かずさ

活動まとめ(2003-2024) https://kazusaabe.blogspot.com

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マガジン

  • お題小説

    いただいた3つのワードを元に書く練習

  • 制作

  • Challenge35~35歳からはじめる100のこと〜

    35歳から始めそうにない事を始める、★Challenge35★に挑戦してゆくマガジンです。 わたしって年齢を気にしすぎなのかなぁ〜? 年齢はただの数字ってホントかなぁ〜? 年甲斐って?いい年してって? などなど、わたしの年齢に対するnegative思考をpositiveに変えるChallengeでもあります。 ルー語すみません。

  • さよならセレモニー

    さよならの為のセレモニー (へたくそなギター弾き語りです)

  • ことばの学校 提出課題

    演習科で提出した課題など

最近の記事

  • 固定された記事

も み じ 饅 頭

太田るなシャワ編集発行によるジン「ヘッズド」掲載 もみじまんじゅうのことばっかりかんがえている。冷たく冷やした、もみじまんじゅう。 今日は病院ばっか行って、区役所にも行って、病院に予約の連絡してたけど手違いでスムーズに行かなくて、そんな些細なことでなんか自己嫌悪して、もみじまんじゅうのことばっかりかんがえちゃうわ。 広島に気をとばしたくないし、日常のめんどくさいことを一気に進めて、気を、わたしの体に集中させたいのに、どうしても自分を光らすことができなくて、帰りに指輪買ったわ

    • ひきこもりの万歩計

      10日ぶりに外出して六甲ミーツ・アートにいった。 毎日朝6時〜夜8時まで寝るというほぼ冬眠生活をしていたわたしが出かけられたのは、お友達が横浜からきてくれたから(´;ω;`) 六甲ミーツ・アートにいきたいとほざいたわたしに、じゃあ行くよー!と夜行バスで来てくれて、一日付き合ってくれた。 おかげで朝8時に出発するというとても真っ当な人間活動ができ、夜9時には歩き疲れてぱったり眠ることができた。 感謝しかない。 これを期に昼夜逆転生活をひっくり返し、毎日規則正しい生活を送るように

      • 久しぶりのデイビゴ悪夢 それでも自分の性格悪すぎて苦しすぎて、息しにくくて胸痛くて横になったらますますしんどいから、飲んだ 四ヶ月ぶり 入眠の苦しみ、夢だとわかってるのに耐えられないくらいの悪夢、久々だった 死にたいがまたやってきている

        • 20年間買い続けたロト6をやめて、選挙に行くのもやめた父。

          父が唯一の趣味だったロト6をやめた。 「20年毎週買ったけど当たらへんからやめた」と母に話しているのを部屋で聞いていた。声がクソでかいので聞こえてくるのだ。 思い返せば小学生の頃は父と母、兄と私でパチンコ屋にもよく行った。当時はまだ子供も店に入ることができたから、お兄ちゃんと落ちているパチンコ玉を拾い集めて普通に打っていた。時代・・・。 私の記憶では、私が高校生くらいの頃までは父はパチンコに行っていたと思う。やめたきっかけも明確に覚えていて、ある日帰ってくるなり、パチンコし

        • 固定された記事

        も み じ 饅 頭

        • ひきこもりの万歩計

        • 久しぶりのデイビゴ悪夢 それでも自分の性格悪すぎて苦しすぎて、息しにくくて胸痛くて横になったらますますしんどいから、飲んだ 四ヶ月ぶり 入眠の苦しみ、夢だとわかってるのに耐えられないくらいの悪夢、久々だった 死にたいがまたやってきている

        • 20年間買い続けたロト6をやめて、選挙に行くのもやめた父。

        マガジン

        • お題小説
          3本
        • 制作
          18本
        • Challenge35~35歳からはじめる100のこと〜
          19本
        • さよならセレモニー
          24本
        • ことばの学校 提出課題
          17本
        • ZINE参加作品
          2本

