんです。
ごぼうは柔らかく茹でてから煮込み、ホロホロに仕立てました。
牛肉の旨味とごぼうの香り、色が濃いのは溜り醤油を使ってるからで味はそこまで濃くない。

そうそう、写真はないけど、盛り付けたときは山椒の葉と花山椒を刻んで散らしました。合うんだ~~~!!
爽やかな香りとピリッとした辛みたまらん。

・ひじき煮物

これまた地味系、やっぱ必要だよね。
牛ごぼうの肉を少しだけ拝借して刻んで具に、あとは油揚げ、人参、レンコン、生姜をいれた。
しっかり火を入れたレンコンはもちっとほくっとしてて美味い。

栄養バランス的にもひじきは優秀なんだけど、こういう品数の多いところに黒色があると引き締まって見えるのが良い。
弁当にも黒色をよくいれてたな~

・ジャガイモとベーコンのソテー

単品の写真がないけど前日の昼飯のパーツ。
小粒の新じゃがを茹でて焼いて、ベーコンとブロッコリーと合わせた。
味付けはニンニクの芽、塩、胡椒、クレイジーソルト。
ニンニクはほんの少し、胡椒はしっかり効かせる。

こういう西洋の味があるのも大切なんだ。
普段はジャンルの統一感を大切にしたい派だけど、こういう時はごちゃ混ぜ大好き。

○副菜4,5品

・おひたし

最初は水菜としめじのおひたしにしようと思ってたんだけど、気づけば三つ葉とタケノコも追加。
掘りたてのタケノコはうめえ、美味すぎる。

水菜と三つ葉を合わせて使うの好きだなぁ~
お浸しの味付けは塩、出汁、醤油だけのシンプル味。
こういうのも大事。

・かぼちゃの煮物

こういう時にほぼ必ずやる品なんです。
少し焦がした砂糖に少しのバターと醤油。
かぼちゃのポテンシャルを引き出す味付けで。こっくり旨く。

だいぶ前だけど、書いてた。
今は更に進化してるからまた更新しなくちゃなぁ~

・ごぼうサラダ

こういう時に作るサラダというのは少し手のかけた物でありたいけど、作り置きができる物でもあってほしい。
水分が出たり固まったりがNGなので、意外とむずい。

こういう豪華系サラダでよくやる春雨サラダやマカロニサラダというのは冷蔵庫で時間を置くとなんだか微妙になるのでNG、刺身系は作り置きに怖いし半熟卵も怖い。

で、定番はポテサラ。こいつは優秀なんだ~
固くならないし、アレンジの幅は広いし、老若男女にウケが良いしさ。
ただ、こないだポテサラはやったから今回はごぼうサラダで。


茹でたごぼうと人参、塩もみしたキュウリ、ハムをよく混ぜて
マヨネーズ、すり胡麻、味噌、辛子で味つけするのが僕の定番、
だけど、これだとちょっと重たい気がして今回はポン酢を混ぜてマヨの比率を下げる。
胡麻マヨポンサラダって感じ。さっぱりウマく、食べやすく。

・スモークサーモンとブロッコリーサラダ

スモークサーモンはカナダのお土産で、その場でどうするか考えてこさえた。
収穫期ギリギリの細いブロッコリーをゆでて、スモークサーモンと混ぜ合わせる。
あとはレモン、オリーブオイル、胡椒、少しの醤油。

がっつり西洋風にもできるけど、全員の好みを優先して醤油を使う。
熱燻か温燻かわからんけど、火の入ったスモークサーモンってのもうめえもんだ。魚の味が濃い。

・ビュッフェ的なカウンター!!

で、こんな感じでビュッフェ?バイキング?食べ放題スタイル!
やっぱ黒色大事だわ~

そうそう、写真を取り忘れてたけど、親戚のおばちゃんの蕨の煮物もありました。うまかった~~

こうやって品々をカウンターに並べるの飲み屋っぽくて憧れがあった。

メシはタケノコごはん。
汁は野菜だらけの味噌汁。なんて健康的なごはんじゃろか。

旨味:焼き豚、シウマイ
甘味:かぼちゃ、タケノコごはん
酸味:南蛮漬け、ごぼうサラダ、スモークサーモンサラダ
苦味:わらび、おひたし
辛味:ごぼう煮、ジャガイモ
鹹味:ひじき、味噌汁

みたいな感じかな、まぁ被りやら色々あるだろうから一概には言えないけど、こういう品数たくさんの日は色んな味、色、調理法を出すように意識している。

その昔、とある店で選んだのが酸味系ばかりで辛かったのが戒めになっている。

・春になれば

数日間祖母宅に滞在して畑かキッチンにいるかの二択な生活をした。
といってもこの時期はそんなに作物のない季節だけどね。

金柑を沢山炊いたり、のらぼうを毎食食べたり、レモンを料理に使いまくったりね。

それとタケノコがでてきた。
春だねえ、すっかり春だ。

タケノコと木の芽(山椒の葉)を合わせる幸せを感じる日々。
春の味だね~

生きてるものは生きていかねばね。

みずみずしい音楽だ~~~~!!


最後まで読んでいただきありがとうございます。 どこまでも美味しい料理の為に使わせてもらいます。 リクエストあればぜひ!