今週の水曜日、行ってきました。
喫茶フィガロさんのふゆぶんに。
平日だったので、仕事おわり。
長引いたこともあり、途中からの参戦となりました。
今回はカムパネルラの容原静さんによる詩の朗読会。
容原さんには『バケツズ』の朗読公演『へるへるへるへ』にも参加いただく予定なので、これは是非にと思い、京阪で大阪と京都を特急で飛ばしてきました。
ただ、本編には間に合わず、途中の参加型コーナーのところで参加をする形となったのは申し訳ないところ。
ですが、容原さんの詩は十分に楽しめたので良かったです。
容原さんの詩は、リズミカルで抑揚があり、メロディのない(フロウはある)歌のようだなと思うことがあります。
くっきりとした言葉の中に印象的なフレーズとリフレイン、何よりその熱量に心を動かされる。
魂からの放出というか、言葉の礫というか。
私は、脚本や小説などを書くので、一言葉一言葉じっくり楽しんでもらいたいなあと思う気持ちがあるのですが、要原さんのパフォーマンスはそれと対をなすように言葉を雨霰のごとく浴びることができるのでそこがまた良い。
(その後でしっかりとテキストを確認できるところも素晴らしいですよね。)
人の思考で生まれた言葉を短い時間にたくさん聴くことのできる贅沢さと言いますか。そのような機会は平々凡々と生きている中では生まれません。
言葉は誰かを救う魔法でもあれば、誰かを陥れる呪いでもあると私は思っていて、そんな言葉の力を容原さんのパフォーマンスを見ていると改めて信じてみたくなるから不思議です。
ちなみにここからは余談ですが、私もこの場で詩、というかカニについての思いを述べたりしました。オープンマイクみたいなスタイルだったのです、イベントの後半は。
最後に、その言葉を掲載し、供養して終わりとします。
容原さん、お疲れ様でした。
また、30日は頑張りましょうね。