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73.自分の機嫌は自分で取ろう

「自分の機嫌は自分で取ろう」
この言葉と出会った時、一目惚れのような「はっ!」とした感じと、「はっ!」としたってことは、今まで自分の機嫌を自分で取れていなかったのか、ということに気付かされた。

機嫌って、どのように生まれてくるのだろう?
出勤前、有り得ないくらい雨がざぁざぁ降っていたり、サランラップが使っている途中に切れてストックがない時(自分のせい)、鞄の中に入れていた文庫本のページに変な折り目がついた時(これも自分のせい)、ちょっとしたことで機嫌が傾く。些細な嫌が続くと、心がくさくさ状態になるのだ。
逆に、観葉植物が新芽を出して育っていてくれたり、シャッフル再生で好きな音楽が流れた時、部屋中を掃除して換気してさっぱりした気分の時、これもほんの些細なことで機嫌が良くなる。機嫌って、自分から発生するものと、外部から意図せずやってくるもの、二つから存在するのだと思う。

些細なことでご機嫌ポイントを少しずつ貯金しながら、「自分の機嫌を自分で取る」ために私が心掛けていることをちょっとご紹介。

1.お気に入りのプレイリストを用意しておく

大好きなバンドの大好きな曲ばかりを集めた私的最強プレイリストを幾つか作っていて、移動中や家事・料理をしていたり、一人の時は常に流している。やる気が出なくて停滞していても、音楽の流れでふわ~っと動けることも。

2.好きな嗜好品を用意しておく

週一の買い出しで必ず買うもの、100%のフルーツジュース!
それもちょっといい感じの、ウェルチとかトロピカーナの大きいやつ。疲れた時、一口くっと飲むと気分がほぐれる。(お気に入りは濃いグレープ)

3.外の空気を吸う、空気の匂いを嗅ぐ

朝起きてすぐベランダに出て、すぅぅと空気を吸い込んだり、夕方、日光浴を終えた植物を室内に移動させるついでに外の空気を感じるとリセットされる感じがする。

4.香りで切り替える

大のお香好きなので、お気に入りお香を数種類ストックしている。
朝一、掃除後、帰宅後、白檀の香りを嗅ぐと心が穏やかになるこの効果はすごい。お出掛け前、軽い香水を一吹きして気分を変えることも。

5.入念に手を洗う

石鹸をもこもこに泡立てながら、いつもよりしっかり入念に手を洗う。きれいなタオルで丁寧に拭いてハンドクリームを擦り込むと、まっさらぴかぴかな手になって、清々しい気持ちが蘇ってくる。

6.考えが滞ったら読書に没頭してみる

何もしたくない時、何を聞いても反抗的になってしまう時は、一時的でも何もしないで読書に没頭する。自分のことを忘れて物語の主人公に思考をシフトさせると、現実に戻ってきた時にちょっと気持ちが和らいでいたりする。

7.しっかり身支度をする

一日を過ごしやすくベストな自分でいるために、できる限り身支度はちゃんとする。お気に入りの服とか、いつもと違うお化粧。私の場合はイヤリング収集マニアなので気分によって何を付けるか変えている。

8.楽しい予定を自分で作る

会社員時代によくやっていたこと。楽しいことは週末の休日に集まりがちなので、平日の夜にも楽しくなる予定を手帳に書いて気持ちを上げていた。「月曜は残業しないで帰宅し、だらだら時間を過ごす」、「木曜日に早く退勤できたら一人映画に行く」など。

9.玄関をぴかぴかにする

がっつり風水に気を付けている訳ではないけれど、物事が運び込まれてまた出ていく場所である玄関は綺麗な方がいいと思っている。週1~2はミニ箒で砂利や埃を掃き、住居洗剤でぴかぴかに磨く。

10.「ありがとう」を先に言う

お礼を言う時、つい「ごめんね」、と先に言ってしまいそうになるのだけど、意識的に「ありがとう」から先に言うように気を付けている。言われて嬉しい、言って嬉しい最強のパワーワード。

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この中には習慣になっているものも、意識的にしていることも混ざっている。まずは自ら機嫌を取りながら、自分にとって心地よい環境を整えることで、自分に関わる人たちも機嫌よく過ごしてもらえるといいな、と思う。自分にしかわからないような、生活のほんの小さな、ちょっとしたことを大切にしていきたい。

おわり

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*OSUSUME*


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