        記事

          1日だけ日記

          さっきふと、人類お金稼がなくても生きていける時代がもうすぐ来る、みたいなお告げがあった。恐ろしくポジティヴシンキングのゾーン、つまり躁気味なのだと思う。実家に帰ってから一度管轄のハローワークに行った以外外出することなく、引きこもりってこういう状態なんだ!を日々実感している中、謎のポジティヴが今、急にやってきている。身体の状態は生理2~3日前なので、絶対にいいはずがなく、案の定毎回恒例の腹部膨満感(お腹が妊婦さんみたい)と胸の張り(めっちゃ巨乳プラス当たるととても痛い)などの不

          1日だけ日記

          〈10月のお題〉黄色、ジェットコースター、サウナ。

          まるでジェットコースターみたいな人生だね、なんて例えて言うけれど、ジェットコースターには分かりやすいルートがある。頂点まで上り詰めたあとはもう落ちるしか無いって予測がつく。 信号機の黄色の点灯はもうすぐ赤に変わる合図を示しているけれど、本当に恐ろしいことはいつだってわかりやすい合図なんかなくって、気がついた時にはもう取り返しのつかないことになっている。 小子叔母さんの話をしよう。これはふうから聞いた話だ。 ふうは小子叔母さんの妹、よりこの子供で、ふうは私の高校の時の友達。

          〈10月のお題〉黄色、ジェットコースター、サウナ。

          バス

           バスに乗る時はいつも一番うしろに乗る。行き先はバレエ教室。バスに乗って電車に乗り換えて、30分かけて週に一度通っていた。  その日は私が乗った所の次の停留所で同じ小学校の女子たちが乗ってきて真ん中くらいの席に座って騒がしくおしゃべりをしていた。誰かが私に気がついて、後ろ向いて一言くらい会話をしたあとは、ずっと女子たちは前を向いておしゃべりをしていた。私は、窓の外を見たり、ナップサックの紐のところを手でいじくったりして、そうしてる間に終点の駅前に着いて降りようとしたところを、

          活動まとめ

          長年WIXでアーティスト活動のホームページを更新していましたが、会社への不信感と抗議のため削除して以来ほったらかしにしていたホームページづくりでしたが、 Google Bloggerて簡単にまとめてみました。 今年6月にアーティスト・イン・レジデンス卒業以来制作をしておらず、その間絵を描いたりテキストを書いたりはしていたものの、展示という目標がなくなり、完全に自分を見失い中です。 自分がどこにいるか分からなくなったときは、振り返って見ることも助けになると、何かで聞いたことが

          活動まとめ

          <9月のお題>おもち、深海の魚、イノベーション。

          紗希子は伸びすぎた前髪をアメリカピンで留めながら考え事をしている。仕事は単調でやりがいはないがノルマはあり、定時に帰りたいと思えばそれなりに真面目に働かなければならない。 しかし紗希子は真面目に働くほど、真面目ではなかった。忙しなくキーボードを打つ手と画面を見張る目以外は働く必要がない、そう気が付いてからは頭の中では手元にある書類とは全く関係のないことを考えているし、 背後から上司の薄っぺらい熱弁が聞こえてくると、すぐさまノイキャンで蓋をする。 デスクでは常に靴を脱いで裸足に

          <9月のお題>おもち、深海の魚、イノベーション。

          待つことができた日

          2022年12月31日 執筆 街灯にもたれかかるようにして、ひとりの女が立っている。日が沈みあたりは薄暗く、二対の街灯が駅前を白々しく照らしている。ときおり改札から出てきた数人の人が通り過ぎていく。ベビーカーを押した若い女が信号待ちをしている。交差点の脇に停まっている黒いワンボックスカーはもうずっとそこに停まっている。信号が青に変わり、こちらに渡ってくる人たちの何人かが駅に向かい、ほとんどの人たちは駅には向かわずに薄暗い通りに抜けていった。駅前の不動産屋のドアには謹賀新年の

