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20歳の独立日記

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就職率99%の専門学校で就職せずに、フリーランスデザイナーとして独立した20歳の毎日。嬉しかったことも、悲しかったことも全部書きます。
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2018年7月の記事一覧

20歳の独立日記〜52日目〜

7月1日(日曜日) 今日は1ヶ月前から企画していたイベントの当日だった。 京都のタリキチというイベントスペースを借りて、学生向けのフリーランスの働き方についてセミナーと、ワークショップを行った。 正直人が来るか怖かったのだが、協力者2人のおかげで多くの方に来て頂いた。イベント自体もとても盛り上がった。 学ぼう、明日からできることを見つけよう、仲間を作ろうという「主体性」のある方たちが集まってくれた。 自分はライフデザインワークショップと称して、ワークショップを行った

20歳の独立日記〜53日目〜

7月2日(月曜日) 今日から茨城県にあるシェアハウス「アトリエ」の住人として暮らしている。 僕の部屋から見える景色。何にもない。静かだし、夜は真っ暗。ビルが無いから空が広い。遮るものが無いからめっちゃ暑い。 今日は市役所で手続きをしてきた。引っ越しをするのも大変。シェアハウスの住人の2人がついてきてくれた。「ここに名前で、ここに今の住所かいて〜」しかもクルマで市役所まで送ってくれた。 原付の免許は取ろうと思った。あー、自転車の方がいいかなぁ。でも家から出ない方がいいか

20歳の独立日記〜54日目〜

7月3日(火曜日) 朝6時に起きた。サッカーはもう終わって、日本は負けていた。「いい試合だった」らしい。サッカーは好きだけど、わざわざ見ようとは思わない。 小学校のときからずっとそう。友達にプロサッカー選手を目指す男の子がいた。市丸くんという名前。市丸くんはすごくサッカーが上手で、三年生なのに六年生と一緒に練習をしていた。彼が所属するサッカーチームは地区大会の優勝常連だった。 練習がない日も友達とサッカーで遊んでいた。僕はそれを横目に、友達の家にイナズマイレブンのゲーム

20歳の独立日記〜55日目〜

7月4日(水曜日) 最近とても早起き。7時に起きるなんて、大阪時代には考えられない。リビングで寝ることが多くて、住居人の出勤のタイミングで起きる。とても良い。 シェアハウスアトリエには"ぽけ"がいる。ぽけはパグだ。(ぽけーってしてるから、名前がぽけなのかも)朝起きてぽけを撫でた。 屋上に行ってギターを弾いた。全然弾けなくて笑ってしまった。スピッツのチェリーを練習した。きみを忘れないー。 今日は「茨城県近代美術館」に行った。美術館ってとても涼しい。中には彫刻、絵画、版画

20歳の独立日記〜56日目〜

7月5日(木曜日) 今日は朝から晩まで作業。おととい、昨日と水戸市を散策して疲れた。1時間歩いてDAISOに行くなんて、大阪にいたときには考えられなかった。 昨日、神社に行った。東照宮という名前。朝9:00の境内は誰もいなくて、シーンとしていた。手を清めて、お参りした。お賽銭に500円入れた。 「いい出会いがありますように」 そしたら今日、シェアハウスに色んな人が来てくれた。 僕の住むシェアハウス「アトリエ」では、色んなイベントを開催している。今日はビジネスセミナー

20歳の独立日記〜57日目〜

7月6日(木曜日) デザインで損している人が多すぎる。カッコいいバンドには、かっこいいデザインが必要。 スマホで作ったやつと、デザイナーがしちんと作ったものでは印象が違いすぎる。全国流通してるようなバンドですら、視覚的に情報を伝えるということに興味がなさすぎる。 ブランディングって本当に大切。デザイナーがしっかりアウトプットのコントロールをして、バンドの雰囲気をしっかりと伝えていく。 ライブに来たことのある人には、また行きたいなと思わせること。ライブに来たことのない人

20歳の独立日記〜58日目〜

7月7日(土曜日) 七夕なのに関西は豪雨。僕の住む関東地方は晴れでした。実家のことが心配で連絡をすると、「大丈夫やで〜」とのこと。いつもと変わらないテンションで安心した。二階まで浸水して、家に閉じ込められた人もいるとニュースで見た。怖かったから、安心できた。 今日は久しぶりにオフの日。大阪での仕事は一段落してきた。自転車にも慣れて、コンビニにも地図なしでいける。だから今日は冒険をして、JR水戸駅の近くにあるBARに1人で行ってみた。友達を作りたかった。 21:00にBA

20歳の独立日記〜59日目〜

7月8日(日曜日) 好奇心が「気づき」を作り、「引き出し」の多さを作る。つまり、好奇心とはセンスなのだと思う。 情熱大陸というドキュメンタリー番組がある。毎回毎回、その道の第一線で輝くプロに密着して、その人の思考や働き方に触れる番組だ。 グラフィックデザイナーの祖父江慎さんの特集をしていたことがあった。祖父江さんは、コズフィッシュというデザイン会社の社長。意図的に本を崩した印刷をしてみたり、斜めに裁断した本を発売したりする。装丁の常識を覆すデザインが魅力。 祖父江さん

20歳の独立日記〜60日目〜

7月9日(月曜日) 今日で60日目。ほとんど2ヶ月、毎日、日記を書き続けた。自分にとって毎日同じことを続けることも、誰かに見てもらうためにライティングをすることも初めてだった。 書き始めて本当によかった。自分の頭の中のことを言語化できるし、誰かに話すときにも一度ブログで書いたことが多く、きちんと伝えることができる。 1日目のブログを見てみた。 →こちら 吉本ユータヌキさん、トミナガハルキさん、アカマツさんと出会ったことが書いてある。 この日にお会いできたお三方し

20歳の独立日記〜61日目〜

7月10日(火曜日) POPEYEという雑誌の「二十歳のとき、君は何をしていたか」という特集がある。大好きな企画だ。 第一線で活躍するクリエイターや俳優、スポーツ選手が自分の人生を振り返り、20歳のとき何をして何を考えていたのかを語る。 細野晴臣、長谷川穂積、瑛太、葛西薫に安藤サクラなど約30人以上の年代、年齢も別々の人達。 それぞれの分野で成功した人達(この言葉はあんまり好きじゃない)には、20歳の過ごし方に共通点が3つあった。 1.ブレない行動指針がある。 2.

20歳の独立日記〜62日目〜

7月11日(水曜日) 努力は要らないと思う。 力の出せることに時間を使った方がいいと思う。僕は、頑張りたいときに頑張れない人だ。「学校に毎日行くぞ!」と張り切っても、次の日の朝には布団から出れなかったり。 ダメだなだって思って、ちょっとした自己嫌悪に陥って、誰にも会いたくなくなった。母親にも責められ、先生からも責められた。そして、また、学校に行きたくなくなるというスパイラル。 頑張れること、力を出せることに全力になればいい。 自分の現状に満足できていなくても、ダ

20歳の独立日記〜63日目〜

7月12日(木曜日) 海に行ってきた。 三年ぶりのこと。シェアハウスの住人にサーファーの男の人がいて、連れて行ってもらった。笑顔の素敵な人で、肌が黒くて、海の男って感じ。料理が上手。 「サーフィンはねぇ、いつもとは違う気持ちになるんだよ。波に乗って、海の上に立って、海に落ちて。最高だよね」 サーフィンの魅力を聞くと、こう答えてくれた。 いざ、波乗り!というわけにも行かず、ストレッチしてトレーニング。 重心はボードの前で、腕はしっかりボードの左右を持つ。脚はまっすぐ

20歳の独立日記〜64日目〜

7月13日(金曜日) 若くしてフリーランスになった人に、圧倒的に足りないものがある。それも仕事で1番大切なこと。 信頼が足りない。 個人事業主としてやっていこうと決めたときに悩むこと。仕事を始めて、バリバリ働いて、稼ぎたいのに、そもそも仕事が来ない。どうしていいのか分からない。 理由は色々ある。 ・あなたのことを知らない ・あなたが何をできるのか知らない ・実績がない 他にも色々あるが、依頼が来ないくらい初期の段階で、引っかかるのはこのくらい。 「20歳

20歳の独立日記〜65日目〜

7月14日(土曜日) すぐに動けない人がいる。石橋を叩いて、叩いて渡らない人がいる。 「慎重」というのはとても大切なこと。儲からない人か儲かる人か、それを分けるのは経営者目線で働いているかどうかなワケで。そういう意味で、慎重というのはとても大切なことだ。 ただし、失うものが無い20代前半の我々は、そんなリスクヘッジを取っていてもしょうがない。 バッターボックスに立てば、必ずフルスイングをする。バントの技術も大切だが、そんなことは後からいくらでも学ぶことができる。 例