          待つことができた日

          灰なめる

          太田るなシャワ編集発行によるジン「あじん」掲載 灰なめる 線香は、ちょっとしょっぱくて、シャリっとしているような、ざらっとしているような、舌の上で滑らかに溶けるような、独特の食感をしている。 母はいつも、線香の灰を小さいタッパーに入れ、鞄の中に忍ばせていた。それを電車の中でも躊躇なく指でつまんで舐めるから、加奈子は小さい頃から、そういうものだと、つまり、線香の灰は食べられるものだと疑いもなく思っていた。 線香は食べられる。実際に母も加奈子も食べていたのだから。しかし、

          弱み

           アルバイトを終えて、みなとみらい方面へと向かっていた。上空を行き交うゴンドラを眺めながら、一体これを動かすのにどれくらいの金が掛かっているのだろう、何気なくそう思ってしまったがために、そのあと見る景色が、観覧車も金、コスモワールドのジェットコースターも金、全部金に見えてくる。用事を終えた帰り道、日が暮れてみなとみらいはイルミネーションで彩られ、街は一層ファンタスティックドリーミーに金が輝いていた。イルミネーションを見てロマンチックだと思う思考にどうやったら辿り着けるのか検討

          氷の芯

           オレンジのテントは三人用、黄緑のテントは一人用、ランドセルは薄紫。唄人《はいと》の娘の名前は合歓《ねむ》、もう別れる、別れへん、やめろ、ぼけ、はげ、唄人とはもうせん。せん、せん、せん、せん、あ。  フェリーが到着してすぐ、唄人はかりんを多目的トイレに連れて行った。かりんは唄人が今年も島にやって来ると信じていなかったから、唄人がちゃんと待ち合わせた場所に現れて抱きしめられて汗の匂いを嗅いだ時、はじめて安心した。唄人は黒いタンクトップの上に和柄のアロハシャツを羽織り、汚れたニ

          〈8月のお題〉サッカーボール、カオリン、電気ブラン。

          雑居ビルの細い階段を上った先にあるこの店に来た理由は特になく、ただ散歩の延長でたどり着いた店だった。 階段の一段一段に敷かれているグリーンのマットがまるで芝生のようだと思いながら上っているうちに闇雲に店の扉を開いてしまったのだった。 あなたは広い店内の隅に作られたバーカウンターの中にいる長髪の男と目が合う。店内にはその男の他誰もいないようだった。 薄暗い店内を回っていないミラーボールが間接照明の仄かな灯りを跳ね返し照らしている。 「いらっしゃい」と男が言う。 あなたは少

          〈8月のお題〉サッカーボール、カオリン、電気ブラン。

          無題

          6/10 水曜日の引っ越しを前に、いろいろな人が声をかけてくれる。今日はアーティスト仲間がランチをご馳走してくれて、明日は遊びに誘ってくれている友だちがいる。 スタッフの皆さんも気にかけて声をかけてくれるし、本当に人に恵まれた5年間の横浜生活だった。 先日、小川和さんのトークイベントで教えていただいた、東浩紀さんの「訂正する力」を読んでいる。 わたしはこんなにも周りに親切にしてくれる人達がいるのに、たくさん間違いをして、人を傷つけて、罪悪感で死にたさが募る。 だけど、間違った

          デイビゴ

          デイビゴは変な夢を見れるので気に入っている入眠剤。眠りが浅くすぐ目が覚めてしまうけど、入眠は早く、そこも気に入っている。 さっき見た夢も変によくできた夢だった。 舞台は工事現場。半透明のビニールテントのようなもので覆われている広々とした、光が差し明るい場所で、数人のヘルメットを被った作業員らしき人たちがシャベルで土を掘り返している。 やがて休憩なのか何なのか、作業員たちが全員出ていった。 誰もいなくなったその場所の奥の一角は土が盛られた状態になっていて、そこに向かってアー